どんてん生活

日々思ったこと、観たもの、考えたこと、好きなもの、嫌いなもの、出会った人などなど、個人的な活動報告になる予定です。

かもめマシーン『パブリック イメージ リミテッド』

2012-03-15 23:55:53 | Weblog

以下、公演情報です。
「公演概要」のあとに今回の公演についての簡単な紹介が載っています。

「どんなことをやるの?」「どんな感じの公演なの?」「おもしろいの?」
という疑問が浮んだ方は、ご参考までにお読み頂ければ幸いです。
かもめマシーンのHPにも、公演の雰囲気を想像していただける情報が出ております。
下記「公演概要」の下の部分にHPへのリンクが貼ってありますので、気が向いた際にでもご覧いただければ幸いです。
そしてご興味をもたれた際には、ぜひ劇場に足をお運びいただければ、とても幸いです。

【公演概要】
かもめマシーン
『パブリック イメージ リミテッド』
2012年4月4日(水)~8日(日)
小劇場「楽園」(下北沢)

4/4(水)…19:30
4/5(木)…19:30
4/6(金)…14:30/19:30
4/7(土)…14:30/19:30
4/8(日)…14:30/18:30
受付開始は開演45分前、開場は30分前

前売 2,000円
当日 2,200円
(以下、要事前予約)
脚本付き前売 2,400円
学生割引   1,800円
初日割引   1,800円
初見割引   1,800円(自己申告制)

出演
井黒英明
清水穂奈美
林弥生(海ガメのゴザン)
松原一郎
横手慎太郎(シンクロ少女)

脚本・演出
萩原雄太

詳細情報(稽古公開情報など)
かもめマシーンHP

ご予約フォーム
http://ticket.corich.jp/apply/34102/003/


【公演のご紹介】
2012年4月4日(水)~8日(日)まで、下北沢の小劇場「楽園」にて、
かもめマシーン公演『パブリック イメージ リミテッド』が行われます。

この公演では、
2011年2月10日木曜日
14時41分~46分
新宿の東南口広場にいた
女の人と男の人について、話します。
出演者5人でこの「私」と「僕」という二人のことを話します。
紹介すると言い換えてもいいかもしれません。

女の人、つまり「私」は、
友達と会う予定でしたがドタキャンされ、
新宿の東南口の喫煙所で煙草を吸っています。

男の人、つまり「僕」は、
新宿の東南口の広場の近くで、
発展途上国の子ども達のための募金活動をしています。
寒いこともあって缶のコーンポタージュを飲んでいます。

2011年2月10日(木)
東京の天気は晴れ、気温8.3℃でした。
ネット上で、通り魔の犯行予告が流れていました。
犯行日は翌2月11日、新宿で通行人をメッタ刺しにするという内容でした。
エジプトでは革命が始っているようでした。
翌日2月11日の東京の天気は雪の予報でした。
通り魔は、実際には起こりませんでした。

起伏のある物語でもなく、とりたてて特別な出来事もないですが、
2011年2月10日に新宿の東南口にいた「私」と「僕」のことを話します。

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会ったことのない人、知らない人、嫌いな人、苦手な人、よくわからない人、
もっと言えば親しい人や家族・友人などでも、
自分ではない人が「いる」「いた」ことを受け入れることができたら、と思っています。
自分とは違う人を、違ったり嫌だったりする部分も含めて認める、ということができたらと。

これから知るかもしれない人、出会うかもしれない人、或いは、
出会う可能性のあった人、知り合い・友人・恋人にだってなり得たかもしれない人が、
もし目の前に現れたとき、その人を受け入れる・認めることができる心の準備をしておきたいなぁと。
たとえ目の前に現れなくても。

ただ、常にたくさんの知りもしない人を、身近な家族や友人と同じように想うことは正直疲れてしまうし、「想い続けなければ」「なにかしてあげなければ」という強迫観念に縛られることも不健康だと思っています。
だから、やはり「準備」くらいがちょうどいいのじゃないか。
その「準備」さえあれば、実際に出会ったとき、はじめは苦手や嫌いと感じたとしても、少しずつ少しずつ会話をしていくことができるんじゃないか。
「準備」は「完成」ではないから、間違っていた部分を直したり、いらない部分は省いたり、もっと必要な部分は加えたり増やしたりできるんじゃないか。

こういうことを、言葉にしようとするととてもまわりくどいですが、
実はとてもシンプルで当たり前で、普通に誰でもできていることなのかもしれません。
もしそうなら、ただただ「いいなぁ」と思います。

だからとりあえず、相手に「耳をかたむける」ことから、はじめられれば。
『パブリック イメージ リミテッド』では、劇場の中にいる全員で女の人と男の人について「耳をかたむける」ことができたら、しあわせなことだなぁと思います。出演者は「耳をかたむける」ための仲介人みたいなものです。

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