バラを撮っていたらアルが画面に入ってきた
名前を呼ぶと おっくうそうにこちらを向いた
夜を待てず、ろうそくを立てた
なあんだ 昼でも大丈夫
部屋の中は思ったほど明るくない
炎が揺れると 影も光も揺れる
まるで命あるもののよう
そして炎が低くなって行く
じきに炎が消え、静かな空間が残る
ここのところ眼の調子が悪い
時間をかけて絵を描くのが辛いので、好きなものを並べて写真を撮って気を収めている
でも実は ほんとうのことを言えば、私にはこちらの方が描くより楽しい
思いつきであれこれ組み合わせていると コレコレ！コレだよ‼︎という時があって
そういう時にはひとりほくそ笑んでいる
むかーし 中学校の美術の時間に作った陶板に、水引をかぎ針で編んだものを載せた
コレコレ コレだよって思った
木々の葉がこんなにもドンドン伸びて行くかと 日々驚くばかり
庭の隅に隣同士に植わっているモミジとツツジを一緒に器に入れたら 初めから仲良し