汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

レポート歌舞伎講座「東海道四谷怪談」

2016-05-04 | その他

〈東海道四谷怪談観劇の際、着たコーディネート 伊右衛門の内職、傘張りにちなんで〉

前のエントリーでお知らせした「オンナが観る歌舞伎のオンナ」講座を4/24に開催しました。

取り上げたのは「東海道四谷怪談」。
「うらめしや~」のお岩さんの話として有名ですね。


今回は、お岩さんの妹、お袖に焦点を当てて、2人の男性の板挟みにあった女性の選択のあり方を考えました。

▼当日のお話の様子はこちらから

さて、その後、自分でつらつら考えてことを綴ります。

お袖さんの話は、まるで、エリートだけど、家庭を顧みず仕事に没頭する夫と、身分は低いけれど(そして実は悪人)自分を一心に愛してくれる男性のどちらかを選ぶことを強いられて悩むお話。

さてあなたなら、どちらを選びますか?

この選択、パートナーの選び方というだけではなく、仕事など人生の全てにおいて、言えることなのかも…と思っています。

社会的によく知られていて、そこに属しているのは自分のプライドを満足させてくれるけれど、自分の存在価値が少なく思える組織で働くか。それとも、知名度はないけれど、自分でないとできないと思える仕事をするか。

別の見方をすると…
社会的使命に邁進する夫を健気に支えることを自分の生き甲斐にするか、あるいは家庭の安穏さを選ぶか。

どちらが正しいという話ではありませんね。ただ、どちらも選ばないことは、自分も含め、関係者を幸せにすることはあまりないように思えます。お袖さんの運命を見る限り、そう思えます。

かつての私も、選べずに悶々としていました。おんな体験をもとに、キャリアの選択に迷うキャリア女性のためのセミナーを企画しています。
▼セミナー情報はこちらから

実は着物を着始めたのも、悶々としていた時期のこと。着物がきっかけでお茶も習い始めました。

オヤジっぽいと言われた自分の女性らしさに気づけたのは着物のおかげ。何もできない自分に気づきけたのはお茶のおかげ。

そのことがあって思い切って選択して前に進むことができました。セミナーではそんなことがヒントにしていただければと思っています。





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