Der König Hat Eselsohren

Stuttgart - 03

さっきタイムテーブルを見たら、大体昨日と同じ。
違うのは入りの時間とサウンドチェックくらいで、ASHのサウンドチェック以降は、全部昨日と同じだった。
なので、本来は、ASHの出番が始まる時刻くらいに合わせてやってくれば十分なんだが、それではつまらん。

そういえば、タイムテーブルには、食事の時間は書いていなかったな(笑)
でもみんな、18時くらいになると集まってくる。
もはや、そういうことになっている、のでは?


で、いつもならFloが先に現れそうなところだが、最初の現れたのはPeterだった。
「Hallo~ Aiko~, Grüß di~ch, wie geh~t's?」
この独特の節回し(笑)

「今日、私の誕生日だよ」
「ホント?!」
「うん」
「Alles gute zum Geburtstag!」
直接言って貰えるというのは、嬉しいもんですな。
つーか、これまでもライブを見に来るのは、やはり8月が多かったけれど、誕生日に重なったのは初めてだ。

「こういうことって日本でも女性に訊いちゃいけないのかもしれないけど、いくつになったの?」
と遠慮してるんだかしてないんだかわからない感じでIngoが訊く(笑)
別に隠すつもりはないんだが、「秘密」と返しておくと「35?」
おぉ~。
10歳以上若く見えるか(笑)
「ホントは47」
「マジで?Peterは?」
「43」
「Floは?」
「42」
「Rüdeは?」
「43かな?」
なんだその会話(笑)

さあ、メシメシ!
ケータリング係のお姉さんが持ってきた料理を見て、Nicoが「Maultaschen♪Maultaschen♪」と歌っている。
今日はMaultaschenが出るのか?
そりゃ楽しみだな♪

つか、今まで、現地の名物料理的なものって、見たことないような気がする。
そもそもドイツ料理か?ってもんばっかりだよな!!


と、そこへ、今度こそFloが登場。
Hallo!と挨拶が終わったところで、Peterが耳打ちすると、おめでとう!と改めてハグしてくれる。
「今日はあとで、Sektでお祝いしないとな!」
あんのか?Sekt?!←たぶんない(笑)

料理を取ろうとすると、さらに追加。
デカいフライパンから、ステーキがゴロゴロと。
今日もステーキか。
昨日食べたから、もういいよ(笑)

ということで、ジャガイモと、さっきからいいにおいをさせていたモトと思われるチャーハン、そしてお待ちかねのMaultaschen。
ただ、よく見るMaultaschenと違い、大きなものをスライスして焼いてあるっぽく、渦巻き状になっている。
しかも卵とじ?ピカタ?

相変わらずMaultaschen♪Maultaschen♪と歌っているNicoと対照的に、Maultaschenを知らないスタッフもいるようで、Nicoが教えてやっている(笑)
まぁ、正しくは、知らないというより、この輪切り状態を見慣れない、というところか?

Floが冷蔵庫を開けると、一見ビールに見える缶が。
「サイダー?」
えぇっ?
そのデザインでサイダー?
黒字に金って、どう見てもビールだろf(^_^;
でもしっかり、金文字で「CIDER」と書いてある(笑)
ということは、今日は冷蔵庫に、アルコール類はないってことか。orz

「Guten Apetitは日本語でなんて言うの?」とFlo。
昨日から日本語ブーム(笑)
「いただきます」
「イタダキマス」

これ、結構ハードルが高いようで、しばらくすると、「イタデケ…何だっけ?」
「いただきます」
「イタダキマス」
を繰り返す(笑)

Nico一押しのMaultaschenはちょっと味が濃いかな?

「Aiko、肉は?」
肉?
見るとどうやら、みんなステーキがレアすぎて、焼き直しをしてもらっている(笑)
ケータリングのお姉さんも、フライパンを持ってまわっている。
中には、頼んでおいてどこかに行っちゃったヤツも(笑)

自由だ!!(笑)

「Aiko、一番好きな曲は?」
PeterとFloが二人して訊く。

「え?一番?…多すぎて選べないf(^_^;」
いやもう、一番なんて絶対無理。

「じゃ、好きな曲3曲」
「3曲…」
「今日、誕生日だし」

なるほど、そういうことか。
それでも3曲って難しい。
横でIngoが、自分だったらUnterwegsとか、勝手に口を挟む(笑)

とても困ることに、思いつく曲は大体、いつも演奏される曲だ。
それ以外のものは、長らく演奏されていない、聴いてみたい曲だ。
でも長らく演奏していない曲は、まぁ、まず無理。
あと、好きな曲とは言え、「Frühlung」はこの時期にはダメだし(笑)←既に一度ダメ出し。
「Heimatlied」はやってもらったことがある。
それ以外か…。

めっちゃめっちゃ考える。
まにまに、色んな人と話をしながらも、Peterは答えを待っている。
「そしたら…、
"Unterwegs" (←可能性あり。わざわざやってくれたらラッキー。)
"Einmal Mond und Zurück" (←聴いてみたいけど、演奏されたら奇跡。)
"Applaus, Applaus" (←すでにセットリストに入っている)」

ふぅ~。
上二つは結構難しい注文ですな(笑)
あんまり期待しないでおこう。

第一陣の食事は一通り終わって、ちょうど入れ替わりか?
小さな子供連れの家族がやってきた。
金髪でものっすごくカワイイ男の子だけど、ほっぺたと鼻の頭をすりむいている(笑)
可愛い顔して、隣でPeterが話しかけても、無視f(^_^;

みんな、三々五々、席を立っていく中、さらに雨が結構な降りになってきたので、結局ここにいるしかない。
完全に本降りだよ。
仕方ない。
コーヒーでも飲んでぼーっとするか。
外で濡れてる人たちには申し訳ないが。

コーヒーマシンの順番待ちをしているところに、Nicoが今日のセットリストを持ってきた。
みんなに配っている途中で、
「Alles gute zum Geburtstag!」
と握手。
で、セットリストをくれる(笑)
プレゼントか?!

曲順が昨日と一部変わっている以外、ほぼ一緒。
そしてFloのイラストは、相変わらず放送禁止…f(^_^;

客席は既にほとんど埋まっている。
客席をぐるっと囲んでいる柵のあるあたりの方が、木が生えている分、雨に当たりにくいせいか、そっちにわざわざ移動する人までいる。

家族連れと入れ替わるように、Rüdeが戻ってきた。
で、出て行こうとしていた黄色いTシャツの父親をさして、
「Aiko、弟のFabianだよ」
あ~っっ!!道理でなんか見たことあると思った!!

「ずっと前に会ったよね?」
「たしかUnplugged?」
うわ~、懐かしい!!
「これ、うちの子だよ」
と男の子を抱き上げる。
しっかし、まぁ、一言で言うと太りすぎ!!(笑)
かつての2~3倍になってますよ、口に出して言わないけどf(^_^;

しばらくすると、Rüdeがビールを2本持って戻ってきた。
と、プラカップ2杯に注ぎ、ステージ下の幕をくぐって、どこかへ。
客席?
この雨の中、何をしているのか?

(つづく)
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