最近忙しかったせいもあって、あまり娘の囲碁の相手をしてやれなかった。
今日は割りと早く帰ってきたせいか、私が晩御飯を食べ終わるのを待っていて「囲碁を打ちたい」と言ってきた。
娘は図書館で借りた囲碁の本を読んで娘なりに勉強し、実際に石を打って勉強したことを試したいと思ったようだった。
娘は19路盤で打ちたがった。それを「まだ無理」と言い聞かせて9路盤で打ったのはいいが、石を置きたがらない。
大人の真似をしたいのか、それとも見栄っ張りなのかなあ。
私としては多少手加減はしてもあまり変な手は打ちたくない。
そう思っていたら、娘の盤上の石が全部死んでしまった。
そんなつもりではなかったが、そういう結果になるのも無理もない。
すると娘は自分だけ取られて私の石を取れないのが悔しいのか、プイと横を向いてポロポロ涙を流して泣いてしまった。
それでもまだ打ちたいと言い、今度は19路盤で打つと言って譲らない。
しょうがないので石を置くならいいと言うと、さすがに今度は石を置かないとダメだと思ったらしく、素直に石を並べ始めた。
とりあえず25個石を置かせてみた。
娘はこの前の任天堂こども大会で27級の認定状をもらった程度だから入門からちょっと進んだレベルである。
それに対して、私は一応幽玄の間6段だから、25個石を置いても上手に緩いハンデだった。
実際、娘は始めこそ盤上黒石ばかりで勝てると思ったのか気分良く打っていたが、だんだん機嫌が悪くなってきた。
そして終にはパス、といって打たなくなってしまった。
「負けましたってこと?」と聞くと、「うん」と小さく頷いたかと思うと、今度もまたポロポロ涙を流して泣くのだった。
それでもまだ打ちたいと言う。よっぽど悔しいのだろう。
もう遅いし時間も掛かるから9路盤で石を置くならいいよと言って、9路盤に9つ置かせて打った。
この前打った時は9つも置くと勝負にならないくらい娘が勝ったし、今度はさすがに私も負けるだろうと思っていた。
しかし、娘は元より地を取ろうという意識がなく、いつもよりも相手の石を取ろうという気持ちが強かったと見えて自分の石が取られることに目が向いておらず、手加減してもどんどん黒の形勢が悪くなる。
最後まで打ったものの、打ち終わった途端、娘はぷいっと立ち上がって部屋から出て行ってしまった。
整地して数えたら白の11目勝ちだった。
「こら、終わったら何て言うの!」と叱ると、しばらく間を置いて戻ってきて肩と声を震わせながら「ありがとうございました」と言ってまた出て行き、そのまま布団に直行したかと思うと声を上げて泣き、家内に慰められていた。
私は小学校6年の頃に今は亡き父に碁を教わった。井目風鈴中四目でも勝てずに涙し、悔しくて父から借りた瀬越憲作九段の「置碁の打ち方」を布団の中で読みながら寝たことなどを思い出す。
私はその後も囲碁を続けて今に至っているが、娘は囲碁が嫌になってしまうのではないかと少々気にならないでもない。
自分が教えるより囲碁教室に通わせた方が良いという認識はある。
できることなら依田塾にでも通わせたいところだが、依田塾の料金は私の稼ぎでは到底手が届くような水準ではないので、市ヶ谷の日本棋院の囲碁学校か、近くの子供教室あたりを考えているところだ。
それから、娘は棋譜並べをするのは余り抵抗がないようなので、9路盤の棋譜をリコー杯のホームページなどから入手して並べさせようかな、などと考えている。
今日は割りと早く帰ってきたせいか、私が晩御飯を食べ終わるのを待っていて「囲碁を打ちたい」と言ってきた。
娘は図書館で借りた囲碁の本を読んで娘なりに勉強し、実際に石を打って勉強したことを試したいと思ったようだった。
娘は19路盤で打ちたがった。それを「まだ無理」と言い聞かせて9路盤で打ったのはいいが、石を置きたがらない。
大人の真似をしたいのか、それとも見栄っ張りなのかなあ。
私としては多少手加減はしてもあまり変な手は打ちたくない。
そう思っていたら、娘の盤上の石が全部死んでしまった。
そんなつもりではなかったが、そういう結果になるのも無理もない。
すると娘は自分だけ取られて私の石を取れないのが悔しいのか、プイと横を向いてポロポロ涙を流して泣いてしまった。
それでもまだ打ちたいと言い、今度は19路盤で打つと言って譲らない。
しょうがないので石を置くならいいと言うと、さすがに今度は石を置かないとダメだと思ったらしく、素直に石を並べ始めた。
とりあえず25個石を置かせてみた。
娘はこの前の任天堂こども大会で27級の認定状をもらった程度だから入門からちょっと進んだレベルである。
それに対して、私は一応幽玄の間6段だから、25個石を置いても上手に緩いハンデだった。
実際、娘は始めこそ盤上黒石ばかりで勝てると思ったのか気分良く打っていたが、だんだん機嫌が悪くなってきた。
そして終にはパス、といって打たなくなってしまった。
「負けましたってこと?」と聞くと、「うん」と小さく頷いたかと思うと、今度もまたポロポロ涙を流して泣くのだった。
それでもまだ打ちたいと言う。よっぽど悔しいのだろう。
もう遅いし時間も掛かるから9路盤で石を置くならいいよと言って、9路盤に9つ置かせて打った。
この前打った時は9つも置くと勝負にならないくらい娘が勝ったし、今度はさすがに私も負けるだろうと思っていた。
しかし、娘は元より地を取ろうという意識がなく、いつもよりも相手の石を取ろうという気持ちが強かったと見えて自分の石が取られることに目が向いておらず、手加減してもどんどん黒の形勢が悪くなる。
最後まで打ったものの、打ち終わった途端、娘はぷいっと立ち上がって部屋から出て行ってしまった。
整地して数えたら白の11目勝ちだった。
「こら、終わったら何て言うの!」と叱ると、しばらく間を置いて戻ってきて肩と声を震わせながら「ありがとうございました」と言ってまた出て行き、そのまま布団に直行したかと思うと声を上げて泣き、家内に慰められていた。
私は小学校6年の頃に今は亡き父に碁を教わった。井目風鈴中四目でも勝てずに涙し、悔しくて父から借りた瀬越憲作九段の「置碁の打ち方」を布団の中で読みながら寝たことなどを思い出す。
私はその後も囲碁を続けて今に至っているが、娘は囲碁が嫌になってしまうのではないかと少々気にならないでもない。
自分が教えるより囲碁教室に通わせた方が良いという認識はある。
できることなら依田塾にでも通わせたいところだが、依田塾の料金は私の稼ぎでは到底手が届くような水準ではないので、市ヶ谷の日本棋院の囲碁学校か、近くの子供教室あたりを考えているところだ。
それから、娘は棋譜並べをするのは余り抵抗がないようなので、9路盤の棋譜をリコー杯のホームページなどから入手して並べさせようかな、などと考えている。
娘さんとはいえ、GOTEKING失格ですよぉ!
娘さん、私でよければお相手(勿論、碁のね)しまぁす。
…西荻の囲碁サロン「周」とか、どうでしょう?
http://www.ogawatomoko-igosalon.com/annai.html
一応小川先生の教室があることはネットで検索して知ってはいましたが、やはり習わせるなら総本山の日本棋院かなあと思っています。