投資家の目線

投資家の目線240(GMのケース)

 報道によれば、日本航空は法的整理になり、実質的に債務超過のため100%減資になりそうだ。同社には38万人の個人株主がいるそうなので(週刊文春2010/1/21号)、中途半端な減資では株主が多くなりすぎ、収拾がつかなくなると思われる。

 GMの破綻のときは全米自動車労組が、再建後の新生GMの17%の株式を取得する見通しになった(6月2日(ブルームバーグ)【米経済コラム】GMが残した最も厳しい教訓ーRローウェンスタイン)。日本航空OBや一部労組は年金の減額に同意したようであるが、GMの時のような交渉方法もあったのではないだろうか?
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・14日の報道によれば、民主党石川議員の元秘書の金沢敬氏が自民党の勉強会に出席し、陸山会の経理処理について語ったそうである。民主党故永田議員のガセメール事件のことが頭によぎるが・・・。金沢氏については、鈴木宗男衆議院外務委員長がブログに書いている。
【ムネオ日記】2010年1月15日(土)
http://news.livedoor.com/article/detail/4552219/

 早川忠孝前衆議院議員が、1月17日のブログで鈴木宗男氏が「検察の横暴や権力との対峙をいくら訴えても、説得力は乏しい」と書いていた。落選者と当選議員で、どちらが有権者の信用を集めているかは明らかだと思うが・・・。ケッコウ笑える。

16日の民主党大会で小沢幹事長が続投を表明した。検察にナメられないためにもよい判断だと思う。報道される疑惑の内容が日によって変わるので、何が問題なのかよく分からなかった。大会直前に石川議員を逮捕したのは、確かに民主党の脱官僚支配に抵抗する検察が圧力をかけようとしているように見えた。

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