Der König Hat Eselsohren

München9日目

とりあえずシャワーを浴びて出てくると、既に7時を過ぎている。
今から寝ると絶対に10時までは目が覚めない。なにしろヨガの眠りだから(違)
1時間しか余裕がないんじゃ、荷造りと身支度が間に合いそうもないので、もうこのまま寝ないでおくことにした。
さっきまでがんがん飲んでいて、完全な酔っぱらい状態のまま、徹夜…。

最低限洗濯した小物類は、タオルで押し絞りして、暖房のそばに干しておけば何とか乾くとして、それ以外のものは物凄いたばこの臭いなので、他の衣類とはちょっと別にしつつ、もうそのまま持って帰るしかない。

とにもかくにもPCを立ち上げる。

ネット接続は1週間使い放題にしてあったので、もう終わってしまっている。
ひとまず、昨日あったことを朦朧とした頭で思い出しては、大変なスローペースで書きつつ、ちょっとずつ、荷造りも進める。

もう、昨日の段階で決めてはいたけれど、やはりBrigitteさんたちには連絡しないことにした。
もちろん、11時チェックアウトしてから、少なくとも15時くらいまでは時間が余ってしまうのだけれど、これはもう、近くのカフェで食事でもしながら、PCに向かった方がいい。
何しろ、脳みその容量が大してないのだから、これでBrigitteさんたちに会ったら、記憶が上書きされてしまいそうなのだ(笑)
それに色々なことを訊かれて説明したとしても、ちゃんと伝わるように説明できる自信はなく、なんだか誤解されたという感触だけが残ってしまうと、それはそれでイヤだ。


結局、思った以上に文章を書くことが出来ないまま、11時になったので部屋を出る。
まぁ、相談すればチェックアウト時間を遅くしてもらうことは出来そうなんだが、いくら何でも15時ともなると…。
で、スーツケースを預かってもらい、いつも行ってるカフェへ。
ここならHotspotもあるので、PCを使っていても文句を言われない。
で、迎え酒にスプマンテを飲みつつ、今朝は朝食を食べていないので、昼食も兼ねてサンドウィッチを注文する。
つーか、少なくとも5時頃まではちびちび飲んでいたのだから、迎え酒とはいわないと思うが…f(^ー^;

やはり徹夜明けというのは、恐ろしく脳の動きが低下しているのか、昨夜の出来事をすべて書き出すことが出来ないまま、PCの充電池がなくなって、15時過ぎに自動的にフェードアウト。
ホテルでスーツケースを受け取り、空港に向かう。
ぼーっとしながら空港でチェックインしたあとで、あれ?さっき訊かれたあれって、もしかして席が空いてるからアップグレードできるってこと?なんぞと、とんでもなくスローペースで脳みそが動いている。
まぁ、もしそうだったとして、今からではどうしようもないので、フランクフルトに着いてから訊いてみるしかない。
(*スターアライアンス・ゴールドの上に、ANAカードゴールドなので、空席があればアップグレードしてもらえます。)

すっかりおなじみになったミュンヘンの空港のラウンジでPCを立ち上げて、更に続きを書き綴る。
たった30分しかないけどf(^ー^;
しかもしこたま酒を飲んだ上での徹夜明けなので、さすがにアルコール類は飲みたくないけれど(笑)

そろそろ搭乗が始まる時間だと思って、フライトのリストを見に行き、もう片付けないと、とソファに置いていたPCを取り上げたら。


ん????



電源ボタンがない?!



なんと基盤が剥き出し!!Σ( ̄口 ̄*)



なんだ!!何が起こったんだ!!



ちょっとパニックになりそうなところ、さっき席に戻ってくるときに、ソファの下に変なもんが落ちてるなぁ、と思ったことに気づき…


やはり電源スィッチ…orz
よくよく見ると、プラスチック部分が折れてるよ!!


これって、もしかして、ここで電源落としたら、もうアウト?!
でも飛行機に乗るに当たって、離着陸時はPCの電源も落とさなきゃいけないしなぁ…。

幸い、ボタン部分をはめ込んだら、ちゃんと入ったので、大丈夫そう。
とはいえ、ちょっとさわっただけでスタンバイ状態になってしまったので、完全に大丈夫とはいえないけれど、ブログ記事用のエディターソフトは、やはり機動性を考えて、Dドライブに記憶するように設定しちゃってるんで、今から急いで外部メモリーに入れる余裕はない…f(^ー^;

いちかばちか、電源を落としてフランクフルト行きの飛行機に乗る。

昼間はどんよりとした曇り空だったが、いつの間にか雨が降っている。
涙雨、といえば聞こえはいいが、昨夜、Peterとも、Rüdeとも、別れるときにボロボロ泣いた自分を思い出して、とてもこっぱずかしいf(^ー^;


フランクフルトに着いたらまず、電源が入るか否かはともかくとして、充電池がないのははっきりしているので、まずは搭乗ゲートまで行き、アップグレード出来るかどうかを訊いてみる。
もはや楽したいとかではなく、とにかく電源があって、PCが立ち上がるのなら、出来る限り早く、今、頭の中に残っている記憶を書き出して、ブログに残しておきたい。
そうしなければ忘れてしまう。

幸い、プレミアムエコノミーに空席があったので、そこに変えてもらう。
もはや、広さとか何だとかはどうでもいい。
ちなみに食事も、ここはエコノミーと同じなので、あまり美味しくはないf(^ー^;

飛行機に乗って、離陸からしばらくして眠ってしまったようなので、気づいたらおしぼりが置いてあって、飲み物の注文が来ていた。
普段なら徹頭徹尾アルコール類を飲むのだが、ここはまぁ、お茶でいいだろう。
昨夜から考えても、水分をあまりとってないし。

そして、あまり美味しくはない食事のあと、PCを立ち上げる…。













眠い、けど眠らない、と言う状態のまま、とてつもなく時間を掛けて、昨夜のことを書き綴り、ある程度一段落、と言うところで、もう着陸前の軽食の時間だ…f(^ー^;

そんなに美味しくはないものの、とんでもなくまずくはないので、福岡に帰ってから食事できなさそうなことを考えて、ある程度はちゃんと食べておく。


そして、成田到着。
成田-福岡館の飛行機を待つ間に、せめて16日の分だけでもアップしようと思い、ネットに接続。
なにしろ17日の方は写真が多すぎるもんで…f(^ー^;

ひとまず16日分のアップ完了。
遠足は家に帰るまでが遠足、なんて言うけれど、今回は最後の最後までアップしないとダメじゃないかという気がする(笑)
それと同時に、彼らには、PCを修理して戻ってきてからメールを出すことにする。
そうしないと、PCを修理している間にメールが来ちゃったら、困るじゃないか(笑)




ドイツに留学しているとき、同じ専門や、日本に興味があるという人以外に、ごく普通のドイツ人とどうやったら知り合って仲良くなることが出来るだろう?、「ごく普通のドイツ」の入り口はどこにあるのだろう?と思い、もがいていたように思う。

そんな中、Sportfreunde Stillerの"'54, '74, '90, 2006"が、ごく普通のドイツ人たちと近づけてくれて、ここにドイツの「入り口」があるような気がしていた。

あれからもう、2年半が経つけれど、本当に彼らは、自分たち、その周りの人々、さらには沢山のファン、とごく普通のドイツ人とふれあう扉を開いてくれた。

鼻ピアスとか、口ピアスとか、TATOOとか、ごく普通の子がごく普通にやってるなんて、自分の専門の世界ではちょっといないし(笑)、こんな多様な世界に接することが出来た自分を本当にラッキーだと思う。

本当にみんないい人たちばかりで、何をどう恩返ししていけばいいのかと思うけれど、まだまだゴールじゃないぜ!という気もしている(笑)
どこまで行くんだろうなぁ?

簡単に予想がつくようなゴールじゃないような感じだけはしてるんだけど…f(^ー^;
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