雑記です。
タイトルはほぼ関係ないです。なんとなく、西武新宿の駅で見かけたお菓子屋さんの看板の字体と恐らくポテトアップルパイであろう写真と匂いとで、「ポテトアップルパイ」って響きとか雰囲気とか商品としてケースに並んでるそれらと自分との距離の適切さが、かわいらしいなあと思ったから、改めて自分でケータイにぽちぽち打ってみたら、意外と感慨が薄いというか、お店の看板と匂いに初めて会ったときほど、「ポテトアップルパイ」の良さを感じませんでした。寧ろ字体はなんだかポテトアップルパイそのものに対する丁寧さを欠いていてイヤな感じです。
改めて、雑記なんですが。
人生初の馬券を購入致しました。バイト先の店長のお遣いで6人分くらい。新宿のウィンズっていう場外馬券売り場に初めて行ったわけですが(どの紙に記入すればよくわからなかったので受付のお姉さんに訊いたら全部やってくれました…ちょっと楽しみが減った気分もあります)、おじさま達が新聞片手に床に座り込んでシートに記入しておりました。普段はぴっちりしたサラリーマンなんだろうなって人達も、心なしか生き生きした表情で記入したり予想したり。街中で見かけるとヘドロの底にいるような表情や雰囲気をしているように感じますが、やっぱり好きなものには活力が湧くんですね。活気。混雑。面白い空気でした。
一日あそこの売り場で人々を眺めてるのも意外と楽しい気分かもしれないなぁ。受付のバイトとか募集してないんでしょうか。
朝一で購入した馬券をこれから狭山市まで届けに行きます。もとい、バイトしてきます。
写真はポテトアップルパイとも馬券とも関係ない「八部衆像」や「十大弟子像」のポスターです。西武新宿の駅にベローンと貼ってありました。あのポスター欲しいですね。
それにしても、阿修羅展。宣伝効果もあってか、たっくさんの色んな人達が見に行くのはいいと思うのですが、会場で如何に仏像との素敵な時間を過ごせるようにするかの対策って、どうしたらいいんでしょうね。月の石状態。不満点をたくさん挙げることはできるけれども、その対策案を考えてみると手間とか、難しい面もあるんでしょうね。十数体の仏像に何万人(それ以上ですかね)もの人が群がってて、スペース的にはそんなにたくさんの人を収容するには狭い…かといって、「観る」ために来てるのだからただ広くすればいいわけでもなく、お客さんがたくさん来ることは望ましいことですが、その一人ひとりが仏像とある程度ちゃんと対峙できる空間や時間を提供するって、かなり難しいんだと思います。阿修羅展に限らず、絵画やらその他の何かしらの作品にも言えることなのかもしれませんけど。触れられる機会が増えたらいいのかどうなのか…主催者側の採算の問題もあるんでしょうけど。
今回みたいな大混雑って、普段ある場所(奈良)から東京に来て、ある種「限定」感があるから起こっている面もあるんでしょうか。でも普段ある場所に展示されてる作品でも、混雑している場合はあるように思います。観光名所的に。「有名な作品(実際に有名だったり、宣伝効果で有名と思わされていたり)」だからなんでしょうか。
阿修羅像展に集まったたくさんの方々が、争うようにして見ていた阿弥陀三尊像とか、興福寺四天王像とか。どんなことを期待し、思い、考え、見ていたのか知りたいなと、展覧会みたいな作品を観る度に思います。その作品が、観た人達の作品から離れた生活の中に、どんな影響を与えているのか、与えていないのか、興味興味。