goo blog サービス終了のお知らせ 

囲碁日記:明日への一打

囲碁上達を夢見る一アマチュアの日記です。

「参謀」

2014年09月12日 22時22分25秒 | 棋書
森繁和著「参謀 落合監督を支えた右腕の『見守る力』」を図書館から借りて読んだ。

この本を読むと、中日の落合監督のマネジメント力はとても高かったということが分かるし、その落合監督を投手コーチそしてヘッドコーチとして支えた森繁和氏の働きにも感心させられる。

「(落合)監督のように選手の将来、プロ野球の将来を考えながら勝つことをめざしていた野球人はそうはいないのではないだろうか」と森氏は書いているが、その長期的な視点にたちつつ様々な施策を打ち出す落合監督と、その施策を実現してきた森コーチは絶妙のコンビだったのではないか。落合監督あっての森コーチ、森コーチあっての落合監督だったと思える。

今だから言えるといった裏話も書かれており、面白く読むことができた。
落合監督や野村克也監督の著書と同じようなことが書かれている部分もあり、それなりに道を究めた人には共通する考え方があるのだなと思った。

例えば「孤独な時間の過ごし方」について。
森氏は「潰れない選手、伸びる選手には共通点がある」として「孤独な時間をきちんと過ごせること」を挙げ、「特に投手の場合、この共通点は大成するために絶対不可欠な条件だと感じる」と、その重要性を述べている。
孤独な時間に何をするのかというと、「自分を見つめ直すこと」、「すなわち一人で野球を考えること」だという。
自分を冷静に見つめ直し、何をどうすべきか、自分の頭で考えることが大事、というわけだ。
また、「オフや試合後、一人でゲームやパチンコをやっている投手は、なかなか一人前にならない」とあった。藤原和博氏の著書でもやり玉にあがっていたが、ゲームとパチンコに溺れているようでは駄目、ということが書かれていた。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« レアな存在をめざすこと | トップ | 夏の思い出:京都旅行8月18日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

棋書」カテゴリの最新記事