<2007・12・28>
1週間ほど入院してました。
もうだいぶからだのほうは治りつつあるけど
精神面での復活には時間がかかりそうです。
好きな詩人の谷川俊太郎の詩
なかでも1番好きな詩を載せます。
「これが私の優しさです」
窓の外の若葉について考えていいですか
そのむこうの青空について考えても?
永遠と虚無について考えていいですか
あなたが死にかけているときに
あなたが死にかけているときに
あなたについて考えないでいいですか
あなたから遠く遠くはなれて
生きている恋人のことを考えても?
それがあなたを考えることにつながる
とそう信じてもいいですか
それほど強くなっていいですか
あなたのおかげで
この詩を読むと
どうしても母親のことを思い出します。
母親が死ぬ直前のことを思い出します。
一見ものすごく薄情なようであるのに
それが優しさだと言われれば
そうなのかもしれないと
深く考えさせられる詩です。