あをき歌
2007年08月10日 | 色
地を離れゆきし日輪炎熱の蒼天を駆る 破顔のごとし(春日井 建氏への追悼歌)
あはれ天の碧き膂力をおもふべし人人人人人になだるる
月読はをのこにあればおとがひの蒼きににほふ零落のあれ
透明なシトラスミントの碧い息今日は誰にも振りむかない日
高々とカイトゆく空ライトブルー振り落としたき願ひもあらむ(折句たからふね)
信号機青にて背には風立ちぬ 秋桜寺にわれ捨て子しつ
立ちつくす手に子はすがり「青空をめくれば何があるの」と聞けり
うしろめたさうに青空晴れ渡るいいんだ君にも諸般の事情