
釣りを再開して魚料理を頻繁に行うようになってから日本酒を良く飲むようになりました。刺身、塩焼き、干物、煮魚、天ぷらなど、やはり日本酒と絶妙に合います。しかし飲み方は、適当に買ってきた4合ビンを冷蔵庫で冷やして、味が劣化しないうちにできるだけ早く飲み切るというスタイルでした。
そんなある日、本屋でたまたま目にした古川修さんの著書「世界一旨い日本酒」を買ってみました。その本によると、「よくできた純米酒に限っては開栓したらすぐに飲まず、そのまま常温で放置した方が美味しくなる(常温自家熟成)」、しかも「2、3日放置しておくレベルではなく、1ヶ月、半年と放置するとより味乗りしてくる」とのこと。
さらに別の本、上原浩先生の「純米酒を極める」には、「酒は純米、燗ならなおよし」すなわち良い純米酒・純米吟醸酒を割り水(少し水を入れて)燗をつけるのが本当の日本酒飲み方で、これほど美味で健康的な飲み方は無いと書いてありました。
とりあえず半信半疑だったので、両方の本に紹介されている「神亀」と「秋鹿」に目星を付け、近所でそれらの銘柄を売っている酒屋を探して行ってみました。横浜市港南区の秋元商店です。大きなガラス張りの部屋(セラー)があり珍しい地酒がたくさんあります。涼しい部屋で15℃くらいに保たれているようです。生原酒などは巨大な冷蔵庫内に陳列してあります。目当ての神亀純米と秋鹿:山廃山田錦無濾過生原酒(精米7割)の一升瓶を選んでレジに持って行きました。すると店主が「今日のお勧めを試飲されますか?」と何種類か酒瓶を持ってきてくれました。その中の悦凱陣・無濾過純米生原酒は、「これが日本酒か!?」というくらいびっくりする味わいで、一瞬ブランデーを思わせる香りが口の中に広がったあと、ほのかな甘みが広がります。しかもその甘みが舌から蒸発して行く過程が分かります。日本酒という分類の中で、こんな高レベルな飲み物を造る人がいることに、カルチャーショックを受けました。「開栓してから一週間経ったものです。まだまだ味乗りしますよ。」ということで思わずこれも買いそうになってしまったのですが、その時は我慢して帰りました。
それからは日本酒の常温熟成を実践し、家には常に一升瓶が4~5本栓が開いている状態になりました。確かに1本を数ヶ月かけて飲むと味乗りの変化がよく分かります。その日の料理に合わせて日本酒を選択する楽しみも生まれました。
写真は「秋鹿(大阪)」山廃山田錦無濾過生原酒(精米7割)、赤ワインに負けない酸味を持っています。これくらい個性のある日本酒も珍しく、揚げ物とかハンバーグとも良く合います。食事の最初はもう少し穏やかな日本酒を飲んで、締めに「秋鹿」を飲むのがしばらくの定番でした。
さらに別の本、上原浩先生の「純米酒を極める」には、「酒は純米、燗ならなおよし」すなわち良い純米酒・純米吟醸酒を割り水(少し水を入れて)燗をつけるのが本当の日本酒飲み方で、これほど美味で健康的な飲み方は無いと書いてありました。
とりあえず半信半疑だったので、両方の本に紹介されている「神亀」と「秋鹿」に目星を付け、近所でそれらの銘柄を売っている酒屋を探して行ってみました。横浜市港南区の秋元商店です。大きなガラス張りの部屋(セラー)があり珍しい地酒がたくさんあります。涼しい部屋で15℃くらいに保たれているようです。生原酒などは巨大な冷蔵庫内に陳列してあります。目当ての神亀純米と秋鹿:山廃山田錦無濾過生原酒(精米7割)の一升瓶を選んでレジに持って行きました。すると店主が「今日のお勧めを試飲されますか?」と何種類か酒瓶を持ってきてくれました。その中の悦凱陣・無濾過純米生原酒は、「これが日本酒か!?」というくらいびっくりする味わいで、一瞬ブランデーを思わせる香りが口の中に広がったあと、ほのかな甘みが広がります。しかもその甘みが舌から蒸発して行く過程が分かります。日本酒という分類の中で、こんな高レベルな飲み物を造る人がいることに、カルチャーショックを受けました。「開栓してから一週間経ったものです。まだまだ味乗りしますよ。」ということで思わずこれも買いそうになってしまったのですが、その時は我慢して帰りました。
それからは日本酒の常温熟成を実践し、家には常に一升瓶が4~5本栓が開いている状態になりました。確かに1本を数ヶ月かけて飲むと味乗りの変化がよく分かります。その日の料理に合わせて日本酒を選択する楽しみも生まれました。
写真は「秋鹿(大阪)」山廃山田錦無濾過生原酒(精米7割)、赤ワインに負けない酸味を持っています。これくらい個性のある日本酒も珍しく、揚げ物とかハンバーグとも良く合います。食事の最初はもう少し穏やかな日本酒を飲んで、締めに「秋鹿」を飲むのがしばらくの定番でした。