建築業界は混乱
今回の改正で工事は進まず、現場は混乱し、冬柴大臣も頭を下げていましたが、改定前に現場担当職員の講習を先行するべきでした。
金沢で国交省の講習会に出席しましたが、全国各地からの建築関係業者からの
クレーム例が挙げられていました。
担当官も事例を挙げ、不手際を苦笑していました。
彼らは苦笑で済みますが、企業は大きく収益にかかわります。
この温度差は・・・・・講習会での感想です。
とにかく、些細な変更でも差し替えではなく全部やり直しですから大変です。
今は、改正の運用にも慣れてきた事や業界のクレーも有ってか、幾分かは改善されたと聞きます。
不平はあっても、業界の一部と言え、今までの悪行?の報いと言えば報いでしょう。
多くの善良な消費者に迷惑をかけたのは事実です。
この改正は、ユーザーの皆様を保護する事が目的です。
まじめにやって来た会社にとって「あの事件が無ければ・・・・」愚痴の一つもと
思っているでしょうが、これは言っても始まりません。
それだけ、住まい造りに取り組む関係者全員が、この改正を反省の機会に、より良い住まい造りをする事をユーザーの皆様に確約する事が大切です。
これで、新築はこれからは、良い方向へと進むと思いますが、リフォームに付いては建築確認の申請の無い現場が多いです。
だから、悪質リフーム業者にとってはこの改正は殆ど関係ないので、
これからもトラブルは発生します。
この業界の膿はまだ溜まったままです。
もっとも悪質業者は基本的に建築の知識が無く、建築士等の資格を持ってないのが数多くあります。皆様は気を付けて下さい。
リフォームをするなら、新築もして、しかも増改築相談員等の資格のある会社を選んで下さい。
些細な表面的な修理ならいざ知らず、増築や部屋を改造するとか、雨漏れを止めて直す等、住まい全体の関わる工事は必ず、地元で新築やリフォームをしている所を選ぶ事が無難です。
以前、金沢の知り合いが、訪販のリフォーム会社で玄関風除室と依頼した所、
玄関ポーチの化粧丸太梁をお勝手に切って施工した事例が有ります。
能登方面では、古い外壁の上に新しい外壁を施工してその新しい外壁が倒れた
施工例を聞きます。恐ろしい話ですね。
それでも、目に見える部分で、構造体でなくて良かったと言えます。
リフォームして、住まいが弱くなったではたまりませんね。
しかしこれはよく有る話です。そこで弊社では、リフォーム前の住宅検査システムの利用をお勧めしています。
我が家の見えない傷、例えば、土台や柱のシロアリに被害は?
どれくらい地震に強いのか?等を
ハイテク機器で隠れた部分を調査し本当にリフォームが必要なのかもはっきりします。
費用は50坪程度で16万円程度で済みます。安心して適切なリフォームが出来ます。
まめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲
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wakayama 谷村
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