goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

     『 氷柱 ② ・・・ 』

2025-02-25 12:23:47 | 日記

             

この2週間は非常に寒かった。日中でも真冬日!!! 時間他を見て日頃出来んくていた伸び過ぎた『豊後梅』の剪定を・・・ 12尺の脚立でないと木丈伸び過ぎていて追いつかない。選定作業に12尺の脚立を使うのは非常に危険だ!!! 危険を承知でチャレンジするのだからイヤハヤ!!!これも近い将来のことを考えればサボる訳にも行かない! 初日は、寒過ぎて数本の徒長枝を卸しただけで中止とした。最近、長靴を履いたり少々無理な体形体を動かすと矢鱈と足が攣る!!! 非常に嫌な予感を感じ入る!!! 攣り出すと足を動かすだけで非常に痛い!!! 張テープも切れているので簡易的に婆が使っていた塗り薬:『スミル・スチック』を塗ると比較的早く痛みが治まる・・・ 目下この薬の厄介になって居る。

この程度ならまだよかったが、近年2月病:風邪だろうか?に掛かるようになり22の晩は酷かった!!! 熱は、37.2~3度とそう高くはないが、老い耄れの場合、日頃の体温が低目故、この程度になると非常に苦しい!!!昨年、一昨年も丁度同じ時期、に掛かり緊急入院した。 まったく同じ状況に至った!!! 真夜中故、どうする事も出来ず、ジッと我慢の子でいる。翌日は、日曜日故、医者という医者は休日。余程救急車で又大病院行きも考えたが辞めて置いた… 23日は死んだようになり何も食べられず一日中寝床で死んだように伏せていた。 昨今風邪を曳くと腎臓機能が不能になるらしく血尿になる!!! 医者からは『水を沢山薬だと思って飲め!!!!』と言われている!!!!!! している積りだが、早々真水を沢山飲めない!!!!! 風呂上りでの手酌水は実に美味しい!!! この真似事を偶にはするが、中々続かない!!! 今回はこの表情が何時もより強く一時はどうなるかと思った… 実は、マダマダ遣り残しの写真集造りや、爺のヘッポコ駄洒落本:ヘボ談義、shy  the  Vesupula・・・、自分史:轍(轍)等の再修正も試みているので早々早く逝く訳にも行かない。が、体力が衰えてきたのは如実の解る。幸い、昨日は体温も平常の戻り、幾らか動けるようになった。して、今日は、カキコも何とか出来る。 ただ、食欲がないのが気になる・・・ 高齢者はこうして段々に衰えていくのだろう!!!

 

3日振りにパソコンに向かっているとSigma社から新しいカメラだ公表された… 『 BF 』と言うらしい!!!例によって、変則的機能満載カメラ?若しや 『 Foveon    』撮像素子を抱いたカメラか?と昨夜必死で調べたが、そうではないらしい。今度のカメラは、SDカード、ビルトイン式フルサイズカメラでボディー色にシルバーも備えている。。。爺は買う積りはないが、チョッピリ興味深い。 死ぬまでにFobeon搭載のフルサイズをどうしても操りたい!!! まだまだ数年先か?

Top表紙画像に載せた我が家の軒先に出来た氷柱が、このような現象:氷柱が出来ることは非常に珍しく、気象条件がジャストフィットしなければ成り立たない氷柱だ!!! 第一、雨氷が出来ると同じ条件になること稀だからである・・・ 離れの屋根に積もった1.5mを超える大雪の溶けるスピードに合わせ、下のドウダンの木々は過冷却に至って居なければ溶け落ちる雪水が落下した瞬間このように氷結する事は有得ないからである!!! この日は幾重にも亘って雪解け水が叩き落ちていた・・・下のドウダンツツジの枝枝は過冷却状態で待ち構えていた!!!落ちる端から面白いような空気層まで取り込みながら瞬間凍結を演じていた!!! このブログにも若干載せておこう・・・ 

落下した雪解け水、過冷却状態のドウダンツツジにブツカリ、再度急冷さる。。。 周辺空気を食い付かせながら氷柱の元祖へと・・・ここで急変サイド氷点下以下に陥り、氷柱は発展長く伸びていく・・・見ていて非常に面白いドラマだった!!! なんと美しい氷柱ではないか?

また、別次元で、雪の日、雪と杉苔の織り成す絶景を撮影していた。雪は雨交じりに・・・ここでも滅多に見る事もできない雨氷の氷柱を見入った。

こうした鑑賞も中々良いものだ… たかが『杉苔』この鞘に秘訣があり雨粒を蓄えてくれる!!!この雨粒の自然界が織りなす温度差がそうさせてくれるのだ!!! これを我、自作の『蟲の眼レンズ』で狙う!!!この瞬間、実に優雅で神秘的奇怪な世界へと引き込まれる・・・ こうした画像が大好きだ!!!       久し振りにパソコンを叩きつかれた… 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

     『 氷柱(つらら)・・・ 』

2025-02-22 00:44:17 | 日記

             

氷柱(つらら)!!!、良く見かけるので特段不思議とも思ってこなかったが、何故こうも奇怪な造形物が生まれるのだろう? よくよく具に分析、見突き進んでいくとその生い立ち?生まれがどうなっていたんだろう?と、ついつい疑い深く考え込んでしまう事がある・・・ 野外を歩き回っていて良く見る光景だが、よくよく観察していくとこの生い立ちの不思議さ気付く事屡!!! 個々の『氷柱(つらら)』には、非常に面白い表現が隠されている。そして、この世界へと弾きづり込まれて行く・・・ これも、現役時代育った製品造りへの没頭癖、良く言って屁理屈への挑戦癖?の賜物だろうと思っている・・・

氷柱をよくよく観察して行くとその生成に3~4通りの要因が隠されている・・・ ここまで馬鹿みたいに観察する御仁は錚々居ないだろうが、其処には自然界の神秘が隠されている・・・

   1.屋根の氷柱

   2.流れ下る川水:滝等の氷柱

   3.湧水が造る微かな氷柱

   4.氷点下状態時、過冷却物体に落ち込んできた水の瞬時変態氷柱     等々、氷柱を形成する要因は区々だがこうして形成された氷柱の様には驚かされる・・・

子供の頃から氷柱(つらら)には馴染みが深く本当に色々な姿を見てきた・・・  よって「氷柱」の形を見るとその生い立ちがどうであったたか?が略略解る。その生い立ちとは上に書いた4点に絞られる・・・ここ数日、Top画面に載せている What  New  Top画像この代表格でこれまで見てきた氷柱の中でも横綱格である・・・

    1のタイプ

                           2.のタイプ:真冬、乗鞍、善五郎の滝が凍る。

       3、のタイプ、湧水が作り出す氷柱

4、のタイプ

一口に『氷柱』と言っても自然界が作り出す氷柱には色々あってその生い立ちは複雑。 老い耄れ爺は、中でも4のタイプに一番の興味を覚える!!! これは我が家で起こった現象で実に興味深い!!! 2月の神雪(かみゆき)の後だった。信州松本の地で1.5mは降ったであろうか? 我が家の『離れ』はまるで雪のお山になった。 そして、或る所は雪庇(せっぴ)となり樋を押し出していた。翌日陽が出ると雪庇は溶け出し下の白ドウダンツツジに雫となり落ち出していた・・・外界は肌寒い!!!ドウダンツツジは過冷却になって居たと思われる。雪庇からボタボタ落ちる雪解け水はこのドウダンつつじに落ちるや否や端からこのように美しい文様を描き出しながら複雑な氷柱を作っていた・・・この一連の流れは非常に神秘的で氷柱の中でも稀にしか見る事が出来ない珍現象だった!!! 数年にしか見る事が出来ないが、霧氷、雨氷の類で実に神秘的!!!!!雨氷と言えば、春先の神雪でJRの架線が凍り付き話題になることがあるが、当にこれだった!!! この時撮った画像が、たまたまFoveonセンサーのSigma  Merrile  だった。Merrileが作り出していた画像は質的に超高くこのカメラを紹介するとき良く引き合いに使って来た・・・ 雨氷の結晶迄析出している!!! この質感たるや如何に!!!

    『 雨氷』のお宝画像があるので載せておこう! 真冬、苔さんの撮影をしていた・・・

実に寒い日で撮影している手は凍りそう! 雨交じりの雪が降り出した・・・雨粒は雨氷と化し氷の逆さレンズを作る!!!  これを自作『蟲の眼レンズ』で捕まえてみた。言うまでもなく、何とも言えない神秘的お宝画像となった!!!  『氷柱』の仲間はこうした場面にも登場してくれるから堪らない!!!   

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

     『 我が家の“マチュピチュ”・・・ 』

2025-02-17 12:04:37 | 日記

             

2日続きの上天気だった。珍しく風もなく、気温も上がった・・・ 脚の具合が思わしくない!!! 依って1日中パソコンを叩いている。一昨日撮って来た、山の画像!!! カメラ比べの比較検討をしている。画風、色彩、質感等我流に拘った今後の主体カメラを決める検討の初回盤である・・・ 撮影の不備もあって本質的な画風、色彩、画質感を検討するには条件出しにマダマダ難がある! それでもソコソコの検討が出来た!!! こんな作業をしているとついつい、まだまだ写真集に仕切れていない画像が満載で無いことが解ってきた。 またまた考え事に入る・・・ こんなことをしていて1日1日がドンドン過ぎて行く・・・ でも、最終大型版『写真集』造りは決め込んだ!!!だが、その方式が未だ悶々としている。。。 最近、時間の使い方が随分と雑、無駄が多いことが解っている・・・ が、基本方針が決めきれないので無駄作業が多い!!!

さて、昨晩のことである・・・ 天気が良かった事が幸いしていたのだろう? 寝床に付き、暫くしてトイレに起きる・・・ 階段下が異様に明るい!!!!! 月明りだ!!!数年前にもこのような事があった!!! 気が付きだして間もないが、階段突き当りの明り取り窓:欄間から月明かりが射し込み、長い階段を通して明かりが1回の廊下迄差し込んでいた!!!2階を覗き込むとお月様が煌々と外界を照らしていた。 冬時こんな日も珍しい!!! が、丁度今時になると月の高さと2階の窓位置が合致し月明りが入り込んでくる・・・ 老い耄れは、これを我が家の『マチュピチュ』としてきた・・・ 昨日は疎かったが、丁度、時間帯vs我が家の2階の階段明り取り窓 vs月の位置と高度が合致し年数回しか見られない月明りが家の中で見られた!!! 我・老い耄れ爺は、この現象を『マチュピチュの月』と呼んでいる・・・恰も南米:ペルーの古都『マチュピチュ』に於ける古代人が発明した年間の或る時間帯に石楼組み古城の僅かな隙間から取り込んでいた太陽光を見ているかのような情景に合致していると想定していたのだった・・・  この地に家を建て、55年という月日が過ぎ去った!!! が、こうした情景に出っ化したのは数年前と昨夜だけだった!!無理もない!!!天候、年間の丁度今時、そして、真夜中という特定条件が絡む…こうした諸条件が絡まないと月明りが2階の窓を通し1階の奥深い廊下迄届く筈も無い条件揃いの珍現象である。

正直、こんな月明りを再度見る事が出来内心興奮した!!! 古代人がこうした月明りや太陽光に憧れ非常なる計算式を使い自然界からある特定の日の時間帯に太陽光を啓蒙してきたという研究者達の逸話を何度となく聞いてきた・・・ 四季を通じて考えられない光景に入り込めることが出来少々儲けものしたな!!!と寝床の入り、熟睡に慕った。。。 今夜も見られるだろうが、生憎のお天気!!! 先ずは無理だろう!!!!!! 老い耄れ爺、この世の中で一番興奮する時間帯で、こうした自然界では滅多に見られない事象を求め残り少なくなった時間!!!!!一昨日も寒い中、鼻水を垂らしながら自然界からの贈り物を求め歩いてみた・・・良くしたもので窮すれば通ず!!! 事の大小は有れ度珍事に出会えるものだ!!!と・・・

展望が聞く古びた立ち入り禁止域の欄干で貧弱な『アカミゴケ』の仲間と厳冬期休眠越冬中の『タガメ』『10数匹の天道虫』『蜘蛛さん」を見付けた・・・来るべき春に向け懸命に眠り続けていた・・・

我が家の休眠ヘボちゃんも厳しい寒さと闘いながら懸命に春を持ち望み昏々と眠っている・・・ 山えの持ち込みを何時にしようか考えだしている・・・候補地の選定は色々考え大方決まった。

ヘボちゃんの休眠姿については別途大々的にシリーズ物で取り上げて行きたい!!! 色々な寝相をしているので可愛らしくもあり、この子達の一番厳しい冬期の生き様を知るうえで極めて興味深い!!! 乞う

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

     『 作業は捗る!!! 』

2025-02-15 11:37:38 | 日記

             

今年になって一番の上天気となった・・・ 外作業をするには最高の日に・・・ 今年になってハッキリしない嫌な日の連続で外に出るのも鈍る日ばかりだった。 昨日は風もなく日中は超穏やかな日となった。余程野外散歩に出掛けようかとも悩んだが日頃出来なくて居た『イワチドリ』の植え替えさぎょの続き、下皿やハウス全体の大掃除も含め水洗いを優先させる作業に切り替えた・・・ 寒い日の水仕事は堪えがたい!!!  水も温み出しゴム手袋1枚で事が進むという願ってもない日だった!!! 作業はガンガンに進み下弾き皿やトレー、大掃除も含めガラ温室が見違えるようにきれいになった。 そして、植え替え後の鉢も総て適場所に収められ『イワチドリ』の開花を待つばかりとなった!!! 植え土の大変更に伴い略略の改良点を見出しあの糞暑かった昨年の猛暑にも耐え抜いてくれた植物達に恩返しが出来た!!! 今年も少々驕って『麦飯石』主体の土に変更したので略略の成果は期待できるだろう? 温暖化現象:梅雨時~真夏の猛暑に耐えられなくなってきている山野草達に妙案が見つけられ域絶え絶えだが、存続可能の光明が見え隠れし出してきた・・・昨日の好天は老い耄れにとって恵みのお天気で水仕事が総て完了しガラス温室も非常に奇麗になった!!! 後は直々の芽出しと開花を待つのみとなった!!!

そして、昨今悩んできたが、老い耄れが最も大事にしている『クマガイソウ『鬼灯』の聖域の雑草?:『コゴミ』の株抜きも終えた!!! コイツ、何で増えるか判らねど?矢鱈と蔓延り出し主を廃絶状態に追いやろうとしている・・・ 冬の間の作業?コイツの株抜きも終えた!!! 幾らかは顧さにならなくなり存続が続くようになるだろう・・・ 外の仕事に目途が立つと清々する!!!!!

今スノードロップが真っ盛り!!! 小さな小さな水仙だが可愛いネ!!! 20~30年前、3~4本買ってきて植えて置いたが今では100本を優に超えている・・・群生のスノードロップは特別可愛い!!!

  今日は、これから最後の詰めをして次の作業への準備に掛かろう…   天気が良いので写真撮影にも出掛けたいし?  どうしよう?

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

     『 毀誉褒貶(きよほうへん)・・・ 』

2025-02-11 15:04:32 | 日記

             

日常的には殆ど聞き及ばない言葉だ!!! だが、この世の中にはこう言う熟語に略略マッチングした御仁は実に多い!!! 表面上トボクレタ素振りをしていても内心この言葉にマッチングし燃え上がっている人が多いのに驚かされる・・・ そして、表面上解って貰えている間に感じ安心していて裏を抱え落とし込まれて行く御仁も実に多い!!! 90年近く生き永らえて来てヒシヒシと感じる実感そのものである! その代表的大物が昨今TV、SNS、新聞ラジオ等々のマスコミを賑わしている。 アメリカ大統領:Tolanp さん!!!!! 実に率直、解り易く、単刀直入な点が今のアメリカ社会に受け入れられつつある・・・ 或る面、解り易くて良いようにも思える・・・ こうした流れの一つに『日本スチール(製鉄)』の『USスチール』買収が話題になっている・・・ この流れ、賛否両論が錯綜していて何れが正しいかを決定付ける根拠は無く実に悩ましい!!! 今回、日米両国Top会談で資本参加という解り難い線で決着を見た。 所詮、民間レベルの経営権移譲の話だがドッコイ此処にはそう簡単に決められる本質的内容だと決めつけられない内容を秘めている!!! 鉄鋼産業といえば、有史以来その国の基幹を支えてきた産業の米(こめ)的存在が内在しているのだ!!! この価値観評価は人夫々皆違う評価点を持ち合わせていて是が決定的論拠だ!!!!!と決め付けられる根拠は持ち合わせていない!!! 人夫々に『産業の米』たる思考回路の論拠点が違うからだ!!!

前政権、バイデン大統領が議論を待たずして『反対』論を打ち出した事件は昨年末の事だった・・・ 大統領選真っ只中、トランプさんも同様日本スチールへの買収劇に反対の論を打ち出した!!!にも拘らず、日本スチール幹部連は出て来る御仁総ての要人が、平然と買収劇でアメリカ鉄鋼産業を支援して行くが如き強硬論を吐き血気盛んだった!!! 私的にはこの激突、大きな政治的、経済的社会問題にならなければ良いが?と冷や冷やし乍ら聞き及んでいた・・・時間は過ぎて行く。。。。。 石破首相、トランプ大統領御対面に日が遣ってきた。 この点に限って言うならば、どういう決着があるのだろう?気を揉んで聞き及んでいた・・・ 簡単に言えば『 資本参加!!!』の一言で終焉を見た・・・ 石破首相と『日本スチール』との合意はあったのだろうか?我々下々には解り難い両首脳Top会談で終わった・・・

この一連の流れもトランプさんの『毀誉褒貶』と言えるだろう・・・

 

話は昔々に遡るが、老い耄れ爺もホンの鼻糞程度の業績だがアメリカ社会産業人の一員として参画した時代があった・・・ それは、『ウォッチ製造』でありコンピュウター端末機器としての『プリンター製造』でのUSA国に於ける『ローカルコンテント』参画だった!!!!!

アメリカのウッチ産業: 日本のウォッチ産業といえば、SEIKO、シチズン、オリエント等になるが、USAにも実はもっと古くて、名門の腕時計会社、Hamilton、Elgin、Blova、Timex、West Clock 等々錚々たる大会社が存立していた・・・人口2億人を抱えるUSA、この国における腕時計の消費量たるや日本の比ではなく底知れない底力を内在させていた・・・その多くはスイス辺りから輸入されていて!!!こうした馬鹿デカイ消費国への輸出競争はなにおか況や!!! 今にして思えば、もう60年も前の話になる・・・  USA本土に比べカリブ海にも領土を持つPuelt Rico、3島からなるUS領  Vergin Islands諸島の経済力は比べものにもならない低さでこの地における経済支援策が展開されていた・・・ 時計業界では馬鹿デカイ話題だったが、この地への腕時計ノックダウン輸出による腕時計最終組み立て産業が芽生えだしたのだった・・・第1回東京オリンピック開催年前後の時代。 こういう大型経済育成産業策がこの地で芽生え出したのであった… NYを拠点として持つアメリカ腕時計会社は挙ってこの新経済支援政策に飛び付き、Vergin諸島に10数社にも及ぶ現地子会社を作り此処でノック・ダウン組み立て~文字盤、針付けまでして本地輸出させるというNew 産業が発掘された!!!こうした地で何千万個もの腕時計が生み出されていた!!!

   V.I 3諸島の中で一番大きな島:St.Croix  に現地時計会社が多く此処のChritianstedという街に住んでいた。

幸運にも27歳の時、この老い耄れ爺、St. Croix 島でこうした産業のお手伝いをさせて貰う事が出来た・・・ 実に苦しかったが、Elgin の現地子会社:Mster  Time  Cop.  に雇われ プエルトリカン、黒人に交じってこの地での時計組み立ての指導員として参画した。150~200人足らずの会社で珍ぷんかん現地人への作業指導や本国から送られてくるノックダウン時計の不備分析を本国に知らしめる等々弥次喜多珍道中の仕事だった。幸か不幸か?赴任間もなく現地指導者が首になり、代替ドイツ人がこれ又無能な人間で3日程して首になり、以降この老い耄れが1年程工場長を仰せつかった。この策が周りのライバル会社で羨ましくもありまた所望され、休日等頼まれ仕事までした珍奇体制弥次喜多珍道中の仕事だった・・・これが、如何程本国会社の序練に貢献したか?計り知れない!!! 大袈裟に言うなれば、我がSEIKOグループはこうした大口受注に肖り事業大発展の礎が付いたとも言えよう・・・

また、時代はず~~~っと(17~8年後)遡るが、SEIKOがプリンター製品を商品化させ、流行り出したパソコンの周辺端末としての印刷に大貢献するという事変が起きていた・・・(この事業はアメリカ支援、帰国後最初から参画していたが・・・)大大消費地、アメリカにおける製造~販売という大事業をTop社長からの御下命で展開させることとなった。 これは腕時計ノック・ダウン組み立て等とは規模も桁も違う大事業で社運を賭けての企画だった!!!

話は変わるが、消費国アメリカは、これまで多くの国々から大小グッツを買い取り消費するという政策を採っていて多大な貿易赤字を計上させてきた。 それでもあの国力で世界のリード国!!!経済発展の大御所である!!! 本音からすれば、生産即消費と言う閉じた経済を履行させる事が理想である筈だ。 現地アメリカでは Local Content という言葉をよく耳にする。即ち、Made in USAの商品を使いたい筈だ!!! 聞き及んでいてこのような本音産業:産業の米・鉄鋼をUSAの手から幾ら安全保障上同盟国とはいえUSAの手から他国に渡すこと等許されない!!! 日本スチールはこの禁じ手に手を付けてしまったのだ!!! 

わが社・プリンターが摂った政策と比べ月と鼈の違いがある!!! アメリカ人は率直で何事も自分の手で処理したい国民性がある!!!  鉄鋼産業はアメリカでも古く、しかも産業の米!!!基本中の基本産業である!!! これを苦しいからとはいえ、手放す? 許される筈も無い!!! 各大統領が何と言おうが、最初から産業の米を手放すこと等許されないとみていた。アメリカ人の誇り、根性というものだろう!!! 経営陣と国を担う為政者殿の見解の相違だろうか?

話は変わるが、我が社が摂ったロカルコンテント、made in USA   プリンター事業はOregon州挙げての大拍手で歓迎された!!! この老い耄れ爺程度の人間でも州知事と深い繋がりが出て、事或る毎に持ち上げて貰えていた・・・それはそうだろう? 何もなかったOregonの地に或る時から200人の雇用が生まれ、現地界隈からは部品購入に多大な収入が得られ出したからである。Oregon州経済開発局長の動きを見ていて良く解った!!! 半年ほどして、プリンターの心臓部品ともいえる『ヘッド』の自動ラインを導入したときは、Oregon州のマスコミは挙って代々的な報道をしてくれた!!! 重要部品、自動組み立てライン!!!画期的な新兵器だったからである。 この頃から大々的増産に展開、20000坪の工場では足りなくなりもう1棟同じ工場を建てることとなった。半年後のことである。その時、従業員は300人を超えていた!!!Ateye州知事の喜んだ顔が今でも眼に浮かんでくる・・・ 大々的な雇用促進だったのである!!!

      以降、知事さんはPortlandに来る度、我が社に寄ってくれた… 参画会社なる存在は、現地州開発局とウイン、ウインの関係を保てる情勢が望まれる。 何かに付け、眼を施してくれたのだから嬉しかった。この時の従業員は300人を超えていた!!!   Potland  の日本領事館、総領事からの情報収集も頻繁となって行く・・・円安から円高のバランスも壊れ出していてアメリカ進出は当たり順風満帆だった。

鉄鋼産業等に比べると小さな小さな事業規模だったが、物の大小ではなく心の問題だと心得る・・・ より大きな事業に越したことはないが、事業の大小というよりは、先ずは、ハートハートの信頼関係から入るべきだろう!!! 国の為政者や政治家、外務省、通産省等々の援助も借りながら企業のTop陣営は戦略を練らねばならない・・・相手国の心情を把握することは簡単なようでいて結構厄介なものである・・・ 

小さな小さな事業ではあったが、アメリカ社会に経済面、雇用面で大きな足跡を残した実績は実に大事である。 事を起こせば、対象国々には、自ずと大小利害関係が絡むから当事者は相手側の心情もよく理解しながら進めないと旨い事ことを運ぶのに知恵が求められる・・・ ローカルコンテント事業は色々難問があり小さな事業でも難しい!!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする