
創業当時、瑕疵保証制度や性能表示制度は有りませんでした。
それが制度化された事は、ずさんで手抜きが横行し粗悪な家が多かったのです。
はっきり言えば、こんな程度の家で良いのかとの思いが強かったです。
メーカーやそれに追随した家造りに疑問を持ち、それならばと、建築基準法以上の
家造りに取り組みました。
それが「見えない所で差のつく頑丈な家造り」で、今日まで見えない所に「こだわり」
その姿勢をつらぬいて参りました。
基礎に始まり建物本体も同様に強度と耐久性の持った家造りに取り組みました。
例えば、耐力壁の強化にダブル筋交い。筋交い+構造用合板。筋交い+ダイライト
(強化耐力面材)等そして床構造においても、転ばし工法を止め、落とし込み工法から
剛床工法へ地震に強い家造りを私なりに勉強し工夫をして来ました。
その中で、今日まで建てました家の一棟たりとも土台や柱は4寸角未満を
使っていません。
全棟4寸角以上(大半が3.5寸角でした)です。
構造材が単に太いから安全とは言いませんがこの姿勢からお察し下さい。
土台・柱は建築木材では最高級の材質のベイヒバと桧が原則で、
特別に漆を塗る場合は杉を用いています。
一つ一つ例を挙げれば紙面ではお伝えできませんが、
構造材の側桁は、良心的な施工者は4寸×5寸~(最小部分の寸法です)、
ローコストや利益追求型はさらに細い(3.5寸~4寸×4.5寸~)
部材を用いていました。
あさひホームは創業時から4寸×6寸角とし、今では4寸×9寸角材で、
そして一回り太い筋交いを用いています。
こんな話が有りました。
ローコスト系住宅ですが、上棟現場で桁を大工が「かけや」で叩いたら
桁が折れたのです。
その桁を変える事無く補修して使ったのです。笑い話しのようですが恐ろしい話です。
それにしても、こんな業者を選べば最悪です。
細いとか材質だけの問題ではないにしても、やっぱり細いより太い方が
丈夫と言う事でしょう。(写真は40坪程度の建築現場で2階部分の床組み中)
・・・・・次回に続きます。
最新の画像もっと見る
最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事