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欧州気まま旅+トキドキ国内旅行 The Travel of Europe

芸術の森に ブレラ美術館 ミラノ

2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

★芸術の森に分け入るように ブレラ美術館 ミラノ


 昨日、絵画の修復のところで出てきた"Lorenzo Lotto"(1480-1556)の作品です。




 ピエタ 

『聖母マリア』の悲嘆にくれた悲しみの表情が、すごくリアルに伝わってきます。
『マリアは』はぐったりと気を失っているような脱力感を感じます、それを『ヨハネ』が後ろから両手で支えています。
『マリア』の手には力がなくそれを二人の天使が支えています、かなり斬新な解釈ですね。




 次は"Bartolomeo Montagna"(1450-1523)の作品です。

 "S Gerolamo" S Gerolamoは日本では『聖ヒエロニムス』と訳されることが多いです。

 荒野の聖人ですね、この絵からも、右側に険しい階段を上って修道院に行く修道士と対照的に『ヒエロニムス』は怠惰に頬づえをついて瞑想にふけっています。

 思わず絵の感想から怠惰などと書いてしまいましたが、この方、ギリシャ哲学にも深い造詣を持つ、キリスト教の神学者で、現在の聖書のもとになるものを作成しました、とてもえらい坊さんなのです。

 このポーズで書かれていることが多いですね。


 

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