宝酒造杯の申し込みについて書いた以前の記事について、少し考えが変わってきた。
募集要項も含め大会のルールは主催者が決めることで、申し込む側としては要望は述べるにしても、それが折り合わなければ参加しなければよいだけのこと。
また、勝てないと面白くないのは事実だが、一方で、負かされると分かっていながらレッスンを受けてもいたわけだから、勝てる見込みがなく面白くないので大会に参加しないというのは、理由が消極的、後ろ向きだった。
レッスンで何度も何度も負かされ手直しされているうちに、大会で負かされても指導を受けていると思えば良いだけではないかという気になってきた。負けるのは自分が相手より弱いからであって、負けた後にどこが悪かったかひと言でもコメントしてもらえれば、何がしか得るものがあるはず。私には、教えていただくという気持ちが欠けていた。宝酒造杯は5局打てる(しかもお弁当付き)が、強い人に5局も教えてもらえる機会など、そうそうあるものではない。
クラス替えに対して文句を言ったり、愚痴っぽいことを書いたのは筋違いであった。
とはいえ、現在の実力では名人戦は申し込みづらい。
来年申し込むとしたら、あらかじめ6段で参加できるか問合せした方が良さそうだ。
以下は、元の記事(11月5日23時)。
========================
宝酒造杯横浜大会の対局カードが届いたが、申し込んだ6段戦ではなく名人戦になっていた。
東京大会1は級位戦の対局カードが届き、手違いだったということで6段戦のカードを再送してくれたので、また何かの間違いかなと思い、日本棋院に問い合わせた。
ところが、以前6段戦で優勝していたので、クラスを上げたと言われてしまった。
確かに優勝したことはあり、当時名人戦にクラスを上げたが、まったくと言ってよいほど実力不相応だった。優勝したのはもう4年も前の話で、このところ6段戦で参加してきたのに、なぜ今になって6段戦の参加を認めてくれないのか。
日本棋院の男性は「今回は過去の成績を遡って調べた」という。
大会の募集要項には、
「棋力相応のクラスにお申し込み下さい。前年度参加クラス(参加級)で3勝以上された方は本年度は前年同クラス(参加級)以上に、優勝された方は1クラス以上上位クラスにお申し込み下さい。事務局でも受付時に申し込みクラスの妥当性を確認させていただきます。」
とある。
優勝したら上位クラスというのは「前年度」のことではないのか。何より棋力相応のクラスに申し込めとあるではないか。
去年の横浜大会は6段戦で1勝2敗だったし、その後日本棋院の大会で6段戦では1勝もできていない。最近の成績からすれば、5段戦、いや4段戦に申し込みたいくらいである。
記録をみたのであろう、男性は「確かに0勝ですね」と言いつつも(口調が半笑い)、「クラス替えは認められません」と突っぱねられてしまった。
6段戦で申し込むのさえ躊躇したのに、名人戦など楽しめない。
強い人に打ってもらって勉強になるのが楽しい、という程前向きな気持ちになれない。
横浜は遠いし、それだったら棄権すると男性に伝えた。
「キャンセルということですね」と言う男性の声のトーンがやたら明るかったのにも少々苛ついた。
棋力詐称問題が起きたのか、名人戦クラスの参加者を増やしたいのか分からないが、名人戦クラスに相応しい棋力を身につけないと、宝酒造杯には参加できそうにない。
成績のあがらない私のようなへっぽこを取り締まるより、幽玄の間で8段で打っているような人が5段戦や6段戦に出場する方を規制した方がよいのではなかろうか。
棋力が落ちてきた者にとって、宝酒造杯は冷たい大会になったと感じる。
募集要項も含め大会のルールは主催者が決めることで、申し込む側としては要望は述べるにしても、それが折り合わなければ参加しなければよいだけのこと。
また、勝てないと面白くないのは事実だが、一方で、負かされると分かっていながらレッスンを受けてもいたわけだから、勝てる見込みがなく面白くないので大会に参加しないというのは、理由が消極的、後ろ向きだった。
レッスンで何度も何度も負かされ手直しされているうちに、大会で負かされても指導を受けていると思えば良いだけではないかという気になってきた。負けるのは自分が相手より弱いからであって、負けた後にどこが悪かったかひと言でもコメントしてもらえれば、何がしか得るものがあるはず。私には、教えていただくという気持ちが欠けていた。宝酒造杯は5局打てる(しかもお弁当付き)が、強い人に5局も教えてもらえる機会など、そうそうあるものではない。
クラス替えに対して文句を言ったり、愚痴っぽいことを書いたのは筋違いであった。
とはいえ、現在の実力では名人戦は申し込みづらい。
来年申し込むとしたら、あらかじめ6段で参加できるか問合せした方が良さそうだ。
以下は、元の記事(11月5日23時)。
========================
宝酒造杯横浜大会の対局カードが届いたが、申し込んだ6段戦ではなく名人戦になっていた。
東京大会1は級位戦の対局カードが届き、手違いだったということで6段戦のカードを再送してくれたので、また何かの間違いかなと思い、日本棋院に問い合わせた。
ところが、以前6段戦で優勝していたので、クラスを上げたと言われてしまった。
確かに優勝したことはあり、当時名人戦にクラスを上げたが、まったくと言ってよいほど実力不相応だった。優勝したのはもう4年も前の話で、このところ6段戦で参加してきたのに、なぜ今になって6段戦の参加を認めてくれないのか。
日本棋院の男性は「今回は過去の成績を遡って調べた」という。
大会の募集要項には、
「棋力相応のクラスにお申し込み下さい。前年度参加クラス(参加級)で3勝以上された方は本年度は前年同クラス(参加級)以上に、優勝された方は1クラス以上上位クラスにお申し込み下さい。事務局でも受付時に申し込みクラスの妥当性を確認させていただきます。」
とある。
優勝したら上位クラスというのは「前年度」のことではないのか。何より棋力相応のクラスに申し込めとあるではないか。
去年の横浜大会は6段戦で1勝2敗だったし、その後日本棋院の大会で6段戦では1勝もできていない。最近の成績からすれば、5段戦、いや4段戦に申し込みたいくらいである。
記録をみたのであろう、男性は「確かに0勝ですね」と言いつつも(口調が半笑い)、「クラス替えは認められません」と突っぱねられてしまった。
6段戦で申し込むのさえ躊躇したのに、名人戦など楽しめない。
強い人に打ってもらって勉強になるのが楽しい、という程前向きな気持ちになれない。
横浜は遠いし、それだったら棄権すると男性に伝えた。
「キャンセルということですね」と言う男性の声のトーンがやたら明るかったのにも少々苛ついた。
棋力詐称問題が起きたのか、名人戦クラスの参加者を増やしたいのか分からないが、名人戦クラスに相応しい棋力を身につけないと、宝酒造杯には参加できそうにない。
成績のあがらない私のようなへっぽこを取り締まるより、幽玄の間で8段で打っているような人が5段戦や6段戦に出場する方を規制した方がよいのではなかろうか。
棋力が落ちてきた者にとって、宝酒造杯は冷たい大会になったと感じる。
同じクラスで複数回優勝者が出てしまうのも...
冷たく感じるのであれば別の大会でがんばってみては?
名人戦クラスはアマ名人などが参加されたりしているので、かなりレベルが高い感があります。
現在の実力は認識しているし、今のところ大会で頑張ってみようという気持ちにはならないですね。ネット碁と、たまにお願いするプロの指導碁で十分楽しめますし。