九博の年間パスポートで、あと1回、東博も入れるので、ケチ心を発揮(?)
ま、それもあるし、常設展の方はそれこそ何度でも入れるので、等伯の「松林図屏風」も目当てですよ(笑)
というわけで、まずは「松林図屏風」へ。
以前、等伯展でも見たけどね。
改めてじっくり見たかったんだよね。
で、改めて見てみると、記憶にあるより小さい(笑)
もっと大きいイメージだったんだけどなぁ。
もしかしたら、展示室の広さのせいかも。
前回見たとき向かいの壁があったくらいの距離に、今回は椅子が並んでるくらいだから。
いや~、それにしても、いいねぇ~♪
同じ松とはいえ、昨日の応挙先生の松とは、まるで違う。
ひっじょー!!におおざっぱに、ざくざくと描かれているんだけれど、これはこれで、日本の原風景のような感じだよね。
そう、応挙先生の「雪松図」はお庭の松、等伯の「松林図」は野生の松。
靄の中に遠く近く、鬱蒼と茂る松林。
で、これ。
実際に室内に屏風を置くときには、部屋の両側に置かれることを考えて、右隻・左隻それぞれを横にあるつもりで見てみると。
ホントに松林の中にいるみたいだ!
しかも、正面から見たときよりも、左隻の山が、本当に松林の向こうにそびえているように見えてくる!!
屏風って、楽しい~♪
や、わかってますって。
この屏風を描きあげるまでに壮絶な背景があったことくらいは…。
さて、クリーブランド美術館展。
早速、俵屋宗達の雷神がダイエットに失敗したような面持ちの雷神がお出迎え(笑)
つーか、「伊年」印が押されているので、俵屋宗達にゆかりのあるもののようだ。
なかなか立派な品が揃っている中、微妙にツボったのが「二河白道図」。
なんか浄土にたどり着くまでがゲームみたいだぞ(笑)
それと「福富草紙絵巻」。
屁こきの芸に失敗した、って、おい!!f(^_^;
中身出ちゃってるよ~!!(爆)
あと、好みなのは、河鍋暁斎の「地獄太夫図」。
いいわ、これ。禍々しいくらいに鮮やかで。
最後の方で、突然、日本の絵画に影響を受けた西洋の画家、とか何とかいう触れ込みで、モネとかピカソとかが4枚ほど並んでましたが、唐突すぎです(笑)
「日本美術の祭典」と銘打って、「人間国宝展」と同時開催しているおかげで、平成館の2階の半分しか使ってないので、かなりあっという間に見終わってしまうのが、ちょっと残念ですな。
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