汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

古い大島紬のコーディネート

2009-12-09 | コーディネート
「七緒」の最新号、ワタクシ的にはどの内容もツボにはまって、夢中で読み込んでしまった。すらりと見える着付けにはいつも苦労するし、コーディネートだって、いつも帯や着物のどちらが足りない気がする。

特にとりあげられていた大島紬のコーディネート、まさにいま私が頭を悩ましているトピックだった。やっぱりねえ、頭を悩ましていたのは私だけではないんだ。実は最近、友人からおばあ様が着ていたという大島紬3着ほど譲っていただいたのだ。大柄な彼女が着るにはお直しもできず寸法が足りないからという。ありがたや~。でも手持ちの帯になかなかぴったりくるものがなく、どう着たらよいのかコーディネートに頭をひねっている。

大島は高級品だし雨にも強いし、光沢のある織りは、柔らかものほど改まらずほどよいおしゃれ感を演出するには使い勝手が良い。でも、大島独特の柄は、強烈すぎて、洋服でシンプルシック(単なる手抜きともいう)を目指していた私たち世代にはなかなか難モノなのである。

いただいた一つは龍郷柄の一種で、藍大島というらしい。薄いブルーと黒で柄が織り込まれ、所々に赤の柄がアクセントになっているもの。
もう一つは泥大島?茶をベースに赤の縦縞が一本入っている。絣は黒。
3つ目は色大島?赤に白の線でチェック模様になっている。

特に悩ましかったのが龍郷柄のもの。伝統的な柄ではあるが、いただいたものは特に大胆な柄行で、着物自体にパンチがきいている。その個性を活かすには、生半可なものでは弾き飛ばされてしまいそうだ。

実は先日報告した「呉盟会」では、この龍郷柄の大島を想定して帯を買ったのだ。T店のお勧めは黒の帯。あわせてみたのがこんな感じ。


着物の黒と赤が帯にも使ってあり、さりげなくシンクロしている。ある意味ワントーンで都会的な感じがするが、どうだろう?

実は私自身は水色を合わせたいと思っていた。染められた藍の部分が薄いブルーグレーになっており、それを活かしたいと思ったのだ。ただ、あいにく水色の帯は持っていない。写真は手持ちのセーターを合わせてみたもの。



もう一つは、柄の赤を活かす案。ただ、同じような赤をダイレクトにあわせたらあまりに重い感じがしたので、最近リサイクルショップで買った朱色のものをあわせてみた。

うーーーん、悪くはないけど。


やっぱり私は最初に思いついた水色の帯を合わせてみたい。そんなわけで、ここのところ私は水色の帯を求めてさまよい続けている。今日もあやうくネットショップでクリックしそうになった。迷っている間にどこかへお嫁に行ってくれたようだ。よかったような、惜しかったような・・・。
結局、物欲をたぎらしている私。大島を着こなしたいのか、はたまた単に新しい帯がほしいのか?
願わくば、理想の帯は財政再建がなってから出会いたい。それまで余計なものを買わないことをここに誓います

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (ぴよこ)
2009-12-16 11:22:11
はじめまして。
ブログ村の千葉県つながりでおじゃましました。大島の帯難しいですね。私はオレンジがいいと思いますが・・。でも好きな物を集めているうちに必ずぴったりのが出てくるものです。待ちましょう。
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コメントありがとうございます (はつき)
2009-12-16 18:13:26
ぴよこさん、はじめまして。コメントどうもありがとうございます。

>待ちましょう

そうですね。根がせっかちで、かつ、早く着たいものでつい先を急いでしまいます。
好きなものが偶然ぴたっと合ったら、それは非常にうれしいはずですから!

ぴよこさんもブログを拝見しましたが、熱心にお着物を御召しになっていて参考になります。これからも千葉県民つながりでよろしくお願いします。
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