なお、個人的にはキー局のテレビ番組を見る時間は減少した。民放の朝の情報番組を見るぐらいなら、金融経済情報チャンネルのブルームバーグTVを見るほうが、よほど有意義だからである。
墨田区のタワー建設への期待は地元産業の低迷の裏返しとも報道されている。中小製造業の町からタワーを中心とした観光都市に脱皮しようというのだ。最近、墨田区にはクレーンが林立している。マンションを建てるのだ。高層マンションといえるのは曳舟地区ぐらいで、あとは高さ制限があるのか30メートルまでの小規模な低層マンションが主流である。2003年までの5年間に工場数が22%減少したというがその結果であろうか。また両国地区では昨年有名予備校も閉鎖されている。
タワー建設予定地に隣接して、日立コンクリート(株)押上工場や、東京エスオーシー業平橋工場があるが、それらも移転すると考えるのが自然だ。そこには「生コン工場発祥の地」の碑が建てられているが、それは残してほしいものである。
日本経済新聞 2006/3/25夕刊、2006/3/31、2006/4/1朝刊
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