ポロンアルマジロ

フェアリーサイズのポロンアルマジロが見つける幸せのカタチ!?

ポロンのでんでんマイマイ (連載11日目)

2013年03月19日 09時28分26秒 | 童話『ポロンのでんでんマイマイ』
 朝になってはっきりと目を覚ましたフクロウは、元気に
なっていた。
 「ありがとう、ポロンアルマジロ。」
 「確かにぼくはポロンって名前だけど、どうしてぼくを
知ってるの?」
 「キレイな色のアルマジロは珍しいからね、森のみんなが
知ってるよ。何より鳥たちはお喋り好きが多いし、色にも
敏感だ。」
 「そんなに珍しい色なのかな。」
 「そりゃあ、そうさ。月色のカラダに虹色の甲冑、こんな
アルマジロは見たことない。」
その時ぼくは改めてジブンの色を認識した。が、それよりも
目の前にいる鳥がナニモノなのか気になる。
 「キミ、フクロウ?」
 「そう、フクロウのシシ・・・それよりもう二度と目を覚ます
ことないかもって諦めるほど痛い思いをしたのに、今日は
全く痛くないんだ・・・どうしてかな。」



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