望みは・・・。

送り出す場所をどう選択するか・・・。

とても難しい決断だ。
＊我々が決断するのではなく決断するのは選手自身だが。

我々は個の育成とその選手が3年間充実した時間を過ごせる場所、挑戦心を持てる場所、つまりは選手自身の目の輝きが曇らない環境を見つけ、送り出すことをメインコンセプトとしている。

今の時代はJチームも30以上、J入りを狙うアマチュアチームも数多く、大学サッカーも環境が激変し、高校サッカーも少子化のため部員確保のため環境整備等に乗り出し始めた。

つまりはレギュラー、サブに関係なく志と環境を上手に選べばサッカーを通じて充実した時間を過ごすことができる。

もちろんサッカーだけが人生ではない。

だがサッカーから得られるものはとても多いのも事実だ。

選手全員がプロになれる可能性は低い。

仮にプロになったとしても激しい競争を勝ち抜いて10年以上続けられる選手は少ない。

我々の望みは選手が生涯、サッカーを通じて素晴らしい仲間を得、人生を送ってくれればいいのだ。

U15二期生に兵庫県のセンアーノ神戸という街クラブのユースチームに行った選手がいる。

傍から見れば無謀な挑戦。

周りは皆そう言っていた。

だが彼の目の輝きは高校3年間輝き続け、素晴らしい仲間にも出会い、おまけに小中と郡トレや県トレに全く縁のなかった男(我々の評価は高かったがスタイルがあまりにも普通じゃなかったのが原因かな・・・？。)が全国大会にも出場しJユースチームにも勝利するような活躍を見せた。

センアーノ神戸という素晴らしい出会いと縁に感謝している。


そう言えば静岡学園に行ったサカタク(U15五期生)が先週のU16ルーキーリーグの試合に先発したと風の噂で聞いた。

東福岡高校に行ったタクミ(U15五期生)は福岡国体選抜に残って頑張っている。

OBが頑張る姿(試合に出るだけが頑張ることではない。生き生きと日々を過ごしてくれている。)は我々にとって最高のご褒美だ。