結局、9+1話分しか見れなかった。エヘ。
DLしておけば2日は視聴可能だったのか。どっちにしろ時間なかった。
いずれ全話もう一回見る。
シンカリオン再放送してたのね。BSの方は出遅れたんで、MXで見るわ。
まあ、また映画前にやるべ。
ちびっ子が楽しみにして来る映画に、あの陰険な関係を持ち越さないで欲しい。
今回後ろから見始めて、43話まで。そして、33話〜36話。
と、プレリュードZZ。
全部見ているはずなのに、案外覚えてないものね。
ちょっとしかだから、ZZ自体の内容にはあんまり言えることもないかな…。
白が一番と思ってたけど、やっぱり赤キュベレイも好きだ。何でプル機は濃紺なんだろな。
33話でハマーン様が部下とサイコガンダム?の話をしていた時、ロザミア・バダムの資料見てたのって何?何で彼らが持ってるのかしら。
あと、36話サイコガンダムMk―Ⅱに乗ったプルツーの台詞。
「ふん、ちょっと重いが前に使ってたやつの感じか」
前ってなんだ。眠る前だろうけど。
目覚めたばかりのプルツーとグレミーの会話も不思議だね。
プルとカミーユはシンクロしたり、イメージがオーバーラップしたりしてたけど、アーガマでの立場も似てたように思う。
その能力は利用しようとするのに、信用する人は少ない。だから、尚更共鳴してしまうのかなと思う。
サイコミュのプレッシャーも受けないから、勝ちたいのならプルを使うべきだという進言に対し、
「ただの育ち盛りの子にしか見えないが」
とブライト艦長は答える。
この人はZ最終話でコロニーレーザーを撃つ指示をせっつかれる中、
「分かっている。レーザー砲の中にはカミーユ達がいるんだよ。皆が逃げ出すまで、それまでは待つんだ」
カミーユ達がいるからと、待機を命じる。
クワトロ大尉達じゃなくて、カミーユ達なんだよね。
カミーユの父親にはなれそうにないと言っていたくせに、ZZではすっかりお父さんだ。
33話、ファの助けで地下室から救出された際、艦長に先を譲るジュドー。次に引き上げて貰う時の笑顔。
ブナ屋敷でも、ジュドーは迷わずブライトさんの元に飛び出していったしな。
その後、カミーユを案じるファに車を譲るブライトさんへ向けた表情は、ちょっと複雑そう。
何だかんだで、二人はいい関係になってたのね。
最終話でジュドーのこぶしを受けるブライトさんが辛い。ジュドーも辛い。でも、ちゃんと受け止める人がいてよかった。
ただ、サイコガンダムMk―Ⅱの襲来の時に、プルを使ってしまったことはミスじゃないかなあ。
彼女の言葉に耳を傾ける過程は必要だったから、難しいところだけど。
結局、プルをプルツーの元へ向かわせてしまう。この子は優しくされたら、期待されたら頑張ってしまう。
どの道プルは出撃したろうが、ジュドーを待つ時間は稼げたかもしれない。
34話『カミーユの声』では、敵からも味方からも「1機で何ができる」とか「1機でやろうなんて無茶だ」とか「1機では無理だ」なんていう台詞がぽんぽん飛び出して、カミーユの気配がプンプンしてたw
(33話でもファ→ルーのZと画面が切り替わることが何度かあった)
カミーユにしてもプルにしても、ジュドーのように飛び越えられないのはあの自己犠牲精神だよな。
どちらも強烈な存在否定を受けていて、自分の力以外頼るものがなく依存心が強い。そこはハマーンも同じだから、カミーユじゃなくジュドーなんじゃね。
命を捧げてしまっては、調和も協調もできないからねえ。
「その潔さを何でもっと上手に使えなかったんだ!
持てる能力を調和と協調に使えば、
地球だって救えたのに!」(最終話)
ジュドーが依存するところって妹だろうから、そこを脱皮できればやっぱ強いんじゃない。
ファは空港で連邦の高官?のえげつない会話を耳にしてしまうけど、カミーユはお構いなしに街に向かって走る。
この人は結局、誰かの思惑なんて関係ない。どこかで悲鳴が聞こえたら駆け出してしまうんだろう。(加減の効かない夜回り猫みたいな…)
「目の前で死にかけてる人がいたら、救うのが当然だ」(35話 ジュドー)
だから、カミーユもジュドーに託したんだね。
「優しいね、カミーユって。だって戦ってる間、ずっと声をかけてくれたんだもの」(34話 プル)
これは、自分がして欲しかったことを子供たちにしていたんじゃないかしらね。
彼の周りは大人ばかりだったし、だからといって彼らはどうしろと教えてくれる訳でもない。
親にならなくても、先生位にはなってあげても良かったんじゃないかなあ。
「オールドタイプなのさ。ちょっと前の痛みを忘れて次の事をやる」
「人間っていつまでもそうでしょうかね」(Z 37話)
カミーユっていちいち細かいとこまで覚えてそうだな。
33話の古着の仕分けで、カミーユ達の再登場と世代交代の予感はあったけど、カミーユはジュドー達に忘れない痛み・悲しみの記憶を伝えて、ジュドーに戦う理由を気付かせる。
「もし戦うのに理由がいるなら、その君の怒りこそ理由だ」(35話)
Z 37話、アムロとカミーユの会話。
「戦えそうか?」
「動いている方が楽ですから。泣いてたって、フォウは戻らない事はわかっています」
「大切な事だ。僕とシャアはそれがわかるのに7年もかかった」
「でも、僕には戦う意味というのがまだわからないんです」
「意味はないよ、戦い自体には。でも、人間は戦い続けて歴史を作ってきた。それがなければ、人間は滅んでいたさ」
「ベルトーチカさんが変わったのは、それを見つけたせいですか?」
「なぜ?」
「ダカールに事前工作に行くなんて、前には考えられませんでしたもんね」
「オールドタイプなのさ。ちょっと前の痛みを忘れて次の事をやる。
「人間っていつまでもそうでしょうかね」
アムロと比べたら、カミーユは甘っちょろいなwカツやシンタ・クムにも割と甘かったもんね。
アムロの導き方は男性的だけど、カミーユは女性的・母親的なんだよなあ。
彼はジュドーと強化人間のプルを引き離そうとしたりしない。自分がかつて見つけた可能性を示す。
彼らの関係が悪化したところで、子供たちの意識に介入し繋げた。
実は初対面の時から、ジュドーにびったりくっついてたんじゃね。カミーユって。
「その君の勘から発した、
君の怒りと苛立ちは理由になる」(46話)
この時はグレミーとの戦いも、プルツーとの関係も瀬戸際だったね。
迷いが出たら後悔するのも知っているし、自身もこうした大義と対決したからジュドーのプレッシャーも手に取るように分かる。
ジュドーに後悔させたくない、自分と同じようにはさせたくないのよね。
下手すりゃ命を落とすことになる。
「分かったよ。俺は間違いなく身勝手な人の独善に対して、皆の意思を背負って戦っている!」
「お前は血のことを言っているようだけど、その原点はどこから来た?
地球だろ。全ての物を生み育んできた俺たちの故郷だ。ザビ家の血なんて、その中の何千億分の一だろ。
そんなことが原因で争うなら、
アクシズの中だけでやってくれ!
地球は汚染されてるし、俺たちのコロニーは古くて腐っている。
今は人類全体がやり直さなくちゃいけないんだ。
あんたみたいに小さなことに拘る人間は倒さなくちゃ、地球圏に明日は見えないんだよ。
血に縛られたような人間は邪魔なんだよ。
人間の可能性をちっぽけな自己満足の為に、潰されてたまるか!」(46話)
「本当に排除しなければならないのは、地球の重力に魂を引かれた人間達だろう?
けど、そのために大勢の人間が死ぬなんて間違ってる!」
「人の心を大事にしない世界を作って、何になるんだ」(Z 50話)
きちんと二人の着地点は揃ったし、ジュドーの時はもっと確信を持った強い言葉になっている感じがするね。
35〜36話ってZ終盤を彷彿とさせる展開で、こうやって二人が重なり、バトンが渡されたのかなって思う。
カミーユ脱出の辺りから、ジュドーとコロニーの落下点を目指して走るカミーユが交錯する。
「好きだよ」
「プル…」
「空が…空が落ちてくる」
「カツ、お前たちの声を聞くことができるかもしれないな」
「目の前で死にかけてる人がいたら、救うのが当然だ」
「聞こえる…カツ」
「ハヤトさん!」
「どうしてみんなで生きていけないんだ!」
「いけない、空を落としちゃ。
駄目だ、これ以上悲しみを増やしたら」
ハヤトさんを撃ち落とした敵を追うジュドーに、戻ってこい、死にたくないという仲間の声が入り交じる中、
「こいつ、まだ逃げんとは正気か!」
「正気で戦争ができるか!」
(悲鳴を上げるプル)
カミーユの目の前でコロニーが落下。
36話、爆風のショックから意識を取り戻したジュドーは、バイザー部分の破損したヘルメットを外す。
割れているのは左目の辺り。
そして、ジュドーが人々の声を聞く。
「な、なんだ?人の声か?呻き、悲しみ?声?」
「こんな酷いことなんて、あるもんか!」
パニックを起こすジュドーに、カミーユが例の言葉を掛ける。
「もし戦うのに理由いるなら、その君の怒りこそ理由だ」
Z最終話。
「わかるはずだ、こういう奴は生かしておいちゃいけないって!わかるはずだ、みんな!みんなにはわかるはずだ!」
これって、ものすごく自分に言い聞かせるみたいな台詞だったよね。
この人は戦いの中で本当に孤独だったんだろう。
自分自身が人の命を奪っているのだから、何の正義もないってことは分かっている。
個人の敗北と言われればそうかもしれない。
正直、Zのラスト人々の意志が集まるという描写は、カミーユの願望から来る幻だと思ってる。
どうも今際の際に、望むものや会いたい人を見るようだし。
ハマーンがジュドーの後ろにカミーユを見たのについては、確かに彼は駆けつけてたんだと思うw
強化人間やニュータイプって、三途の川の向こうというか、無意識や混沌や宇宙との距離が近い人達なんでしょ。
ジュドーは「生き延びてやる」とも言うし、武器(搭乗機)にもそこまで執着が強くない(割とぽんぽん捨ててくる)、ニュータイプの中でも新しい子なんだろうと思う。
カミーユはジュドーに現実に引き戻して貰わねばならなかったし、ジュドーはカミーユの記憶と経験が基礎として必要だった。
お互いに足りないものを補う関係だったんじゃないですか。
なんとか収まったわ。
DLしておけば2日は視聴可能だったのか。どっちにしろ時間なかった。
いずれ全話もう一回見る。
シンカリオン再放送してたのね。BSの方は出遅れたんで、MXで見るわ。
まあ、また映画前にやるべ。
ちびっ子が楽しみにして来る映画に、あの陰険な関係を持ち越さないで欲しい。
今回後ろから見始めて、43話まで。そして、33話〜36話。
と、プレリュードZZ。
全部見ているはずなのに、案外覚えてないものね。
ちょっとしかだから、ZZ自体の内容にはあんまり言えることもないかな…。
白が一番と思ってたけど、やっぱり赤キュベレイも好きだ。何でプル機は濃紺なんだろな。
33話でハマーン様が部下とサイコガンダム?の話をしていた時、ロザミア・バダムの資料見てたのって何?何で彼らが持ってるのかしら。
あと、36話サイコガンダムMk―Ⅱに乗ったプルツーの台詞。
「ふん、ちょっと重いが前に使ってたやつの感じか」
前ってなんだ。眠る前だろうけど。
目覚めたばかりのプルツーとグレミーの会話も不思議だね。
プルとカミーユはシンクロしたり、イメージがオーバーラップしたりしてたけど、アーガマでの立場も似てたように思う。
その能力は利用しようとするのに、信用する人は少ない。だから、尚更共鳴してしまうのかなと思う。
サイコミュのプレッシャーも受けないから、勝ちたいのならプルを使うべきだという進言に対し、
「ただの育ち盛りの子にしか見えないが」
とブライト艦長は答える。
この人はZ最終話でコロニーレーザーを撃つ指示をせっつかれる中、
「分かっている。レーザー砲の中にはカミーユ達がいるんだよ。皆が逃げ出すまで、それまでは待つんだ」
カミーユ達がいるからと、待機を命じる。
クワトロ大尉達じゃなくて、カミーユ達なんだよね。
カミーユの父親にはなれそうにないと言っていたくせに、ZZではすっかりお父さんだ。
33話、ファの助けで地下室から救出された際、艦長に先を譲るジュドー。次に引き上げて貰う時の笑顔。
ブナ屋敷でも、ジュドーは迷わずブライトさんの元に飛び出していったしな。
その後、カミーユを案じるファに車を譲るブライトさんへ向けた表情は、ちょっと複雑そう。
何だかんだで、二人はいい関係になってたのね。
最終話でジュドーのこぶしを受けるブライトさんが辛い。ジュドーも辛い。でも、ちゃんと受け止める人がいてよかった。
ただ、サイコガンダムMk―Ⅱの襲来の時に、プルを使ってしまったことはミスじゃないかなあ。
彼女の言葉に耳を傾ける過程は必要だったから、難しいところだけど。
結局、プルをプルツーの元へ向かわせてしまう。この子は優しくされたら、期待されたら頑張ってしまう。
どの道プルは出撃したろうが、ジュドーを待つ時間は稼げたかもしれない。
34話『カミーユの声』では、敵からも味方からも「1機で何ができる」とか「1機でやろうなんて無茶だ」とか「1機では無理だ」なんていう台詞がぽんぽん飛び出して、カミーユの気配がプンプンしてたw
(33話でもファ→ルーのZと画面が切り替わることが何度かあった)
カミーユにしてもプルにしても、ジュドーのように飛び越えられないのはあの自己犠牲精神だよな。
どちらも強烈な存在否定を受けていて、自分の力以外頼るものがなく依存心が強い。そこはハマーンも同じだから、カミーユじゃなくジュドーなんじゃね。
命を捧げてしまっては、調和も協調もできないからねえ。
「その潔さを何でもっと上手に使えなかったんだ!
持てる能力を調和と協調に使えば、
地球だって救えたのに!」(最終話)
ジュドーが依存するところって妹だろうから、そこを脱皮できればやっぱ強いんじゃない。
ファは空港で連邦の高官?のえげつない会話を耳にしてしまうけど、カミーユはお構いなしに街に向かって走る。
この人は結局、誰かの思惑なんて関係ない。どこかで悲鳴が聞こえたら駆け出してしまうんだろう。(加減の効かない夜回り猫みたいな…)
「目の前で死にかけてる人がいたら、救うのが当然だ」(35話 ジュドー)
だから、カミーユもジュドーに託したんだね。
「優しいね、カミーユって。だって戦ってる間、ずっと声をかけてくれたんだもの」(34話 プル)
これは、自分がして欲しかったことを子供たちにしていたんじゃないかしらね。
彼の周りは大人ばかりだったし、だからといって彼らはどうしろと教えてくれる訳でもない。
親にならなくても、先生位にはなってあげても良かったんじゃないかなあ。
「オールドタイプなのさ。ちょっと前の痛みを忘れて次の事をやる」
「人間っていつまでもそうでしょうかね」(Z 37話)
カミーユっていちいち細かいとこまで覚えてそうだな。
33話の古着の仕分けで、カミーユ達の再登場と世代交代の予感はあったけど、カミーユはジュドー達に忘れない痛み・悲しみの記憶を伝えて、ジュドーに戦う理由を気付かせる。
「もし戦うのに理由がいるなら、その君の怒りこそ理由だ」(35話)
Z 37話、アムロとカミーユの会話。
「戦えそうか?」
「動いている方が楽ですから。泣いてたって、フォウは戻らない事はわかっています」
「大切な事だ。僕とシャアはそれがわかるのに7年もかかった」
「でも、僕には戦う意味というのがまだわからないんです」
「意味はないよ、戦い自体には。でも、人間は戦い続けて歴史を作ってきた。それがなければ、人間は滅んでいたさ」
「ベルトーチカさんが変わったのは、それを見つけたせいですか?」
「なぜ?」
「ダカールに事前工作に行くなんて、前には考えられませんでしたもんね」
「オールドタイプなのさ。ちょっと前の痛みを忘れて次の事をやる。
「人間っていつまでもそうでしょうかね」
アムロと比べたら、カミーユは甘っちょろいなwカツやシンタ・クムにも割と甘かったもんね。
アムロの導き方は男性的だけど、カミーユは女性的・母親的なんだよなあ。
彼はジュドーと強化人間のプルを引き離そうとしたりしない。自分がかつて見つけた可能性を示す。
彼らの関係が悪化したところで、子供たちの意識に介入し繋げた。
実は初対面の時から、ジュドーにびったりくっついてたんじゃね。カミーユって。
「その君の勘から発した、
君の怒りと苛立ちは理由になる」(46話)
この時はグレミーとの戦いも、プルツーとの関係も瀬戸際だったね。
迷いが出たら後悔するのも知っているし、自身もこうした大義と対決したからジュドーのプレッシャーも手に取るように分かる。
ジュドーに後悔させたくない、自分と同じようにはさせたくないのよね。
下手すりゃ命を落とすことになる。
「分かったよ。俺は間違いなく身勝手な人の独善に対して、皆の意思を背負って戦っている!」
「お前は血のことを言っているようだけど、その原点はどこから来た?
地球だろ。全ての物を生み育んできた俺たちの故郷だ。ザビ家の血なんて、その中の何千億分の一だろ。
そんなことが原因で争うなら、
アクシズの中だけでやってくれ!
地球は汚染されてるし、俺たちのコロニーは古くて腐っている。
今は人類全体がやり直さなくちゃいけないんだ。
あんたみたいに小さなことに拘る人間は倒さなくちゃ、地球圏に明日は見えないんだよ。
血に縛られたような人間は邪魔なんだよ。
人間の可能性をちっぽけな自己満足の為に、潰されてたまるか!」(46話)
「本当に排除しなければならないのは、地球の重力に魂を引かれた人間達だろう?
けど、そのために大勢の人間が死ぬなんて間違ってる!」
「人の心を大事にしない世界を作って、何になるんだ」(Z 50話)
きちんと二人の着地点は揃ったし、ジュドーの時はもっと確信を持った強い言葉になっている感じがするね。
35〜36話ってZ終盤を彷彿とさせる展開で、こうやって二人が重なり、バトンが渡されたのかなって思う。
カミーユ脱出の辺りから、ジュドーとコロニーの落下点を目指して走るカミーユが交錯する。
「好きだよ」
「プル…」
「空が…空が落ちてくる」
「カツ、お前たちの声を聞くことができるかもしれないな」
「目の前で死にかけてる人がいたら、救うのが当然だ」
「聞こえる…カツ」
「ハヤトさん!」
「どうしてみんなで生きていけないんだ!」
「いけない、空を落としちゃ。
駄目だ、これ以上悲しみを増やしたら」
ハヤトさんを撃ち落とした敵を追うジュドーに、戻ってこい、死にたくないという仲間の声が入り交じる中、
「こいつ、まだ逃げんとは正気か!」
「正気で戦争ができるか!」
(悲鳴を上げるプル)
カミーユの目の前でコロニーが落下。
36話、爆風のショックから意識を取り戻したジュドーは、バイザー部分の破損したヘルメットを外す。
割れているのは左目の辺り。
そして、ジュドーが人々の声を聞く。
「な、なんだ?人の声か?呻き、悲しみ?声?」
「こんな酷いことなんて、あるもんか!」
パニックを起こすジュドーに、カミーユが例の言葉を掛ける。
「もし戦うのに理由いるなら、その君の怒りこそ理由だ」
Z最終話。
「わかるはずだ、こういう奴は生かしておいちゃいけないって!わかるはずだ、みんな!みんなにはわかるはずだ!」
これって、ものすごく自分に言い聞かせるみたいな台詞だったよね。
この人は戦いの中で本当に孤独だったんだろう。
自分自身が人の命を奪っているのだから、何の正義もないってことは分かっている。
個人の敗北と言われればそうかもしれない。
正直、Zのラスト人々の意志が集まるという描写は、カミーユの願望から来る幻だと思ってる。
どうも今際の際に、望むものや会いたい人を見るようだし。
ハマーンがジュドーの後ろにカミーユを見たのについては、確かに彼は駆けつけてたんだと思うw
強化人間やニュータイプって、三途の川の向こうというか、無意識や混沌や宇宙との距離が近い人達なんでしょ。
ジュドーは「生き延びてやる」とも言うし、武器(搭乗機)にもそこまで執着が強くない(割とぽんぽん捨ててくる)、ニュータイプの中でも新しい子なんだろうと思う。
カミーユはジュドーに現実に引き戻して貰わねばならなかったし、ジュドーはカミーユの記憶と経験が基礎として必要だった。
お互いに足りないものを補う関係だったんじゃないですか。
なんとか収まったわ。