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福岡では入場しただけであきらめましたが、結局、東京まで見に来ていたり(笑)
ま、あのときはあまりにも腰の調子が悪かったし。
今はそれほどでもないんで、何とかなるだろうという予測の元に。
しかも航空運賃に関しては自腹じゃないし(笑)
羽田から両国ってのが、ちょっと行きにくいのが難点と言えば難点ですが。
そういえば、江戸東京博物館って、地理的には行きにくいはずなのに、何かと来てるよなぁ。
ここの学芸員さんとは相性がいいのかもしれない。
それにしてもねぇ。
平日だというのに混んでやがる。
どうやら招待券が相当出回ってるみたいだから、仕方ないんだけどね。
しかも浮世絵とか和物は特に、年寄りばっかりなのも仕方ないんだけどね。
でも、なんでみんな、美術館につるんでやってくるのやら?
大抵2~4人連れなんだよね。
そのグループで絵の前を完全に陣取っちゃったりするから、ホントに見づらい。
ただまぁ、この前のフェルメールと違って、関係ないおしゃべりをしている女の子二人組に「静かにしてもらえませんか」なんて注意してくれちゃってるおばさんがいたりして、客層は悪くなかったかも。
で、肝心の絵ですが、なんといってもこの保存状態の良さと言ったら!!
ここまで綺麗な状態で残ってるのって、なかなかお目にかかれないですよ。
これはマジでスゴイと思う。
だって今でこそこうして大事にされてるけれど、浮世絵って、肉筆じゃないモノは当時は芸術じゃなかったわけで。
今で言うポスターとか、ブロマイドとか、グラビアとか、そんなようなモノがほとんどじゃん?
海外のコレクターが収集して保存しておいてくれたからこそ、こうして残ってるんであって、そういうことがなかったらきっと忘れ去られた存在になってたんだろうな。
全体の構成としては年代順になっていて、しかもどっちかっていうと作家ごとになってる感じがあったんで、浮世絵の歴史そのものも非常にわかりやすい。
そして、年代を追うごとにどんどん技術が上がっていって、色彩も鮮やかになっていって、ホント、現代の版画に比べても驚くような代物だと思うんだけど、それに加えて、浮世絵師のデッサン力の高さとデフォルメのうまさには感心します。
う~ん、いいもん見せてもらった。