汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

肌触りって大事

2010-06-02 | きものこもの
洋服と比べ、着物を着る上でのこだわりの一つは「素材」ではないだろうか?私は着物を着るようになって、何でできているのか?ということが非常に気になるようになった。周囲からも同じような声を聞く。おそらく、肌を覆う面積が非常に大きいこと、形が一定なので素材感の違いによって差別化されることというのがその理由だろう。特に絹は、着て良し、畳んでよし。触っているだけで癒される~。

最近買ったsaraca-de-sarasaさんの着物ランジェリー。最初はそのしゃれたデザインにひかれて買ったのだけれど、実際に着てみてその素材の心地よさに驚かされた。

サラサデサラサさんは、青山に実店舗があるのだが、私が買ったのは新宿伊勢丹に出されたショップで。以前から気になってはいたのだけれど、偶然ぶらついていたときに出会って購入を決めた。

前にも書いたけど、着物用の下着はなぜかダサいものが多い。レースがついていても、どこか昭和的というか…。
また、できれば人様に見られても下着下着した印象のないものが望ましい。というのも私の家は、着替える場所と化粧をする場所が別室で、着物着用時はいつも、下着をつけてから、化粧のために家の中をうろつくことになる。だから家人に見られても恥ずかしくないようなものを身につけておきたいのだ。

サラサデサラサのデザインは、オーナーがパリコレのデザイナーをしていた伊丹さんというだけあって、同じレースでもうっとりするほどエレガント。どこかヨーロッパ的テイストがあって、洋服の下着に慣れた目には違和感がない。全体のシルエットも部屋着といえなくもない。

ただ、お値段はちょっとするので、なかなかそこまで投資できなかったのだが、ここで会ったが百年目。ついに購入。

 下着姿で失礼!シンプルなレースを購入。

一日着用して帰宅し、長着と襦袢を脱いだまま、家人のいないことをいいことに下着姿のままぼおっとしていた。いつもなら、なんとなくべたついた感じがいやで、すぐに下着から着替えてしまうのに、不思議と脱ぎ捨てたいという気にならない。ふと気付いたのが、素材の心地よさ。柔らかいのだけれど、肌にべたつかない程度の張りはある。買う時に「こだわりのコットンです」と力説されたのは、このことだったのか!

洋服においては下着はどちらかというと体を造形する役割が強い。その中で、ついつい機能やデザインを優先し、素材そのものの感触にこだわることを忘れてしまっていたようだ。着物は、肌の感覚機能をも呼び戻してくれるのかもしれない。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (黒猫)
2010-06-03 21:52:58
今日伊勢丹に行ってみましたよ、サラサデサラサ。

>柔らかいのだけれど、肌にべたつかない程度の張り
触っただけでもこの感じはありました。汗とりにも色々工夫があるようで、すんごく欲しくなりましたよ~。これからのシーズン特に、下着は重要ですよね。

この日お店にいた女性が着ていた黒いレースっぽい着物がとっても素敵だったなぁ。
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私も (神奈川絵美)
2010-06-04 01:21:16
こんにちは! 私も下着は実用第一だなあ。正直、見た目の可愛さは要りません(笑)。ちくちくするのがいやなので、肌触り最優先ですわ。夏っていろいろ気になりますよねー。
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伊勢丹やばい (はつき)
2010-06-04 12:39:54
黒猫さん

行ってこられましたか。私もまたまた行ったら、新色が出ていてまたまたほしくなっちゃいました。レースの着物、色もたくさんあるようですよ。

今の伊勢丹、サラサデサラサ、awai、カレンブロッソと、勢いのあるブランドが出店していてかなりやばくないですか(^^;)?
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肌触り (はつき)
2010-06-04 12:42:19
絵美さん
肌触りって重要ですね。着物着るようになって本当に実感しています。今までかぶれが多かったのは、そのあたり気にしていなかったからかもしれないと反省中。
見た目も伴っているとなお嬉しいですね。欲張りな私です。
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