金沢大乗寺のもみじ
陽を受けて黄金に輝く紅葉
家の中にいるのに「寒いと感じる」81%、積水化学工業調べ
積水化学工業住宅カンパニー(大阪市北区)はこのほど、同社の調査研究機関である住環境研究所(東京都千代田区)と共に、寒さが厳しくなるこれからの季節に合わせて『家庭内寒暖格差』をテーマにした調査を実施した。
対象は10代~70代の男女500人(子ども世代、パパ・ママ世代、シニア世代で均等割付)。
「冬、家の中にいるにもかかわらず、寒いと感じることはありますか?」と聞いたところ、合計81%が「ある」(「よくある」=38%、
「たまにある」=43%)と回答した。
築年数別では、20~29年の家で86%、30年以上の家で89%が「ある」と回答しており、
築年数の長い家ほど寒さを感じやすい傾向が見られた。
寒さを感じる場所では、「トイレ」(55%)、「脱衣所」(53%)などの非居室が上位となる一方、
「リビング・ダイニング」も34%の人が寒い場所として答えた。
リビングで寒さを感じやすい時間帯は「午前4時から7時まで」が最も高かった。
「家の中で寒さを感じやすいシーン」について聞いたところ、66%が「起床時」、49%が「入浴前後」と回答した。
一番寒さを感じやすい身体の部位では、すべてのシーンで「足」が1位となった。
特に「足」の寒さを感じるシーンとしては、「就寝前」が79%で最多だった。
同じ家の家族の中で、最も寒い思いをしているのは誰かを聞いたところ、「ママ」が44%と圧倒的に多かった。
また、「あなたは、他の家族よりも寒い思いをすることが多いと思いますか?」という質問で、「ママ」の7割以上が「そう思う」と答えた。
さらに「ママ」の約7割は、冬、リビングにいるときに「暖房器具をつけるのをガマンすることがある」と回答した。
「リビング・ダイニング」において寒さを感じている家族は「ママ」が51%と最多で、他の家族に気をつかい、節約を心がける「ママ」の姿が浮かび上がった。
ネットから引用しています。
私心
風邪は万病の元と一般的に言われますが、私共では寒さが万病の元と言っています。
だから住宅が寒いという事は健康に暮らすためには今日の住宅では致命的な欠陥とも言えますね。
ところで一般的な工法で建築された住宅は、経年変化と共に益々室内の寒さが増してきます。
その住宅と言えば、一番に挙げられるのが隙間の大きい住宅ですね。
専門用語でいえば気密性能が低い住まいです。
参考に
建具や部材の接合部分のすきまが少ない、気密性の高い住宅。
次世代省エネルギー基準では、床面積1m2に対するすきまの面積が、寒冷地で2cm2以下、それ以外の地域では5cm2以下の住宅としている。
私共が高気密住宅と言えば、気密性能が0.7㎠/㎡より数値の少ない住宅と考えています。
気密性能が0.7㎠/㎡この数値には勿論意味があります。
(簡単に言えばこの数値以下の住まいの隙間を抑えれば、隙間風(外気)による影響がほぼ受けない数値です)
省エネが叫ばれ、近年ようやく高気密・高断熱の住宅が建築される様になりましたが、まだまだ気密性能の低い住宅が建築されています。