なかなかこういう機会でもないと、ブレーメンに行こう！という考えすら浮かびません。
何しろ、南東のミュンヘンと北西のブレーメンという、まさに対角線上の土地ですから(笑)
さて、なかなか時間がかかると言うことで久しぶりに飛行機に乗ることにしたんですが…。
1時間くらい前にチェックインしたはずなのに、オーバーブッキングで乗せてもらえない！！
あまりのことに愕然としましたよ。
しかも乗る予定だった11時半の次は、なんと15時35分、到着は17時近く…Σ(￣口￣*)
だったら朝から電車に乗って行ったってよかったんじゃん。
いやいやそんなことより何より、空港へ迎えに来てくれることになっている山田さんに連絡しないと！！
あ。
電話番号聞くのを忘れていました…orz
ブレーメンの市街地から空港まではとても近いと言うことだったんで、この時点で電話すればまだ出掛けてないだろうに。
しかし他に手段がないので、乗るはずだった飛行機が到着した頃合いを見計らって、ブレーメンの空港に電話！！(笑)
ただでさえ言葉が十分ではない上に、かなりテンパってるせいで言ってることはしっちゃかめっちゃかでしたがf(^ｰ^;、何とかこっちの窮状が伝わったようで、大体の事情とこっちの携帯番号を伝えてくれることに。
ちゃんと通じたかなぁ？と思いつつ待つことしばし。
ちゃんと連絡が付きました！！
それでもまだ、次の飛行機にちゃんと乗れるのかという不安が…。
あんまり心配なんで、搭乗口で係員に訊いたら大丈夫とのこと。
余談ですが、サービスという概念の希薄なドイツにあっても、比較的男性の方がこういう時の対応が親切なんですよね。
女性はマニュアル通りに対応しておしまい！ってな感じ。
そんなわけで、飛行機に乗るまでですっかり疲れ果てたものの、飛行機の中で爆睡して復活！(笑)
空港には一家でお迎えに来ていただいて、市電で市内に。
ホンッットに空港から近いんだよ！！
ひとまずホテルにチェックインして、そのまま市内観光に。
何というか、ミュンヘンとは随分と雰囲気が違います(笑)
さすがは北の町！というか、古い建物がかなりそのまま残っている上に、凛とした雰囲気が漂います。
これはRathaus(市庁舎)。なんと世界遺産なんですよ。
正面のファサードは1612年に作られたものらしい。
そして、ブレーメンといったらコレ！！(笑)
音楽隊の像ですが…ホントはブレーメンまでは来てないんですよねf(^ｰ^;
で、このロバの前足を握って、目を閉じて願いを唱えるとかなうらしい(太字部分は翌日判明(笑)）
そして市庁舎とは通りを挟んだ広場側にあるローラントの像…なんですが、マグマ大使かジャイアントロボにしか見えない自分はどこか間違ってますorz
その後は美術館や彫金細工の店が並ぶベトヒャー通りや、小さな店が建ち並ぶシュノアー地区へ。
煉瓦使いが面白いベトヒャー通りと、昔ながらの小さな路地が残っているシュノアーとどっちも好みの場所でした！
そのベトヒャー通りの店のウィンドウで見つけたガラス細工の音楽隊がまたカワイイ！！
実は外側から見て歩くだけだったら、コレでほぼ全部！(笑)
結構小さい街なんですよ。
この日はその後、海から一時間と近いブレーメンらしく魚料理も食べられる店で食事した後、お家にお邪魔して1時まで呑みに突入！(笑)
いただいたワイン自体美味しかったんですが、一人娘のまーちゃんに気に入って貰えたらしく、一緒に乾杯したんでもっと美味しかったですよ(笑)
20年後には実際にワインで乾杯しないとね～♪
前日に1時まで呑んで、それからホテルに帰ったんで、翌日は午前中ホテルでダラダラと…(笑)
お昼からは市庁舎の内部見学です。
さすがは港湾都市、そしてハンザ同盟の商業都市といった趣です。
彫刻や装飾は見事なんだけれど華美じゃない。
しかもステンドグラスになっているのは歴代の市長だったり。
一公国だったバイエルンとは随分と違います。
バイエルンにはこんな帆船もないし(笑)
っていうか、実際、中学・高校の頃にはただ憶えるだけだったハンザ同盟っていうのが、今住んでいるバイエルンと比較することでとてもよくわかりますよ！！
今、世界史を勉強し直したら、どこの大学でも入れそうですf(^ｰ^;
その後はパウラ・モーダーゾーン＝ベッカー美術館へ。
寡聞にしてこの画家のことは知らなかったんですが、ブリュッケや青騎士よりもやや早い時期に活動して夭折した女性画家なんですねぇ。
人物画のほとんどが女性と子供なんですが、寂寥感と共に現実に根ざした力強さを一歩引いた位置で描いている感じがします。
ちょうど、日本での巡回展(といっても二か所？)から帰ってきたところみたいですけど(笑)
8月に入って以来、ドイツは異常なほど気温の低い日が続いていいるんですが、肌寒いほどのミュンヘンに比べると、年間を通じても気候の温暖なブレーメンは暖かかった！！(笑)
ちょこっとホッとしたくらいですﾟ+｡:.ﾟヽ(*´∀`)ﾉﾟ.:｡+ﾟ
そして山田さんたち御一家には、本当に色々とお世話になってしまって…改めてここでお礼を述べさせていただきます。<(_ _)>
