Der König Hat Eselsohren

八重山の旅・石垣&竹富島…

今回の旅行で、初めて朝ゆっくり寝た(笑)
普段も、休みの日でも早起きだから、6時やそこいらに起きること自体は全く苦ではないけれど、さすがに疲れも溜まっているし、何といってもいいホテルだからのんびりしたい。
8時過ぎに起き出して、のろのろと顔を洗ったり、着替えたりしているうちにあっという間に9時。
さすがにそろそろ朝食に行かないと。

朝食が10時までということもあって、すっかり人が少ない。
高級なホテルだけあって、朝食の内容は今までとは段違い。
おかず系だけでなく、野菜も果物もふんだんに用意されている。
いくら工事中だとはいえ、外の庭が見える席での朝食って、やっぱ贅沢だな♪

なんて思いつつ、ダラダラとフルーツを食べたり、コーヒーを飲んだり、長っ尻をしていたら、さすがに丁重に「そろそろ…」と注意された(笑)

いったん部屋に戻ってから、今度はプライベートビーチに出てみることに。
チェックアウト時間を延長してなかったら、今頃荷造りしてなきゃならない頃だ(笑)

今日も今日とて、日差しが強い!
今日は、夜、福岡に帰ることを考えて長袖を着ていることもあって、とても暑い。
しかも、どんなに袖があっても、これだけ火が強いと、日焼けが避けられない気がする…f(^ー^;

ビーチの入り口に、ホテルで出しているグラスボートの案内が出ていたけれど、既に出発しているはずの時間の船がまだ受付中になってるところを見ると、きっと乗る人がいないんだろう(笑)
実際、これだけの陽気だというのに、ビーチには数えるほどしか人がいない。
それに今まで見てきた浜辺に比べたら、あまり綺麗とはいえない。
もちろん、そんじょそこらの海なんかじゃ、足元にも及ばないくらいではあるんだけど。
砂浜があまり綺麗に思えないので、浜を囲っている突堤を先の方まで歩いていく。
まったりとした海。





それでも、さすがは南国の海だけあって、いかにも熱帯風の真っ青な魚が沢山泳いでいる。
といっても、目ではちゃんと見えていても、屈折のせいで写真にはうまく写らない。



ここの浜はなんだか海草に覆われていて、見た目的にもちょっと、な感じなんだが、そこをさらに区切ってあって、区切りの向こうではその海草を採っているおばちゃんたちがいた。
近づいていって、「何を採ってるんですか?」と訊いてみたら、「アーサ」という答え。



これ、アーサだったのか。
買い物に行くと、袋入りの乾燥アーサがいっぱい売られているけれど、まさか、ホテルのプライベートビーチで収穫されている代物だとは思いもしなかった(笑)
それにしても、これだけ強い日差しの中、全部手で摘まなきゃならないってスゴイ大変な作業だよな。


部屋に戻って、いよいよ荷造り。
昨日、勢いでお土産を山のように買い込んでしまったので、これはホテルから家まで宅配便で送ってしまおう。
と思ってクローゼットの中に用意されている宅配便用の箱のいちばん小さいのを引っ張り出してみたものの、お土産だけでは半分も埋まらない。
瓶ものが入っているだけに、あまりにも空間がありすぎるのはまずいので、サンダルと衣類も詰め込んだらぴったり!


チェックアウトを済ませ手荷物を預け、今度こそバスで市街地へ(笑)

フェリー乗り場で竹富島行きのチケットを買う。
もともと最終日は、買い物に行ってもいいし、石垣島を見て回ってもいいし、と言うことで特に何も決めずにおいたのだけれど、もう買い物もそんなに時間を掛けるほど残ってないし、石垣島を回るにはレンタカーを借りなきゃならなくてめんどくさいから、フェリーで竹富島に行った方が楽。
なにせフェリーで片道10分だから、こんな昼時から行っても余裕綽々。
結局、石垣島は、泊まって、メシ食って、買い物するだけだ(笑)


フェリーには、揃いも揃ってひらひらしたチュニックを着て、首に何か巻いたような女の子5人組が乗り込んできた。
心の中で(いよいよスィーツ(笑)女子のお出ましだぜ!)とちょっと思ったけど、そのものではないな。
だって、スィーツ(笑)女子どまんなかみたいなのは、今だったらきっと韓国に買い物に行ってるよ!
でもまぁ、昨日までの4日間では見かけることのなかった系統だ。
黒島も、波照間島も、与那国島も、ぴらぴらふわふわしたチュニック姿とは縁遠い(笑)
でもって、船の窓にぱちゃっ!と白い波しぶきが掛かっただけで、キャーキャー言ってるし。
こんなもん、揺れたうちに入んねぇよ、とか思ってる自分はホントに底意地悪いよなf(^ー^;


港から、町の中心部まではミニバスで行くことにする。
バスって言っても実際はバンだけど(笑)
ここからはもりながさんのガイドブック頼み。
なにしろ、竹富島に来るつもりがなかったんで、自分では地図のコピーすらしてこなかったのだf(^ー^;
バスが走り出してまもなく、道の両側を、写真でよく見る石垣が挟むようになり、そんな細い道の途中で突然降ろされた。
と思ったら、そこはまさに町のど真ん中(笑)







確かにここは、今まで見てきた島とはまた違う景色が広がっている。

すぐそばに、展望台、というか石のはしごが造られていて、ここから集落を見渡すことが出来る。







でも、一人ずつしか上り下りできないし、上にも二人立つのがやっとなので、徐々に順番待ちの列が長くなっている(笑)

ある程度見渡せる程度の広さしかないことがよくわかったところで、まずは西へ向かってぶらぶら歩いていくことにする。
ホントに石垣と赤瓦が続いてるんだな。





よく保存されてるもんだ、とちょっと感心するけれど、ただ、よくよく見てみると、ほとんどの建物は既に普通の民家ではなく、何か売ってるとか、飲食店だったりとか、そんなのばかりなんで、ある意味ちょっと興ざめだ。

しばらく行くと、有名な水牛車が何台も停まっている。



でも別に乗りたいとは思わないので、そのままさらに突き進んでいくと、広い道路に出てしまった。
いったんはその道路沿いに、別の道から集落に戻ろうと考えたけれど、どうも、そんな道に出るには相当距離がありそうなので(笑)、結局もと来たところに引き返す。
何しろ、道路の両側は、どっかで見たようなジャングルテイスト。
もうジャングルはいいよ…f(^ー^;

水牛車の当たりから、今度は北側の方へ。
こっちも延々、赤瓦の家並みが続いている。







こっち側に回ってきた目的は、かき氷を食べるため。
それも黒糖(笑)



あぁ、こんな店は与那国島にはなかったな(笑)
ここはかき氷だけではなく、ソフトクリームとか、そこへさらにマンゴー等々のフルーツを組み合わせたのとか、かなりメニューの種類は豊富だったけれど、こんなに暑いとどうしたってかき氷だよ。
いやはや、マジで、昨日までも暑かったけれど、今日は道が狭いからか、余計に暑苦しい、と思っていたら、この茶店の壁に掛かっている温度計が示しているのは34度。

34度って、オイ…orz


しばらくここで休んで、今度は集落の南を目指す。
途中で、観光客満載の水牛車2台とすれ違う。





花が似合ってねぇよ(笑)


南の外れにある学校を回り込んだところに立っていた島の地図を見たた限りでは、もうちょっと東の方に道がありそうだったので、そのまま歩いていったら、それらしきものが見つからない間に、再び外周道路にぶち当たる。
仕方ないので、結局、学校の東側の道を北上することに。

つーか、ここの学校、すごいな。



花があふれかえってるよ!
しかも建物も凝ってるし。
いいなぁ、ちょっとうらやましい。


そして郵便局まで、赤瓦…。



それにしてもホントに暑い。
さっきかき氷を食べたばかりなのに、早くもどこかで休みたくなってくる(笑)
でも、どこかで冷たいものを飲むのに入るよりは、もう帰っちゃえ、ということで、今度は歩いてフェリー乗り場へ。
日陰になっている外の席に座って、ぼーっとしていると、次から次へと団体ツアー客がバスでやってくる。
その中の一つは、明らかにさっきすれ違った水牛車に乗っていた人たちだ。
どうしても、そういう全部決められた旅行して、楽しいか?と思ってしまうけれど、それはまぁ人それぞれだからなぁ。
私には絶対無理だけど、あれはあれで満足なんだろう。

何の案内もないので、一体どこから船に乗るんだ?!という感じだったけれど、何とかフェリーに乗り込んで、石垣島に戻る。
少々お腹が空いた上、このままだと福岡に着くまで食事するような時間の余裕はないし、かといって、福岡に着いてからだとかなり遅いし、ということで、八重山そばとラフテー(+ビール)。
ひとまず、食べ物に外れなし!!


ここからはタクシーでホテルに行き、荷物をピックアップして、そのまま空港へ。
18:05のフライトだけど、石垣空港には航空会社ラウンジがないので、空港に着くのは17時半くらいで十分!
と、チェックインカウンターに荷物を預けようとすると、地上係員の反応が変だ。

え?

何も間違ってないよね?

と思ったら、なんと那覇空港のレーダーに不具合が発生していて、那覇を発着する便がすべて遅れている、と。
なので、今これから乗ろうとしている那覇行きの便は最低でも30分遅延。
那覇からの福岡行きも遅延予定。

が、もしかしたら、那覇で乗り継ぎが間に合わないかも。





ってことは、もし乗り継げなかったら、今日は那覇泊?

それって。







もしかして、ラッキー?!(笑)

普通だったら、一日帰るのが遅れたら、明日も平日なんだから結構困る場合が多いだろうけど、私ら、明日なんにもないし(笑)

あ、着替えがない…。さっき送っちゃったよ。
まぁ、それくらいはどうってことない。

最初、那覇に一泊して、一日観光できないかな?なんてことも考えていたけれど、余計な費用が掛かることがわかって断念しただけに、追加費用なしで那覇に行けるんだったらまさに棚ぼた♪

まぁ、航空会社としては、なるべく乗り継ぎが可能なように、私たち2人の座席を1列目に変更してくれたけれど、2人とも、出来れば乗り継げないといいなぁと思い始める(笑)
しかも那覇行きの搭乗が始まったのが18時45分頃。
こりゃ、無理じゃないかな♪

機内でも、明日は首里城でも見に行こうか、なんぞと相談していたけれど、空港に着陸するに当たって、一応、福岡便の搭乗ゲートを確認する。

33番ゲート。

今乗っている飛行機が35番に着くと言っているので、おそらく33番が窓から見えるはず。


…33番、飛行機停まってるけど。



…でも、那覇-福岡間でB-747なんて飛ぶか?!
それデカ過ぎだろ。


予定通り、真っ先に降りていったところに、地上係員が立ってはいたけれど、特に何か案内する様子もないので、あれは違う、と判断して33番ゲートへ。
ちょうど今、搭乗が始まったところだ。

って、やっぱ、あれ違うよ!羽田行きだよ!

ということで、回れ右。
35番ゲートの係員に訊いてみると、やはり福岡行きは既に出発済み。
さっき通路に立っていた係員も、やはり案内のために立っていたらしい。さすが那覇空港、羽田や福岡と違って、手際が悪いな(笑)

で、明日、出来れば遅い時間の飛行機がいいんですけど!

と口にこそ出さないものの、思いっきり顔に出ていたに違いないのだが、なんと明日の福岡行きは、朝早くの2便しか空席がない…Σ( ̄口 ̄*)

え゛~っっ!!
遅くても8:50かよ~(T.T)
でもこればっかりは仕方がない。

「それから、今日のご宿泊なんですが…」
と、空港からほど近いホテルの情報をプリントアウトしたものを渡される。
「空室があるそうですから、連絡してください」


え?


自分たちでホテルとるの?
航空会社で持ってくれるんじゃないのか…orz
これ、全日空側のミスだったら、宿泊も持ってくれたんだろうなぁ。
なんだ、結局余計に金が掛かっちゃったよ。
単に、航空運賃に上乗せ5000円がないだけだ。


こうなったら仕方ない、せめて今晩だけでも存分に那覇を満喫するぜ!!


ということで、既に8時過ぎだというのに、那覇市街に行く気満々でモノレールの一日乗車券を買い、「日本最南端の駅」赤嶺で降りてホテルにチェックイン。
って、また最南端か(笑)
ついでにフロントで、繁華街っていったらやっぱり国際通り?と訊いて、荷物を部屋に置いたらダッシュで再びモノレールへ。

う~む、もちろん29年前にはモノレールなんかなかったから、それ自体が随分と違っているけれど、それ以上に、車窓の眺めが全くもって違う。
あのとき、夜の那覇は、もっともっと暗かったよ。

国際通りは、既に9時過ぎだというのに、飲食店のみならず、土産物屋にも煌々と明かりがついて、しかも売ってるものも29年前とは様変わりしていて、ビカビカ!といったイメージ。
だって、店頭に売ってるものって、お菓子類とTシャツばっかり。
昔は土産物屋っていったら、珊瑚と、ヨナグニサンの標本と、戦争の写真集が並んでたよ…orz

なんだか道路の広い竹下通りみたいな国際通りには、なかなかこれ!と思うような店が見つからない。
店の外に出ているメニューが、いかにもチェーン店みたいといった雰囲気なだけでも既にアウトなのに、客引きしている兄ちゃん姉ちゃんがいかにもチャラい感じで、ちっとも美味そうじゃない。
途中で公設市場の方にも行ってみたけれど、ここはさすがにもう閉店時間だ。
結構いいかな?という店構えのところに限って、飲食店じゃなくて酒販店だったり。
そうこうしている間に県庁の近くまで来てしまった。
やはり、昨日までで、めぼしいものは食べちゃってるんで、どこの居酒屋のメニューにも、目新しいものが見つからないし、これまでにも食べたものだったらここではぐっと落ちそう。
やはりこれは裏通りで探すしかない。

ということで裏通りの方へ入ったとたん、ガイドブックを見て笑ってた「猪木酒場」が!!(笑)
ま、残念ながら休みだったけど。


と、そこからまさに国際通りと並行している裏通りで、ちょっといい感じの店を発見。
なにしろ、泡盛はどれを選んだらいいのかわからないくらい、めちゃくちゃ種類が多いし(笑)
それにスーチカがある!
今で、八重山では見なかったよ。
いや、スーチカは作り方自体は簡単だから知ってるんだけど、かたまりのバラ肉を一週間で食べ切らなきゃならないというのが、一人暮らしにはかなりハードルが高いんで、自分では結局作る機会がないのだ。
さらに八重山では見あたらなかったのが、なまり節。
このなまり節を揚げたのが美味いことといったら!!
さらにゴーヤチャンプルをとって結構満足していたら、途中で料理を持ってきた、おそらくこの店では結構えらいっぽいおばさんに(他はみんな若いお兄ちゃん)、うちで美味しいのはもっと別のだといわれてしまった(笑)

で、そのおばさんのお薦めは、テビチの唐揚げ。
私自身はテビチにはそんなに抵抗がないんだけど、やはりブツがブツなだけに注文するのがはばかられたのだ。
でも唐揚げになってるってことは、小さく切ってあるということで、絶対に豚の足そのままの格好ではないだろう(笑)
でも、これで一皿とるのは、揚げ物だけにちょっとキツイ…と話していたら、注文を採りに来たお兄ちゃんが、半分でもいい、とナイスな提案。
ということで、お薦めの泡盛とともに注文した、テビチの唐揚げ半人前がめっちゃめっちゃ美味い!!
最初っからこれをとれば良かったかも…(笑)


那覇での食事にも満足してホテルに帰り、風呂に入って…。

ね、ねむい…。

やはりこの一日で、石垣・竹富・本島と、3つも島を渡り歩いたからなぁ。
で、今日も爆睡。

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と、思いきや、途中で暑苦しくて何度も目が覚めた。
朝になってからエアコンの設定を見てみたら、27度だった。暑いはずだよ…orz

あまり美味しくない朝食を食べ、荷物をまとめて出発。
まぁ、まとめるというほど散らかしてないというか、どうせ一晩だけなので、最低限しか物を出し入れしてなかったけれど。

飛行機が朝早いので、ホテルが空港に近いというのは本当に楽だ。
チェックインしても未だ時間に余裕があるので、最後の最後、空港のラウンジで最後のオリオンビール(笑)

いや~、4泊5日、もとい5泊5日とは思えないくらい、長くて濃ゆい旅だった。
いやいや、旅は家に帰るまでが旅だけどね。
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