くもん行ってるもん。

　以前「高齢者向けの商品の開発が少ない」みたいな意を書きました。
今日は高齢者向けの商品をご紹介。
といっても品物ではなく「くもん脳の健康教室」というソフト？
週に一回会場で算数問題と読み書き問題を解き、のこり６日間は自宅で宿題をこなす、そうです。
「いっぺんに全部やっちゃ駄目よ、毎日少しずつやるのよー」と先生に言われるそうな。
とりあえず自社の特性を生かした商品作り、感心しました。
その段でいけば、トヨタは高齢者でも運転できるクルマを作ってくれ。
私個人の希望を言えば、脳内を画像検索できるシステムを作ってくれないか。もちろんパーソナルレベルで。

　この「公文式」を教えてくれた患者さん、体操教室にも通っていて同居の身内の方から
「そんなに（体操とか）やっているんなら、鍼灸院（私の所です）行かなくても良いじゃん」
と言われてるそうな。
でもやはり他者の手が入るというのは違うのだと言い返してくれているとか。
○○さん、ありがとう。同じ問題が起こったら証言してね。

井伏鱒二コースご案内。

　東北、井伏鱒二ツアーなんて書いておいて、詳細を忘れかけていたので、調べなおしました。
タネ本としては岩波書店で井伏鱒二著「川釣り」なのですが、著者が昭和２７年前後にあちこちの川で山女釣りとか鮎釣りとかした随筆なのです。
昔読んで印象に残っていたのが東北編、萱野から雲谷峠（作中ではクモノトンケなんて書かれています）場所で言うと十和田湖の北側、八甲田山系での釣りの描写でした。その当時の見晴らしだと、下北半島と津軽半島が一望出来たそうです。
今も見られるのか、渓流釣りを口実に行ってみたいなぁ、と。
　そこまで足を伸ばせば弘前城も近いし。そうするとお花見の季節だなぁと。
角館のしだれ桜も見事らしいんですが、おいおいコースを考えなくちゃ。
　岐阜方面、ツチノココースはまた後日。

規模はミソッカス。

　書いておいて思いましたが、「ミソッカス」って方言でしょうか？
えー先日税務署を訪れて確定申告、済ませました。
初めてなもので緊張しました、だって領収書とか吟味されて、「ああ、このガソリン代、なんでこんな離れたスタンドで入れたの？」とか「なんで電話代、こんなに月によってバラツキが出てるの？」とか突っ込まれるのかな、と思ってたもんで。
まあ事前に患者さんから「先生の規模なら税務署だって調べるだけ赤字がでるからチェックなんてしないよ」とか聞かされていたんですが、まさか「領収書などご提出いただかなくて結構です」とかノーチェックだとは思いませんでした。
なんかこれではやりたい放題じゃないか、サラリーマン時代は収入全部把握されていたのにぃぃぃぃ。
思うに私なんてザコ、小者、ミジンコ、相手にもしてもらえない、モブキャラ。
きっと年金払ってくれていれば御の字だと思われているのでは。
せめて見たら騒がれるカメムシかゴキブリくらいにはなりたい！！
くそ！売り上げ、売り上げさえあれば！！！

写真は山田美保子さんに「朝ドラ史上最もウザイヒロイン」と書かれ、劇中でも「ゴキブリの様に嫌いなのに無視が出来ない女」と云われた「夏菜」さん。

天気が良いので散歩。

　冬の寒い間は旅行に行く気が起こらず、高齢になったら行けないのに今からこんなんじゃ駄目だなぁ、と思っていましたが、現金なもので春が近づくにつれオモテに出たくなってきました。
　とりあえずリハビリも兼ねて近所に散歩に出てみました。写真は「小松ヶ池」よりさらに奥に行ったところ。
実は中学生の頃、この場所から下ったあたりの池によくフナ釣りに来た所なのです。
残念ながらもう釣りは出来なくなっていますが、紛れも無くこの環境が自分の情緒を育ててくれた場所なのだな、とひとり感慨にふけってしまいました。ついでにもう一枚↓

「道～strada」ってテーマ曲が浮かんできます。思えばズイブン歳月が経ったものだ。
　前述の「小松ヶ池」ももう少し経つと河津桜が咲いて↓
みたいな光景が楽しめますよ。
　今年の旅行計画は春の花見は茨城か弘前城か、夏は東北、井伏鱒二ツアーか岐阜郡上八幡から越美方面ツチノコツアー？を夢想しています。お楽しみだ？

いやー年取ると涙もろくなって。

　80才代に届く患者さんから「先生、最近週一でお灸据えてるから足の痺れも無いし、肩こり知らずだし、ホント調子いいわー」とお言葉を頂き、恐悦しごく。嬉しいです。
　えー年をとって思うこと。
以前からテレビなどのコンテンツでこれから人口も増え、需要も増すであろう年配者向けのソフトが一向に出ないことに疑問をかんじておりました。家電業界ももっとわかり易い機能表示を心がければ売り上げも変わるのにと。事実ＨＤＤレコーダーは操作がわかり難いと言われておりました。東芝とナショナル製品以外録画ミスが目立つってね。
車のエアコンの日本語表示も知っている限りではトヨタのプレジテントとプレグロだけでしたもん。
なんでかなー？と思っていましたが、先日思い当たりました。年食ってこないと気づかなかった。
年取るとね、なかなか気に入るものが出てこないんだよ。
ちょっとでも気に障ると悪口を言う、少しは気に入っているのに認めない。そんな連中に気に入られるの、大変なんですよ。
だったら若い子向けの方が簡単だ。若い娘が太もも出して踊っていれば喜んじゃうもんね。偏見ですな。
でもねオジサンになって枯れれば判る、わざわざ気に入らないところを探してしまうんです。そんなところにいるはずもないのに。桜木町か。
おそらく世界中探しても見つからない。見つかったらおそらく傷つく。もう手に入らないから。
体力も無い、情熱も無い、時間も無い、手に入っても入っていない。
成長のチャンスと気が付いても、もう成長する余地の無い自分。
　ここに訪れている若い人は良い人とめぐり合って欲しい。
年配になっている人は、今そばに居る人にこんな気持ち↓を忘れないで。隣人として得難い人かもよ。