ボクシング
亀田一家の世界タイトル戦における姿勢が問われています。お詫びのTV会見でも
厳しい見方をすればお詫びとは思えない様に映りましたが、皆様は如何でしたか？
願わくは、彼は敗戦して一年間の猶予を得ました。
この間に精進してルールの守れる常識のある人となってリングに帰ってきて
ほしい。強いだけでは無い事を知ってほしい。
さて、大半の方は亀田選手が敗戦して良かったと思っているでしょう。
私もその様に思っています。
同情するならば、彼が18歳と言う年齢と絶対的な権力を持つ父親
（もしくは周囲の方）の偏った指導と言えます。
それでも彼はプロです。その彼が今まで大口を叩いて来ました。
ボクシングと他のスポーツ、例えばゴルフなどと比較出来ませんが、亀田選手と
同世代のプロツアー競技会で優勝した石川選手やその前の高校野球で優勝投手と
なりました斉藤選手は礼儀正しく好感が持てます。
彼らもマスコミがハンカチ王子とかはにかみ王子と言って持てはやしています。
でも、彼らはおごりません。礼儀とルールを知っているからです。
だから彼らにはもっと強くなってほしいと心から素直に応援出来ますが、
亀田一家にはそれが欠けているから強くても弱くても？
素直に応援が出来ないのです。いくらパフォーマンスと言っても
限度があります。多くの子供や若者に大きな影響を与える事を忘れているのでは。
天に向かって唾を吐けば何とかやらです。
私はボクシングが好きです。
高校時代に同級生がどこかで習ってその彼が先生で、見よう見まねで一週間ほど
学校に隠れて、裏山で数人集まって少しかじった事が有ります。
40数年前の事で、勿論学校にはボクシング部なんて有りませんでした。
遊びの一ラウンドでたった2分間ですが体力が持ちません。
激しい運動量で続きません。
彼ら兄弟の鍛え上げられた肉体を見れば、素人の私でも厳しいトレーニングを
積んでいる事が解ります。そして18歳とは思え無いほどの技術も持っています。
それなのに斉藤選手や石川選手の様に好感が持てないのは、
彼らには相手を敬い礼儀を持ちルールを守る（常識）がないからだと思います。
強いだけなら、社会的な存在価値が無いと言う事になります。
これは企業も同じ事です。企業も勝たなければ成りません。
しかしそれを最優先すると勝つ為にはそこに住む人の事は二の次で
先ずは企業の利益優先となります。その為にキャッチコピーが氾濫しています。
売る為の言葉が踊って、住いを造る事に全精力をかけるのではなく
売る為に全力をあげてしかも詐欺まがい的企業が大手を振っている様にも見えます。 この様な企業は必ず滅びると私は思っていますが、現状は腕の良い職人が
少なくなって、大工（大9）でなく大6程度の職人が増えて来た事が残念です。
日本の住まいがたったの20から30年で取り壊されています。
これも住まい造りの基本ルール（住む方の幸せ・健康・笑顔）より自社のエゴ
（利益）が勝っているからではないでしょうか？
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表米田正憲
