投資家の目線

投資家の目線582(SMAP解散と戦後レジューム)

 8月14日、SMAPの解散が発表された。今年初めにはジャニーズ事務所からの独立騒ぎもあったが、事務所には残るようだ。次の資料を見ると、ジャニーズ事務所は小佐野英子氏が後見人になっているという話もある。

田中角栄と小佐野賢治の刎頚の友考
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/kakuei/sisosiseico/jinmyakuco/osanokenjico.html

 英子氏の夫である故小佐野賢治氏は国際興業の創業者で、ロッキード事件の時には国会の証人喚問の対象となった。なお、現在の国際興業はお家騒動の真っ最中といった感がある。

国際興業をめぐる小佐野一族の御家騒動がそろそろ佳境という話① 宇佐美典也 2016年06月06日
http://blogos.com/article/178377/

 現在、副社長のメリー喜多川氏は89歳、社長のジャニー喜多川氏は84歳で、敗戦時にはそれぞれ18歳、13歳ということになる。彼らは戦後どのように生き抜いてきたのだろう。wikipediaを見ると米軍関係の仕事もしてきたようだが…。

 戦場を生き抜いたダイエーの中内功氏は、人間不信で血の継承を重んじたようである。娘への事務所の継承を狙うメリー喜多川氏も同じように見える。

イオンに屈したダイエー 流通王国崩壊を招いた、中内功の人間不信と“血への執念” 2014年9月29日 ビジネスジャーナル
http://news.livedoor.com/article/detail/9301394/

 SMAP解散が発表された8月14日は、71年前にポツダム宣言受諾を連合国側へ通告した日と同じだ。そこにも戦後体制との因縁めいたものを感じる。

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