長崎総合科学大学附属高校の煮たまごカケル(U15八期生)
今日もフル出場。
明日は大津高校とらしい。
ゲキサカより...
小嶺総監督「何とか九州の上の方の仲間入り」、長崎総科大附が首位決戦制して準々決勝進出!
[2.14 九州新人大会予選リーグ第3節 長崎総合科学大附高 1-0 大分高 東風平]
第36回九州高校U-17サッカー大会(九州新人大会)は14日に予選リーグ最終節を行い、1勝1分で並ぶ第3ブロックの首位攻防戦、長崎総合科学大附高(長崎1)対大分高(大分1)戦は長崎総科大附が1-0で勝ってブロック1位での決勝トーナメント進出を決めた。長崎総科大附は15日の準々決勝で大津高(熊本1)と戦う。
国見高に全国高校選手権優勝や高校3冠など数々の栄光をもたらした長崎総科大附・小嶺忠敏総監督(08年に総監督就任)が「何とか九州の上の方の仲間入りをさせてもらったかな。やっとチームとしても学校生活も、まだまだ問題あるけれど、3年、4年前に比べたら雲泥の差。プレーでも九州の皆さん方の仲間入りさせてもらった。去年よりはいいと思う。まだ人数は足りないけれど、いいパフォーマンスをもってやっている。これが“成長の一期生”かなと感じるね。(それでも)全国で勝負するまではない。これがある程度やったら、(次第に)上昇気流に乗るかなと思う」と微笑んだ。
その長崎総科大附はこの日、GK松村優太郎(2年)が「3試合きょうまでやって来たんですけど、守備はきょうが一番良かったと思います。後ろからしっかり声出して守れていたんで良かったと思います」と語る納得の展開。チャンスを作りながらも得点は前半にCB中居克仁(1年)が挙げた1点のみだったが、それでも相手シュートは後半ゼロ、試合を通じても2本しか打たせずに快勝した。
中居がFW永松涼介(1年)、そして大分の10番MF佐藤碧(2年)をCB磯部希(2年)が“監視”しながら流れの中でマークをスライドさせる長崎総科大附は中盤で存在感を放ったMF知念哲矢主将(2年)の左足パスから前線のFW中島成斗(2年)、FW日野友貴(2年)、そして県大会は登録外だったという成長株のFW右田翔(1年)の個人技と連動性あるサイド攻撃でチャンスをつくり出そうとする。17分に左SB鳴海翔丸(2年)のスルーパスから中島がCKを獲得。そしてCB池原駿(2年)が左CKからスピードのあるボールを入れると、ニアサイドへ走り込んだ中居が頭でゴールへ流し込んで先制点を奪った。
大分も24分にカウンターから左サイドを駆け上がった佐藤碧がスピードのあるドリブルから右足シュート。28分にはMF山本光彦(1年)の左CKのこぼれ球に反応した永松の右足シュートがゴール右ポストをかすめた。長崎総科大附は後半開始直後、PA外のこぼれ球を知念が強烈な左足シュート。その後は右サイドから思い切った仕掛けを見せる右田がビッグチャンスに絡む。17分に日野の折り返しを受けた右田が決定的な右足シュート。18分にはカウンターから最後は中島が左足シュートを放ち、終盤もサイド攻撃から決定的なシュートを連発した。再三サイド深くまでボールを運んでチャンスをつくる長崎総科大附に対して大分もセカンドボールを拾ってから縦に速い攻撃を見せていたが、長崎総科大附の守りは堅く、最後まで得点を奪うことができなかった。
長崎総科大附は3年連続出場で上位進出を目指した全国高校選手権で無念の初戦敗退。これによって新チームの各選手たちの意識はより引き上げられた。松村は「選手権負けて、何かを変えないと全国では通用しないといけないと分かったので心がけています。チーム的にも個人的にも。チームは練習から声出すとか、とにかく雰囲気を良くしていく」。新人戦で県5連覇、選手権予選は3連覇。小嶺総監督の言う「土台」は固まってきた。ここからどう積み上げられるか。まずは昨年準優勝だった九州新人戦。より意識の高まった長崎総科大附の今後の戦いに注目だ。
(取材・文 吉田太郎)