ちょっとおそくなりましたが、住民フォーラムの報告をします。
7月5日(日) 午後1時半より 住民フォーラムを実施しました。
初めての試みでどれだけの人が来てくださるか心配でしたが、80名足らずの方が参加してくださいました。(講師・パネラー含む)
会場はほぼ満席となり、住民の方の関心の高さを感じました。
講演では、岡崎勝彦さんが交通権という耳慣れない言葉を紹介されました。
「病院や買い物に行けるように公共の交通機関がほしい」という願いは、実は憲法から導き出された「交通権」という誰にでも平等に与えられた国民の権利なのだと説明されました。 (根拠は憲法13条・22条・25条など)
この学説はまだ広く認知されたものではないのですが、これからの私達の運動を進めていく上で、理論的な支えとしていけるのではないでしょうか。
講演が少し聞き取りにくく参加者にご迷惑をおかけしたこと、ここでお詫びいたします。
次にパネルディスカッションでは、「平野学区わが街つくる会」と「唐崎にバスを走らせる会」(どちらも大津市)、「旧あどがわふれあいバス」の取り組みを紹介していただきました。 当会も現在までの経過を報告しました。
その後、会場から活発な意見交換が行われました。 また平野学区のテスト運行を依頼された「ヤサカタクシー」が業者の立場から発言されました。行政からは「個人参加」として発言されました。
平野学区わが街つくる会 の取り組みを少し紹介します。
この会は平野学区の活力ある街づくりを目標に、自治会連合、大津市、膳所商店街のメンバーで構成されています。
生活バスの運行、膳所駅のバリアフリー化、商店街の活性化などを目標にしておられます。
昨年度大津市パワーアップ夢実現事業として、バスのテスト運行を実現されました。
平野学区のバス導入は路線バスの廃止に伴うものではないため、行政の財政支援が受けられません。
そこで自主運営を目標とし、今後は「生活バス・ぐるっと平野号」を住民の手で走らせるという、日本初の快挙をめざしてがんばっておられます。
唐崎にバスを走らせる会 について少し紹介します。
唐崎では京阪と江若のバス路線が赤字を理由に廃止されて3年余り経ちます。
「病院や買い物が不便になった」という住民の声を受けてこの2月28日に誕生したばかりの会です。
目標は路線バスの復活ですが、コミュニティーバスも選択しとして模索しておられます。 6月には、江若バスとの話し合いを持たれました。
あどがわふれあいバス は合併前の安曇川町で、65歳以上のお年よりを対象に行われていた 行政サービスです。
65歳以上の方や体の不自由な方が、医療機関、公共施設、金融機関への送迎に利用できました。
登録制、予約制で一回100円、自宅から自宅までの送迎なので、大変よろこばれていたそうです。
この制度は、合併して高島市となったため、廃止されました。
平野や唐崎の会と今後交流を重ね、みんなの願いを実現するためにいっしょにがんばろうとの思いを強くしたフォーラムでした。
フォーラムに参加された方も、されていない方も、このブログにぜひ意見をお寄せくださいね。
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