昨今の信州は馬鹿寒い!!! 寒波が入って居ると見え西山:北アルプス連峰は連日吹雪き:雪嵐の中にある!!!北アルプス連峰がスッキリと見えた日は殆どない!!! 偶に見えるも連峰は真っ白である。相当量の積雪があると思われる。こうした中、老い耄れ爺の仕事はと言うと寒中下の中、『イワチドリ』の植え替え作業!!! 今時遣るしか手はないのだ!!! このような寒波にあっても『イワチドリ』の芋:球根は芽が動き出した!!! 毎年の事である。。。。。 依って早く植え替えをしてしまわなければならない。 毎日、100鉢のペースで植え替えをしているが、未だ、道半ば!!! 鼻水を垂らしながらの奮闘だ!!! 毎日ラジオを聴きながらの作業だが、ラジオの内容など全く頭に残っていない。それでもアメリカ・ワシントン、ポトマック川で起きた航空機事故は鮮明だった。 昔々だがこの界隈を歩いたことがあったので一際懐かしく思い出しながら涙を流した。
今年、大収穫の偉業を成し遂げた。 長年、小型蘭に摂って実に厄介な難病『 軟腐病 』との戦いで悩み続けてきた!!! 植物体を知らない人には何のことか判らないだろうが、小型蘭を栽培した事がある方ならある程度推測は付くと思われるが、芽出し後、丁度花時、球根と茎との間に発生上茎を保護している袴があるが、この袴が枯れ出し此処に付くカビの一種が付くとこのカビ、茸状の菌糸を伸ばし茎の内部へ侵入、腐敗へと導き、枯らしてしまう実に厄介な病気!!! 丹精込め育て上げたカワイ子ちゃん、時には非常に高価な輩が瞬時にして素っ飛んでしまうトンデモナイ野郎!!!泣くに泣けない実に忌々しい厄介病との戦いが50年近くも続けてきた。 この難病さえなければ今時非常に沢山の種類を抱えルンルン気分で居られたでしょう? 紀州の大師匠にお聞きするも絶対的対策を聴く事は出来なかった!!! でも教えて頂いた散布薬剤、用土の採用がせめてもの極々特効薬的対策だった。 散布薬:セイビヤーフロアブル散布で何がしかの効果が解った時は大喜びした記憶は新しい!!!だが4~5年もすると『軟腐菌』は抵抗力に抗し効果が薄れて行った・・・ 土を殺菌させる試みも企てたが特効薬では無かった。が、師匠から教えて頂いた土(砂?)に『ゼオライト』、『麦飯石』があった!!! かなり高価な石や砂で大量使用という訳には行かない!!!
所で、昨今では、人間様も苦しんでいるが、梅雨時からの猛暑、熱波!!! これには参った!!! 丁度、『 軟腐病 』と重なり大発生する!!! 一昨年の梅雨時には参った!!! 高級品種を中心にバタバタ倒れお手上げ状態に!!! 散布薬:セイビヤーフロアブル2日置き位に散布するも音を上げてしまった!!! 滔々、『イワチドリ』ともお別れ時が訪れたか!!! こんな状態だと、『 ヘボ 』チャンとて同じ!!! 飼い蜂がバタバタと潰れて行く・・・ 老い耄れ爺の遣り甲斐を削ぐ決定的時代の到来だった!!!!! この流れは昨年も続き、熱波は世界的急襲で世界各地で死者が続発する等猛威を振るい出す時代へと展開しつつある・・・
この対応に追われたのは言うまでもない!!! 飼い蜂:『ヘボ』ちゃん!!! 住宅地で囲うのは半ば困難になった!!! 飼育の半分も残れば未だ益しな方? 昔のような訳には行かない!!!が、老い惚れにはラッキーな地があって標高1000~1200m地点で管理地を借りている!!! 昔からここは別天地で、真夏と雖も涼しく、ヘボちゃんはボカボカと働き捲ってる!!! 餌も豊富と見え、無給餌で4~5kgのコロニーに毎年仕上げる。 あの亜高山地帯に生息している『キイジス(キオビ)』の飼い蜂も可能で昨年は何と3巣も飼育し、初秋、我がサテアンに持ち込み交尾蜂捕獲迄させた!!! 今、昏々と眠り続けている。
『イワチドリ』に戻そう!!! 昨年の試みに植え込み用土(石)のコンビネーションに妙案を考え実行に移した!!! 因みに消毒薬使用一切なし!!! 植え替え時用土の積層、組み換えを考えた!!! 底辺部用土:『ゼオライト(中石)』、『鹿沼』、『麦飯石(中)』、『麦飯石(小)』積層は少々厄介だが植物の成長を考えての植え付けだった!!! もう、先も永くはない事を考え総てに対応させた!!! これも流れ作業で考え出した!!! そしてそしてだ・・・ 思い切って梅雨時の軟腐病消毒も止めた!!! これでどうなるのだろう? 破れカブレの珍策だった!!!
今、植え替え作業で新芋(球根)の評価確認をしつつチェックしているが、この珍策?見事的中して上々の出来である!!! 幼苗球根もソコソコに仕上がり、心配した『軟腐病』に も掛からずに克服出来たと確信した!!! もう、7~800鉢近く確認しているのでこの路線で乗り越えられるだろう? 弥次喜多珍道中策の成果になりそうだ!!! 振り返って見ると、実施した策は理に適っているようだ???? 今年も、同じ手法で植え替えしているので来年の今頃が楽しみだ!!! 人生終焉を迎え珍策実現を生み出せこの所植え替え作業も
気分で次々の出現を待ち侘びるような作業が出来ている!!!
このような妙案が産み出せるのも現役時代鍛えたトラブルシュウティング術、クレーム処理手法、QC手法等等の知恵がそうさせているのかも知れない? 有難い話である!!! それにしてもあの難病だった『軟腐病』克服術を得られるようになったのは青天の霹靂?非常に 嬉しい限り!!! 目下、遣り甲斐を以て寒い中での植え替え、水仕事に精を出し切れている・・・ この世の中、こんな土産話もあるのだから奇怪だ?