Der König Hat Eselsohren

5日目(München & Andechs)

☆先頭から読むという奇特な人はこちらから。

ミュンヘンに来てから、少しずつ、肌の調子がよくなってきた。
といっても、そもそもがかなりヒドイ有様だったんで、「かなり」が取れた程度だけど。
でも、どれだけミュンヘンが肌に合ってるんだ、自分(笑)

今日は午前中にAlte Pinakothekに行き、午後からAndechsでビールを飲む予定。

所持金を気にして、歩けるところは全部歩いていこうとするKYと濱村朋子(フルネーム)。
KYが、空港へ行くまでの金が無くなったら、飛行機はチケットあるのに帰れない、という話になって、だったら今夜のうちに出発して歩いていけばいいじゃん、と言ってやる。
空港に着く頃には、スーツケースの車輪が削れてなくなります、とKY(笑)

そんな冗談を言いつつも、私が、歩いていけるよ、というのでAlte Pinakothekも歩いていくことに。
私の「歩ける」は、かなり長距離も入るんだが(笑)
それでも、ぽっちゃり王子は文句を言わずについて来るようになった。
ただし、美術館の中では別行動(笑)
まぁ、私も、なかなか回りきれない1階のブリューゲルを見たかったので、11時半に落ち合うことにして別れたけど。

と、なんと2階のⅠ~Ⅲの展示室が改装中らしく、デューラーの自画像と、四聖人は1階に展示されていた。
一通り見終わったところで、2階を逆走すると、スペイン絵画の部屋でKYと濱村朋子(フルネーム)が見学中。
これ有名なんですか?なんぞと寝惚けたことを言ってるので、それがエル・グレコでそっちがムリーリョと解説する。
結局、そのまま遡って、レンブラントやら、ルーベンスやら、ティントレットやら、ざっくりと解説することに。
ダヴィンチやラファエロについても、ここにある作品の特徴や価値について一くさり。
ここまで、適当に見ながら勝手に物語とかを作ってた~!、と2人は多少は感心したようだけれど(笑)、まぁ、それはそれでいいんじゃないかい?
さらに1階のデューラーの間に連れていって、美術館見学は終了。
この次はルーブルに行くそうです(笑)
「ダ・ヴィンチ・コード」は下巻の冒頭でどこに隠してあるかわかった、という私の話がようやく信じられた様子。

昼食にケバブを食べて、今度はAndechsに向かう。

2月にJudithと行ったばかりだから、行き方は完全にわかる。
が、山道に入るか入らないかくらいの辺りで、ぽっちゃり王子は既に息切れ(笑)
みんなに黙れと言われる。
黙ってついてこなければ、転がす(笑)

途中で、私の歩くペースも異常に速いのだと気がついた。
何しろ、自分よりも前に歩いていたはずのグループを、気がつくと次々にまくっている(笑)
その甲斐あってか、予想していたよりも早く修道院に到着。





適当に修道院を見物して、いざビール!!
やっぱり、山登りの後の1杯はうまいな!!
ま、私は2杯飲んだけど…f(^ー^;
その代わり、ぽっちゃり王子、KY、濱村朋子(フルネーム)の3人は鶏の丸焼き半分を割り勘で食べて、いたく感動していた。
ちょっと貰ったら、マジうまかった♪

ビールも飲んだし、お腹もいっぱいだし、と、トイレに寄って帰ろうとしたところで、修道院の中からオルガンの音が。
これはちょっと聴いていかねば、と座ってまもなく次の曲が始まった。
バッハの「トッカータとフーガ」!!
うっわ~!!これ、本物のパイプオルガンで聞いてみたかったんだ!!
25年越しくらいの念願だったので、めちゃめちゃ感動した!!

山を下りて、しばらく湖を眺めつつ、相変わらずバカなことしか言わない日本人4人。
桟橋に船が入ってきそうな雰囲気になった上に、時間も結構遅くなってきたので、帰途につく。
駅に着くと、結構良いタイミングで電車が入ってきたので、トイレ休憩も無し(笑)

電車の中でSMSを打ちながら、Angstの綴りが一瞬思い出せなかったのでぽっちゃり王子に訊く。
「先生、いま初めて、王子が役に立ったと思ったでしょ?」と濱村朋子(フルネーム)に言われて、その通りだと同意する(笑)
さすがにもう、Sportfreundeもミュンヘンに帰ってきてるだろうから、ひとまず、SMSが届いているかどうかだけ心配、みたいな内容で何度か送るけれど、相変わらず返事は無し。
なんか、ストーカーみたいな気分だな。
もしかしたら、私、ストーカーの素質あるかも知れない(笑)

ミュンヘンに戻って、今夜はFlammkuchenを食べに行く。
これで、この近辺の名物料理はほぼ制覇したはず。
SMSに返事がないのをKYも濱村朋子(フルネーム)も気にしているが、それは単に、返事が来て私が壊れるのを見たいだけだ(笑)
この状況では返事来なくてもいいf(^ー^;

今日は食べ始めたのが遅かったのと、店でゆっくりしていたのとで、ぽっちゃり王子を先に帰すこともなく、そのまま全員でホテルに帰る。
ここで彼らとはおさらば。旅の第一部終了である。

で、結局返事は来なかったので、会えるかどうかとは関係なく、明日の朝、PeterとRüdeに、ミュンヘンにいることだけでもメールで知らせることにする。
だって、SMS自体が届いてないんだとしたら、なんでミュンヘンにいるのに知らせなかったの?くらいのことを言われそうなんだもん。
どっちにも。
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