日常的には殆ど聞き及ばない言葉だ!!! だが、この世の中にはこう言う熟語に略略マッチングした御仁は実に多い!!! 表面上トボクレタ素振りをしていても内心この言葉にマッチングし燃え上がっている人が多いのに驚かされる・・・ そして、表面上解って貰えている間に感じ安心していて裏を抱え落とし込まれて行く御仁も実に多い!!! 90年近く生き永らえて来てヒシヒシと感じる実感そのものである! その代表的大物が昨今TV、SNS、新聞ラジオ等々のマスコミを賑わしている。 アメリカ大統領:Tolanp さん!!!!! 実に率直、解り易く、単刀直入な点が今のアメリカ社会に受け入れられつつある・・・ 或る面、解り易くて良いようにも思える・・・ こうした流れの一つに『日本スチール(製鉄)』の『USスチール』買収が話題になっている・・・ この流れ、賛否両論が錯綜していて何れが正しいかを決定付ける根拠は無く実に悩ましい!!! 今回、日米両国Top会談で資本参加という解り難い線で決着を見た。 所詮、民間レベルの経営権移譲の話だがドッコイ此処にはそう簡単に決められる本質的内容だと決めつけられない内容を秘めている!!! 鉄鋼産業といえば、有史以来その国の基幹を支えてきた産業の米(こめ)的存在が内在しているのだ!!! この価値観評価は人夫々皆違う評価点を持ち合わせていて是が決定的論拠だ!!!!!と決め付けられる根拠は持ち合わせていない!!! 人夫々に『産業の米』たる思考回路の論拠点が違うからだ!!!
前政権、バイデン大統領が議論を待たずして『反対』論を打ち出した事件は昨年末の事だった・・・ 大統領選真っ只中、トランプさんも同様日本スチールへの買収劇に反対の論を打ち出した!!!にも拘らず、日本スチール幹部連は出て来る御仁総ての要人が、平然と買収劇でアメリカ鉄鋼産業を支援して行くが如き強硬論を吐き血気盛んだった!!! 私的にはこの激突、大きな政治的、経済的社会問題にならなければ良いが?と冷や冷やし乍ら聞き及んでいた・・・時間は過ぎて行く。。。。。 石破首相、トランプ大統領御対面に日が遣ってきた。 この点に限って言うならば、どういう決着があるのだろう?気を揉んで聞き及んでいた・・・ 簡単に言えば『 資本参加!!!』の一言で終焉を見た・・・ 石破首相と『日本スチール』との合意はあったのだろうか?我々下々には解り難い両首脳Top会談で終わった・・・
この一連の流れもトランプさんの『毀誉褒貶』と言えるだろう・・・
話は昔々に遡るが、老い耄れ爺もホンの鼻糞程度の業績だがアメリカ社会産業人の一員として参画した時代があった・・・ それは、『ウォッチ製造』でありコンピュウター端末機器としての『プリンター製造』でのUSA国に於ける『ローカルコンテント』参画だった!!!!!
アメリカのウッチ産業: 日本のウォッチ産業といえば、SEIKO、シチズン、オリエント等になるが、USAにも実はもっと古くて、名門の腕時計会社、Hamilton、Elgin、Blova、Timex、West Clock 等々錚々たる大会社が存立していた・・・人口2億人を抱えるUSA、この国における腕時計の消費量たるや日本の比ではなく底知れない底力を内在させていた・・・その多くはスイス辺りから輸入されていて!!!こうした馬鹿デカイ消費国への輸出競争はなにおか況や!!! 今にして思えば、もう60年も前の話になる・・・ USA本土に比べカリブ海にも領土を持つPuelt Rico、3島からなるUS領 Vergin Islands諸島の経済力は比べものにもならない低さでこの地における経済支援策が展開されていた・・・ 時計業界では馬鹿デカイ話題だったが、この地への腕時計ノックダウン輸出による腕時計最終組み立て産業が芽生えだしたのだった・・・第1回東京オリンピック開催年前後の時代。 こういう大型経済育成産業策がこの地で芽生え出したのであった… NYを拠点として持つアメリカ腕時計会社は挙ってこの新経済支援政策に飛び付き、Vergin諸島に10数社にも及ぶ現地子会社を作り此処でノック・ダウン組み立て~文字盤、針付けまでして本地輸出させるというNew 産業が発掘された!!!こうした地で何千万個もの腕時計が生み出されていた!!!
V.I 3諸島の中で一番大きな島:St.Croix に現地時計会社が多く此処のChritianstedという街に住んでいた。
幸運にも27歳の時、この老い耄れ爺、St. Croix 島でこうした産業のお手伝いをさせて貰う事が出来た・・・ 実に苦しかったが、Elgin の現地子会社:Mster Time Cop. に雇われ プエルトリカン、黒人に交じってこの地での時計組み立ての指導員として参画した。150~200人足らずの会社で珍ぷんかん現地人への作業指導や本国から送られてくるノックダウン時計の不備分析を本国に知らしめる等々弥次喜多珍道中の仕事だった。幸か不幸か?赴任間もなく現地指導者が首になり、代替ドイツ人がこれ又無能な人間で3日程して首になり、以降この老い耄れが1年程工場長を仰せつかった。この策が周りのライバル会社で羨ましくもありまた所望され、休日等頼まれ仕事までした珍奇体制弥次喜多珍道中の仕事だった・・・これが、如何程本国会社の序練に貢献したか?計り知れない!!! 大袈裟に言うなれば、我がSEIKOグループはこうした大口受注に肖り事業大発展の礎が付いたとも言えよう・・・
また、時代はず~~~っと(17~8年後)遡るが、SEIKOがプリンター製品を商品化させ、流行り出したパソコンの周辺端末としての印刷に大貢献するという事変が起きていた・・・(この事業はアメリカ支援、帰国後最初から参画していたが・・・)大大消費地、アメリカにおける製造~販売という大事業をTop社長からの御下命で展開させることとなった。 これは腕時計ノック・ダウン組み立て等とは規模も桁も違う大事業で社運を賭けての企画だった!!!
話は変わるが、消費国アメリカは、これまで多くの国々から大小グッツを買い取り消費するという政策を採っていて多大な貿易赤字を計上させてきた。 それでもあの国力で世界のリード国!!!経済発展の大御所である!!! 本音からすれば、生産即消費と言う閉じた経済を履行させる事が理想である筈だ。 現地アメリカでは Local Content という言葉をよく耳にする。即ち、Made in USAの商品を使いたい筈だ!!! 聞き及んでいてこのような本音産業:産業の米・鉄鋼をUSAの手から幾ら安全保障上同盟国とはいえUSAの手から他国に渡すこと等許されない!!! 日本スチールはこの禁じ手に手を付けてしまったのだ!!!
わが社・プリンターが摂った政策と比べ月と鼈の違いがある!!! アメリカ人は率直で何事も自分の手で処理したい国民性がある!!! 鉄鋼産業はアメリカでも古く、しかも産業の米!!!基本中の基本産業である!!! これを苦しいからとはいえ、手放す? 許される筈も無い!!! 各大統領が何と言おうが、最初から産業の米を手放すこと等許されないとみていた。アメリカ人の誇り、根性というものだろう!!! 経営陣と国を担う為政者殿の見解の相違だろうか?
話は変わるが、我が社が摂ったロカルコンテント、made in USA プリンター事業はOregon州挙げての大拍手で歓迎された!!! この老い耄れ爺程度の人間でも州知事と深い繋がりが出て、事或る毎に持ち上げて貰えていた・・・それはそうだろう? 何もなかったOregonの地に或る時から200人の雇用が生まれ、現地界隈からは部品購入に多大な収入が得られ出したからである。Oregon州経済開発局長の動きを見ていて良く解った!!! 半年ほどして、プリンターの心臓部品ともいえる『ヘッド』の自動ラインを導入したときは、Oregon州のマスコミは挙って代々的な報道をしてくれた!!! 重要部品、自動組み立てライン!!!画期的な新兵器だったからである。 この頃から大々的増産に展開、20000坪の工場では足りなくなりもう1棟同じ工場を建てることとなった。半年後のことである。その時、従業員は300人を超えていた!!!Ateye州知事の喜んだ顔が今でも眼に浮かんでくる・・・ 大々的な雇用促進だったのである!!!
以降、知事さんはPortlandに来る度、我が社に寄ってくれた… 参画会社なる存在は、現地州開発局とウイン、ウインの関係を保てる情勢が望まれる。 何かに付け、眼を施してくれたのだから嬉しかった。この時の従業員は300人を超えていた!!! Potland の日本領事館、総領事からの情報収集も頻繁となって行く・・・円安から円高のバランスも壊れ出していてアメリカ進出は当たり順風満帆だった。
鉄鋼産業等に比べると小さな小さな事業規模だったが、物の大小ではなく心の問題だと心得る・・・ より大きな事業に越したことはないが、事業の大小というよりは、先ずは、ハートハートの信頼関係から入るべきだろう!!! 国の為政者や政治家、外務省、通産省等々の援助も借りながら企業のTop陣営は戦略を練らねばならない・・・相手国の心情を把握することは簡単なようでいて結構厄介なものである・・・
小さな小さな事業ではあったが、アメリカ社会に経済面、雇用面で大きな足跡を残した実績は実に大事である。 事を起こせば、対象国々には、自ずと大小利害関係が絡むから当事者は相手側の心情もよく理解しながら進めないと旨い事ことを運ぶのに知恵が求められる・・・ ローカルコンテント事業は色々難問があり小さな事業でも難しい!!!