先日、あるジュニアのコーチの方から選手達が自ら考えて動けないと悩みの相談がありました。
現場や詳しい状況は分かりませんが僕なりに考えた結果、おそらく原因は...。
子ども達が『決定権は自分にある』と思っていないんぢゃないかな?って。
子ども達は行動の決定権が自分にあると分かればサクサクと動いていきますよね。
大人が『こーして、あーして』と正しいことを正しく伝えてくるから、そのうち自分の考えに自信を持てなくなって自分で考える事をやめてしまうんぢゃないかなって思うんですよね。
ある程度の決定権を子ども達に持たせる事で自分の頭で考えた事を実行する事で安心感にも繋がると思うんですよね。
しかもサッカーってもともとルールがあって、相手ゴールにボールを入れて、相手からゴールに入れさせないようにして、相手にボールを奪われないようにして、相手からボールを奪うって結構シンプルだから、その枠の中でプレーしていればある程度、子ども達は自分で考えて動くようになると思うんですよね。
ただ子どもたちがどう動けば効率が良いとか、例えば中盤の守備ラインを突破されないようにするにはどうしたら良いとか、そういう部分は当然大人の声かけでガラリと変化する事はあるから、ただ黙って見てればいいって事でもなくて。
でもやっぱり子ども達に決定権を預けて、じっくり子ども達が何をするのか、どうプレーしようとしているのかを見てあげる時間は絶対必要だと思ってます。
そのタイミングや言葉や空気感の正解は一つではないので相談を受けた時にその悩みは本当によく分かるーって今更ながら感じた45歳のまだまだ気持ちは若いつもりの私。