Der König Hat Eselsohren

Iceland(5) Blue Lagoon

今日はいよいよ最終日。
ここへ来て初めて、天気予報が曇り時々雨になった。
ということは、間違いなく雨が降るんだろう。
昼からブルーラグーンに行くことになっているのだが、送迎バスが11時半から12時の間に来るので、それまでまだ時間がある。

ここで、まだ行っていない、ソルファーとホフジに行ってみることにした。
ソルファーまでは間違いなく歩ける距離だし、ホフジもおそらく徒歩で行ける距離ではある。

が、昨日のスコーガフォスの展望台上り下りで、過去最大級の筋肉痛(T-T)
太もも前側の筋肉が痛すぎて、足を前に出すのが難しいほどだ。

これ、昔々、サグラダ・ファミリアの塔に歩いて登って、下りてきた瞬間膝が笑った時以来のスゴさだf(^_^;

幸いなことに、バスのチケットが1枚だけある。
バスの路線図を見てみると、ソルファーの方へ行くバス路線があるような、ないような…。
なんとなく、ソルファーからそのまま、ホフジの方に行くバスがあるようにも思えるのだが、どうもはっきりしない。

逆に、ホフジからこっちに戻ってくるのはなんとかなりそう。
ならば、帰りにバスに乗るつもりで行くのが良さそうだ。


外に出ると、今日はすっかり空が雲に覆われ、風が冷たい。
ハルパを通り過ぎ、海岸沿いに出ると、時折ポツポツと雨が当たる。
まだ、9時過ぎだということもあってか、すれ違う人もほとんどいない。








ソルファーは1986年に作られた彫刻。
太陽に向かう船。
普段三次元のものはあまり興味がないのだが、これはかなり好みの物件(笑)
なので、ホントは晴れてる日に写真を撮りたかったんだが、ちらっと通りすがる時には大抵人がワラワラいたんで、結局最終日になってしまった。

雨がぱらつくあいにくの天気だが、朝早いので人は少ない。


ソルファーのすぐ近くにバス停があったので見てみると、どうやら工事があるせいで、今、バスがここには停まらない様子。

ならばホフジを目指し、さらに海岸線を歩く。

と。

ホフジ近くのあたりで、道路工事中。
どうやらバスが通らないのは、ここの工事のせいのようだf(^_^;

海岸沿いの広い道路を渡り、ホフジの正面へ。








ここはかのレイキャヴィク会談が行われたところだ。
なので、英語、ロシア語、アイスランド語で説明文の石版が設置されている。

あのときは、冷戦が終わるのか??、世界って変わるんだな!!と日々興奮気味に世界情勢を見ていたものだが、今、あの頃夢想していたような社会は訪れていない。
むしろ、別の意味で絶望的な世界が展開しているとしか言い様がない。
それでも当時はまだ、「外交」というものが機能していた。
今はもう「マウンティング」か「ばらまき」しか蔓延っていないんではないか?



まだ10時だけど、全部見終わってしまった(笑)

バス通りに向かっていくと、会いたかった人たちが!!



サッカー・アイスランド代表!!
やっと会えたよ!!(笑)


近くのバス停で10分ほど待ち、初路線バス乗車!
間違いなくモロ地元!!な人たちに囲まれて、なかなかに至福\(^O^)/
一応、月曜の朝だからね。
みんな通勤通学なんだろう。


ホテルに戻り、最終の荷造りを終え、11時すぎにチェックアウトをし、スーツケースを預ける。
今日のピックアップは、またも市役所前だ。
時間が余ってしまっているので、市役所の半地下にある巨大なアイスランドの立体地図を見学。
到着してすぐにはよくわかっていなかった地理が、多少はわかるようになっている。
でもって、今回全く行っていない、北側や西側、次の機会には是非行ってみたいものだ。
南側と違ってフィヨルド地形が多いので、かなり違う景色が見られるだろう。


11時半からバスを待っていると、今日やってきたのは普通の路線バス(?)

金額自体は実質ほぼ変わらないと思ったので、旅行会社ではなく、直接ブルーラグーンに入浴と送迎と両方を申し込んだんだが、まさか1時間くらいかかるところをこの路線バスで行くのか?

…と思ったら、やっぱり途中で乗り換えf(^_^;
ちゃんと観光バスっぽい大型のバスに1時間ほど揺られ、ブルーラグーンへ。

この間、だんだん雨が降り始め、バスの窓に雨がたたきつけてきた。

つっても、どうせ露天風呂、濡れても平気(笑)


ブルーラグーンに到着すると、館内はものすごい行列。
確かにこれ、予約なしで入るのは難しかろう。
入館に時間がかかるのを見越して、少し時間をおきつつ、館員が入館から入浴にかけてのプロセスを説明している。


バウチャーを見せて、キーとタオルを受け取る。
ロッカールームで水着に着替えるのだが、その後、シャワーでしっかり全身を洗わなければならない。
入浴する時には、タオルを掛けておかなければならないので、あらかじめ絶対にわかるように伊勢丹のビニール手提げを持って行って(笑)、タオル掛けにかけておいた。

専用の防水カバーとかわざわざ買ってられないので、スマホはチャック付きビニール袋に入れて持って行ったのだが、





実際には写真撮るのはこれくらいが精一杯。
ずっとスマホを持ってるわけにもいかないし。
中にはストラップ付きの防水ケースを使ってる人もいたが、いくら防水ったって、水滴がついてる限り、そんなによく写んないよね?f(^_^;
しかも、一人で行ってるのに、そんなにずっと写真撮るような必要ないし。

って、ことで、写真2枚とったら、スマホはタオルが入ってる袋に帰還(笑)

だってさ。

予想していた以上に、寒いし、お湯ぬるいし、雨強いし!!

や、マジで。
日本人にはちょっとどうなんよ?!っつーくらい、お湯がぬるい。
そこへ来て、雨が思った以上に強く降ってきて、顔にバチバチ当たるf(^_^;
ほとんどの人が風下向いてるよ、ってくらい(笑)

ぬるくて寒い中、まずはシリカパック。
パックのブース周りは、パックで顔真っ白な人がいっぱい(笑)

パックをしつつ、お湯の温かいところを探しつつ、全体像を把握する。
どうも、出入り口付近とか、何か建っているあたりだと水深が浅いのだが、何もないところは背が立つか立たないかくらいに水深が深い。

そして、お湯が温かい!と思っていても、実は絶えず水温の違うお湯が流れてきて、温かくなったり冷たくなったり。
つまり、温度に関しては、どこにいても一定しない。

そして、どうやらこのお湯は、元々海水f(^_^;
別に飲んだわけではないのだが、口の周りにお湯がつくとしょっぱいのだ。
まぁ、このお湯って、別に温泉とかではなく、地熱発電所の冷却水だから(笑)
冷却水にシリカが混ざっていて、肌がきれいになっちゃうって事なんで。

風呂につかったのが1時20分くらい。
帰りのバスが4時15分なので、いろいろと余裕を見て、2時間くらいで出ようと、時計を見ながらブルーラグーンの中をうろうろ。

ただでさえ今日はちょっと気温が低い上に、雨がバシバシと降っているので寒く、日本人にはぬるすぎる湯でなかなか温まらないのだが、それでも1時間以上経つとちょっとは温まってきた。

ドリンクが1杯ついているので、今が飲みどき!
ビールを注文!!(笑)

風呂につかったまま、ドリンク注文できるように、ブースが作られてるんだよね(笑)
露天風呂で生ビール、最高♪
天気が良かったら、もっとうまいだろうなぁf(^_^;


時間を見計らって風呂を出、シャワーを浴びて着替えると、思っていた以上に体が温まっている。
ほっかほか。
しかも、肌もしっとり。

これはもしかして、シリカのおかげ?
と思い、物販のところでシリカ入りの化粧品類を物色したのだが、どれもこれも高い…orz
とてもとても、買い続けられる金額じゃねぇよ。

ブルーラグーンがうちの近所にあったら良さそうではあるのだが、それはそれで入浴料が高いからなぁ。
だって、お安いコースでも5000円くらいするんだぜ?
そうしょっちゅうは入れないだろう。

贅沢な風呂だなぁ(笑)


レイキャヴィクに戻ってきた頃には、雨がほぼやんでいた。
場所的には、ブルーラグーンは空港からそう遠くないところなので、ブルーラグーンから直接空港に行くと楽なのだが、今回のツアーでは空港の送迎内容の変更ができないので、いったんレイキャヴィクに戻るしかない。

戻ってきた時点でまだ5時半。

暇なので、まだいろんな店が開いている時間帯のハルパに行ってみた(初日はすでにしまっていた)。
アート系の店なんかは見ていて結構楽しいのだが、じゃぁ、実際にほしいか?っつーといらないかもf(^_^;

結局、今回町中で何か買い物したのって、ビールくらいか?!f(^_^;

実際、最初に換金した現金は、まだまるっと2千円残っている。
でも使い道もない。
日本に持ち帰ったところで換金できないから、経由地のフランクフルトでユーロに換金しよう。

6時を過ぎたところで、最後の夕食。
ホテルからほど近いグリル・マルカズリンという炭火焼き主体のレストランへ。
どうやら予約でいっぱいだったらしいのだが、早めに出るということで通してもらえた。
相変わらず、そんなに食べる気はないのだが、行っておきたかったのだ。

頼んだのは、魚介のスープと、羊肉の串焼き。
で、ローヌの赤ワイン。アイスランドで初ワイン(笑)
1杯で1400円もしやがる…orz
でも、羊にはやっぱシラーが合うよね♪

で、最初に出てきたパンと3種のバター、これがうまいのなんのって♪
溶岩塩バターとか反則だって!!(笑)








スープも肉も、ほぼ前菜みたいなところではあるが、めちゃくちゃうまくて堪能!!
でもこれだけで7千円…orz
やっぱ、物価が高すぎる…f(^_^;


レストランを出たところで、まだ7時過ぎ。
迎えのバスまで1時間半近くある。
やっぱ、ここは狙い通り、これだよね。




ホテルのフロントでスーツケースを受け取りーの、そのままビール。
あいにく7時を過ぎて、ハッピーアワーは終わってしまっているのだが、いつもここでうまそうにビールを飲んでる人たちがいて、ここでゆっくりしてみたかったのだ。

このホテル、場所も便利で、めっちゃいい。
次また来る機会があったら、ここでいいな。


8時半が近づいてきたので、市役所前に移動。
さすがにこの時間にバスを待つ人は少ないが、なんと、始まったばかりのオーロラツアーのバスがあったΣ( ̄□ ̄;
いくらなんでも、まだ見えなかろうf(^_^;
でも、次に来るなら、やっぱオーロラの見られる時期かな?


ふと気づいたら、このスーツケースと一緒に旅をし始めて、丸10年なのだった。
重いけどね、スーツケースとしてはそんなに大きくはないんだよ。






たまに、えっ?その大きさ?!と驚かれる。
でも、これで2~3週間とか、平気で行ってるし。
アイスランドに比べたら、夏のドイツとかの方が、気温の変動が大きいんで荷物多いくらいだけど(笑)

でも、こいつとの一番最初の旅は、忘れようもない、2008年夏。
旅行自体は10日ほどだけど、エアフルトからの奇跡の3日間から、こいつと一緒に旅してきた。
そう思うと感慨深い。

スーツケース自体が重すぎるので、せいぜいあと10年しか持ち歩けないだろうとは思うけど、すでにこの10年で、十分に減価償却しちゃったよなぁf(^_^;


っつーか。

あの3人と今年は会う機会がなかったけれど、こうして私をアイスランドまで連れてきちまいやがった。
次にいつ会えるんだろう?次に会うまでにもっとドイツ語をブラッシュアップしなければ!!といつも思っているが、実際に会ってなくても、心の中ではいつも一緒にいるぜ♪



バスは遅れてやってきた。
そのせいで、運ちゃんはかなり必死!
飛ばす飛ばす!!(笑)
中継所にようやく間に合った、という感じだf(^_^;

空港に着いたのは夜10時。
フライトが0時25分なので、余裕ではあるが、ここで計算違いが…。

空港のラウンジがもう終わってる…orz
どんなんだか、楽しみにしてたのに…(T-T)
仕方がないので、スマホ相手に時間を潰すしかない。
幸い、電源も使えるし、Wifiもあるので、その辺は余裕なのだが。

そこで最大のポカに気づく。

ホテルの部屋に歯ブラシ忘れてきてしまった~!!(T-T)
ここで歯を磨いていこうと思ったのに!!

で、空港中探してみても、残念ながらどこにも歯ブラシ売ってないorz
今だったら、どんなに高くても買うんだがf(^_^;

ただ、ここがまた、不幸中の幸い。

私、一日くらい歯を磨かなくても、虫歯にならない(どやっ)

50年近く生きてきて、唯一虫歯になったのは、アトピーがドン底に悪化して、ずっと氷水で顔を冷やしてないといられない、歯なんかまともに磨いていられない、なんていう、単に歯をちゃんと磨いていないだけじゃなく、尋常じゃなくストレスフルだった時だけだ。

それ以外は、ぜ~んぜん!!

だから、いつも歯を磨くのは、自分の不快感を払拭するためだけなのだ。
それを我慢しさえすればいいのだよ(*^ー゚)


歯磨きできないまま、アイスランドを出発し、朝の5時にフランクフルト到着。
もうここで歯ブラシ5本パックとか買う気にもならず(笑)

が、しかし、不幸なことに、残してきた2千アイスランド・クローネがなんと換金できなかったorz
3000ないと換金できないんだと!!Σ( ̄□ ̄;
マジかー!!!

こりゃ、またアイスランドに行くしかねぇな!!(笑)


そして、アイスランドでブルーラグーン・プロデュースの化粧品を買う代わりに、ここの免税店でガッツリ買い物!!
いやもう、何がうれしいって、ノンストレスで言葉が通じるのがマジうれしい♪
あっという間に、ドイツ語話者に戻っちゃったよf(^_^;


さらに嬉しいのは、当然ここではルフトハンザのラウンジが開いている♪
クッソ長い乗り継ぎ時間も余裕綽々!
Weißbier飲んで~、白ワイン飲んで~、赤ワイン飲んで~♪
至福の時ですなぁ。

一応、来る前から買いたいと思っていた歯磨きも、空港内では買えないのがわかったのでドラッグストアを検索したら、空港の外800メートルだってf(^_^;
すぐそばにあるけど、これまた出て行けそうにないこともわかった。
仕方ない、この件については、また別途考えよう。


ラウンジで自堕落な数時間を過ごした後、羽田行きの飛行機へ。


8月29日水曜日、ド平日真っ昼間の日本に帰ってきました。
死ぬほど暑いです…orz


でも…、恐ろしいことに、まだブルーラグーンからのしっとり肌がつづいてるΣ( ̄□ ̄;
ブルーラグーン恐るべし!!!
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