昨年、野草園で見かけた『杜鵑(ほととぎす)』。
とても特徴のある花なので、1度見たらまず忘れることは無い。
・・・のだけれど、同じ仲間の中に良く似た花があって、『杜鵑草』と思っていたこの写真の花・・・
どうやら『台湾杜鵑草(たいわんほととぎす)』であるらしい。
・学名:Tricyrtis formosana。
・ユリ科ホトトギス属。
・多年草。草丈:30~50cm。
・花期:9~10月。
花が見事にボケて写っているので使えない写真だけど、枝分かれした茎の先にたくさん花をつける『台湾杜鵑草』の特徴が良くわかるので・・・。
で、こちらが・・・
『杜鵑草(ほととぎす)』
・学名:Tricyrtis hirta。
・ユリ科ホトトギス属。
・多年草。草丈:40~100cm。
・花期:8~9月。
『台湾杜鵑草』と同じく黄色の斑があるけれど、葉の脇から伸びた茎は枝分かれせず、1~2個の花をつけるのが特徴。
蕾はこんな感じ。
散策中の山の道路脇に見覚えのある花が・・・
野生の『杜鵑』発見に感激、写真を撮りまくる。
が、帰ってから昨年の写真と見比べると・・・・・
な、なんか違う・・・。
顔に「ちびまるこちゃん」のような縦線が走る瞬間である。
この『杜鵑』という花は、東アジア~インドに約20種類、そのうち日本原産のものが10種類あるのだとか。
あぁ、この花もいろいろと種類があったのね・・・そう簡単にはいかないのね・・・。そのなかで疑わしいものが2種類。
『山路の杜鵑(やまじのほととぎす)』と『山杜鵑(やまほととぎす)』。
パッと見は非常に良く似ていてどこが違うのか分からなかったけど、説明文をよく読むと、なんと花びらが外側に折れたあたりの斑で判断できるらしい。ホトトギス属の大部分は黄色の斑があるけど、『山路の杜鵑』は紫色で、『山杜鵑』にいたってはこの斑が無い。
写真を見ると・・・
紫色の斑がある。
・・・ということは『山路の杜鵑』でいいのかな。
『山路の杜鵑』(やまじのほととぎす)
・学名: Tricyrtis affinis
・多年草。草丈:30~60cm。
・花期:8~10月。
倒木が道を阻んでいて潜るのか乗り越えて通るのかで悩んでみたり、思いっきり滑って転んでしまったり 、あまりの急な下りの道に傍らの木に必死にしがみつきながら歩みを進めたりで、四苦八苦しながらの山歩きだけど、不意にこんな草花に出会うと疲れも一気に吹っ飛んでしまう。
全体像が分からなかったのですが、
近くの和菓子のお店屋さんの前に咲いているのを見つけ、
思ったより可憐で小さなお花と知りました。
そろそろ咲く季節になりましたね。
不思議なお花です。
仕事に少し復帰したら、足を庇い過ぎて、
疲れ果てて、熱を出してしまいました。
暫く、お邪魔できませんでした。
また、元気になりつつあります。
宜しくお願いします。
なかなか個性のある花ですよね。
chiemiさんのところには、毎日寄っておりますョ。無精者なのでコメントもせずに帰っておりますが・・・
ギプスが取れて少しずつ良くなっているのですね。でも、油断大敵。あまり無理なさらないでくださいね。