Der König Hat Eselsohren

八重山の旅・2日目-波照間島

随分日焼けしたなぁ、と思って、昨晩寝る前に結構ケアしたつもりだったけれど、朝起きたら顔が真っ赤。
しかも微妙に腫れ上がってる。
日焼け止めを塗ってない訳じゃなかったのに、初っぱなからこれかよ!
昨日のあの天気でこのザマだからな、今後が思いやられる…。



波照間島行きの高速船は8:20、:30と2社から出てるから、8時くらいに離島ターミナルに行けば大丈夫だろう!

と、思ってたら、8:30発の安栄観光の船は既に満員に!!Σ( ̄口 ̄*)

慌ててもう一つ、波照間運送の方に行ってみたものの、窓口のあたりの人だかり加減が微妙。
並んでいるんだかなんだかわからない上、係の人が駆けずり回ってる。
すると、目の前にいた人曰く、満員で乗れるかどうかわからない、と…。


え~~~~~っっっ???!!!


波照間島へは1日に往復3便ずつしかない上、島まで約1時間ほど掛かるだけに、この朝の便を逃すと非常に辛い。
それでも別段、決まった予定がある訳じゃないし、もしダメなら昼近くの船で行って、数時間で帰ってこよう、ということで、昼便が11時に出る安栄観光の方の様子をもりながさんが見に行ってる間に、ようやく窓口の順番が。
でも、もう8時20分になろうとしてるぞ。

「あの~、8時20分の船って、もう無理ですよね?」
「大丈夫ですよ!」

マジっすか!!


なんと行き第1便、帰り第3便、往復で買えちゃいました(笑)

それでももう出発ギリギリなんで、船まで猛ダッシュ!!


やった!間に合った!!


そして乗り込んだ船の中は、オッサンだらけ…。
観光客よりは、どっちかっつーと作業着率の高い、どう見ても仕事で波照間島に行く人々。
二つ並んで空いている席がなかったんで、仕方なくばらばらに座ってまもなく、高速船が出発。



昨日の黒島行きに輪を掛けて、白いしぶきを盛大に上げつつ、がっこんがっこんと波の上に叩きつけられるかのごとくかっとんでいく高速船(笑)
下手すると、つーか、酔いやすい人は間違いなく、あっという間に船酔いしますよ。
私自身、酔いはしなかったものの、波照間島に近づいてきた頃には、さすがに上下に揺さぶられ続けた胃袋の底の方が、他の内臓に当たっているような感触を覚えたほど。

しかし、昨日とは違い、船に乗っている間にどんどん空が晴れていく。
天気予報では、石垣島や、波照間島からほど近い西表島は曇りなのに、波照間島は晴れ(笑)
出発から1時間少々で港に着いたときには、すっかり晴れ渡ってました。
いやぁ、週間予報で、一週間前くらいまではずっと曇り、特にこの月曜日には雨のマークが付いていたのに、出発日が近づくにつれて晴れマークに変わってきて、ついに快晴になってしまった。
昔から結構な晴れ女だったけど、これだけ天気が良くなるってどうよ?!
やっぱ10年ぶりの国内旅行だから?←普段は常に出張か遠征(笑)


波照間島には公共交通機関というものがないので、日本最南端の碑を見に行くためにレンタサイクルを借りよう、という予定にしていた。
実はそれくらいしか具体的な計画がなかった上、八重山でも特に綺麗だというニシ浜が、船を下りる間際に港からかなりすぐのところに見えたので、先に歩いて浜の方にでも行ったらどうかと思ったので、到着する船を当て込んで港に集まっているレンタル屋の人に訊いてみたら、ここから浜まで歩くと10分くらいかかるけど、レンタルショップからでも5分くらいだというし、何よりあとでわざわざ呼んで、来てもらうのはめんどくさいので、最初から借りることに。
バンに乗って店まで行く道すがら、途中の飲食店等々を教えてくれる。

そういうのも全然検討せずに来たなぁ(笑)
それどころか、今回はもりながさんが先にガイドブックを買って検討を始めてくれたのをいいことに、私は一切ガイドブックらしきものも買わずに来てしまったf(^ー^;
検討するに当たって貸してもらったガイドから、必要なページだけ、出発の前日に両面コピーして持ってきただけだ。

たまたまレンタルショップのバンに同乗した男性客が、昨日は与那国島にフェリーで行っていたという。
ひゃ~、石垣から与那国まで、片道4時間かかるのに!
船だからといってべらぼうに安いというわけでもないし、あまりにも時間が掛かるし、大体において出港できるかどうかが天候や海の様子にされやすいんで、絶対にフェリーでは行きたくないんだけど。
そしてフェリーの中は洗面器だらけだという…f(^ー^;


レンタル屋で自転車と島の地図を借り、早速浜へ向かって出発!
さっき説明を聞いたとおりに坂を下っていくと、



海が見えてきた。



まるでガイドブックそのまんまの浜辺が目の前に!





ガイドブックなんかに載ってる写真は、所詮色々と修正してあるんだよ、なんて斜に構えていてゴメンナサイ!
こんなに綺麗な海と浜辺が、本当にこの日本に存在しているとは!!

いや、もちろん、29年前に本島に行ったときにも、なんて海が綺麗なんだろう、なんて浜辺が白いんだろう、とびっくりしたけれど、それでもここまでじゃなかったんで、まぁ、そんなもんだろう、と思っていた。

正直、波照間島をなめてました…。

しかも、透き通った水と、落ちているのは貝殻や珊瑚ばかりという美しい砂浜。






とにもかくにも、今いる浜の東端から、西の端まで行けるところまで行ってみよう、ということに。

まだ10時くらいということもあるけれど、人影はまばら。
これぞまさに大瀧詠一の世界!なんだけど、聞こえるのは波の音ばかり、というこの環境では、そんなん聴いてたらかえって野暮だね。



陽が高くなっていくにつれて、更に海の色が変化していく。
いくら写真を撮っても撮りきれない。
元を正せば、こういう景色の中でのんびりすることを求めてきたんだよね。


ただし、歩けども歩けども、端っこまで全然たどり着けなくて、のんびりとはほど遠いような気もするが…(笑)


浜をようやく半分過ぎたあたりで、ヤドカリファミリーに遭遇。



しかも目の前で引っ越し敢行するし!!(笑)


私たちよりも先に、浜の西の方へ向かって歩いていった二人連れの足跡だけが、くっきりと残っている。



ようやく浜の終点が見えてきた。

途中で、戻ってくる二人連れとすれ違うと、もはやこの先の浜辺は私たち二人のものだ(笑)
途中、西の空に雲が出てきたな、と思ったけれど、すっかり晴れ渡っている。




端っこは、浜の他の場所と違って、砂ではなく珊瑚の浅瀬。



波のほとんど来ない水の中は、ナマコの楽園だ(笑)


しばしここで休憩。
よくよく考えたら、写真をバシャバシャ撮りながら、時々海に入ったりしながらとはいえ、既に1時間以上、浜辺を歩いてきている。



日差しが本当に強い。
まるで夏。
もっとも、今年は異常気象で、晴れてる日も多いし、気温も平年より高いらしいから、本来なら2月のこの時期に来てこんな景色が見られるなんて、かなり奇跡なんじゃないかと思うけど。

足下の、ものっっすごくちっちゃいヤドカリを眺めたりしつつ、しばらくぼーっとしてから、元来た方へと引き返す。
まさかこの浜がこれほどまでに綺麗だとは思ってなかったんで、思いがけず午前中をすべてここで費やしてしまった。



まぁ、急ぐ旅じゃなし、これはこれで構わないんだけど、かえすがえすも朝の船に乗れて良かったなぁ。
昼の船で来るんだったら、ここでこんなにのんびりしていられなかった。


相変わらずバシャバシャと写真を撮りながら、それでも来たときよりは速いスピードで戻っていくと、さっきこの浜に下りてきたあたりに、わらわらと人がいるのが見える。

が、よりいっそう陽が高くなって、色が変化していく海に気をとられていて、しばらくしてから再び見てみると、またもや人影が消えている。
さすがに団体旅行なんかで来ると、浜をゆっくり歩く余裕なんかないんだろうなぁ。

遠くの方から、高速船が近づいてくるのが見える。
というか、遠くにいるうちは、船だ、というのがわかったけれど、近づいてくるにつれて、船が巻き上げるしぶきがすごくて、単なる真っ白な固まりにしか見えない(笑)
時計を見ると12時だ。
ということは、あれは11時発の船かな?



さっき来たときに比べると、海の色も空の色も違ってしまっている。
いやはや、ここまででざっと120枚くらい写真撮ってるんだけど…f(^ー^;

レンタサイクルのカゴにぶち込んでおいた靴をはき直して、昼食を食べに青空食堂へ。
波照間島は、島の中心が高くなっているんで、上っていくのが結構キツイ(笑)



青空食堂の名の通り、テントの屋根を張っただけの庭で、タコライスに生ビール。


当初は、ここから外周道路に出て、ぐるっと日本最南端の碑を目指すつもりだったけれど、ここへ上ってくる坂が大変だったことを考えて、むしろ集落の中を突っ切って、島の反対側(東南側)に出て、そこから南を目指すことにする。

途中のサトウキビ畑では、収穫の真っ最中。




なんとか島の一周道路に出てすぐのところに、ガイドブックにも出ていた高那崎の入り口という表示が出ている。
取り立てていくつもりではなかったけれど、こうやって標識が出ていると、やはりちょっと行ってみようという気になる。
ということで、その場に自転車を置いて、えっちらおっちらと坂を上り始める。

ここまでの道は全部舗装されていたけれど、ここは車の轍の通りに道が出来ているだけ。
両脇に生えている植物はマジで亜熱帯というか、曲がりくねって力強い。



じりじりと日が照りつけて、土埃が舞うような、とても日本とは思えないような中を抜けて、視界が開けると、小さな黄色い観光バスが発車するところ。
そういえば、さっきニシ浜でもこのバス見たぞ。
でも、観光バスと言っても、乗ってるのは3人くらいなんだけど。謎だ。

バスが去ったあと、誰もいない高那崎に広がっていた光景は…。



もともとは珊瑚だった岩がゴロゴロする、荒涼とした岩地の向こうで、断崖絶壁に波が激しく打ち付けている!!

さっきまでのニシ浜とはまるっきり違う光景!!
大体において、海の色自体が、黒みを帯びた深い青。
島の北と南とではこんなにも違うものか!

しかもこの断崖絶壁には、柵も何にもない(笑)
足下がかなり不安定な感じだけれど、転んだらケガすること必至。
なので、多少残念ではあるけれど、ここはあまり突端までは行かずに引き上げ、最南端の碑を目指す。


途中にある天文台はやはり休業中の様子。
最初、ここから最南端の碑まで歩いていくようになっているのかと思ったけれど、地図を見直すと、どうやらもうちょっと先に碑のあたりまで入っていく道がある様子。

と、ここでうっかり歩道を走り出してしまって、愕然!
歩道中に蔓草がはびこってる!!

そりゃそうだよ。
みんな車とか、せいぜい自転車で来るんだから、こんな歩道、歩く人すらいないって(笑)


しばらくして、間違いなく最南端の碑に行く道を発見。左折。
そしてちょこっと上がっていくと、またあの黄色いバス(笑)
それ以外にも軽自動車で来たとおぼしき女の子二人連れ。
「写真撮ってくださ~い」というので撮ってあげる。
でもここまで来るのに、携帯と使い捨てカメラって、どういうこっちゃ?!f(^ー^;

彼女たちが写真を撮っている「日本最南端平和の碑」の後ろ側に、「日本最南端の碑」が小さくひっそり立っているのが見える。


が!


それより何より、黄色いバスのメンツが歩いている、あの岩場は一体?!



さっきのところより、ずっと激しいんですが!!(笑)

岸壁に打ち付ける波が、轟轟と音を立ててます。
しかも波に浸食されている珊瑚の岩は、普通の岩よりも脆そう。
それでも柵や何かは一切なし。
まさに「自己責任」の世界(笑)



高いところ好きの本領発揮で、ギリギリまで行って写真を撮りまくる。
つっても、海の方から風が吹くから行けるようなもんだ。
ごく普通の岩ではなく、あくまでも珊瑚が石化したものだから、下手に踏むとぽろぽろと崩れそうだ。
もし足下が崩れ落ちたら、ひとたまりもない。
眼下では青い水が轟音を立てて、白いしぶきを上げている。
こんなに高さがあるのに、飛び散るしぶきでサングラスが曇ってきた(笑)
ニシ浜のような、穏やかな珊瑚礁の海は、ここにはかけらもない。
まさにウルトラマリンブルーの海が、島に襲いかかり、岩を削っていく。



ちょうど2時頃で、とても2月とは思えない強さで、じりじりと太陽が照りつけている。
さすが、このすぐ近くを北回帰線が通っているだけある。
視界の端から端まで、180度全部が水平線だ。
これだけ天気がいいと、もし今晩ここに泊まることにしていたら、ひょっとすると南十字星が見られたんじゃないかと、ふと思う。


「最南端」と言っても波照間島は「人の住む最南端」の島でしかないはずなのに、この物凄い迫力で押し寄せる太平洋の波を見ていると、ココが地の果てのような気がしてくる。
それどころか、その水平線の向こうは突然垂直に切り立っていて、その下でゾウがこの世界を支えている、といわれても信じてしまいそうな、とてつもなく最果て感のある光景だ(笑)

ニシ浜が内側に向かっているような穏やかさなのに対して、こっちは外の世界に向かっている荒々しさを感じる。



ガイドブックにはもれなく載っている「日本最南端の碑」をもってしても、この地域の実際の海の光景の凄さの前には、だからどうした?!というほどのものにしか感じられない。
う~む、マジで凄いモノを見た。




ここからしばらくは一周道路に戻らずに、より岸辺に近い道を行くことにした。
といっても、走りながら海が見える場所は限られていて、ほとんどはジャングルが阻んでいる(笑)


と。

突然、目の前に、あの黄色いバスがバックで道路に出てきた。
そのまま先の方へと走り去っていく。
もしかしてここはペムチ浜への入り口?
こんなに荒々しい島の南部で、唯一砂浜になっているのがペムチ浜だ。
ただし波が荒いので遊泳禁止だけど。

でも、バスが出てきた道をのぞき込んでも、舗装されているでもなく、何か標識があるでもなく、まさにジャングルの中、車が1台通れるだけの道が続いているだけ。

行きたいけど…。
すでに蝶がバンバン飛び交っているのが見えるf(^ー^;
絶対に行けませんorz

もう少し先にも浜に出られる道がないか、と思って、そのまま先へ進むことに。

すると、道路の突き当たり左手の方に、視界が開けてきた。
ペムチ浜展望台、と看板が出ている。

看板に従って、左手の高台の方に出てみると、浜そのものに出るのではなく、浜を見下ろす位置にある展望台だった。
展望台と言っても、別にお金を入れて覗く望遠鏡なんかがある訳じゃなく、ただ単に、崖が崩れたりしないように固めてあるといった程度の代物だ(笑)

やはりさっきバスが出てきたところがペムチ浜の入り口だったらしい。
上から見下ろしてみると、なぜこんなに海が荒々しい中に、こんな砂浜が出来ているのか、不思議に思ってしまうほど。



だって、こっちの足下は、こんな岩場の荒々しい景色だし(笑)



やはり、大自然の力の前には、人間なんて手も足も出ません。


展望台でしばし呆然としたあと(笑)、今度は北上して一周道路を目指す。
ここからだと一周道路を突っ切って、そのまま集落に行くのが最短だとは思うけれど、どう考えてもそのルート、スゴイ上り坂だf(^ー^;

というわけで、一周道路にぶち当たったところで左折。
一周道路を適度にのんびり走っていく。
基本的には、サトウキビ畑と、牛の姿が続いている。

地図の縮尺がイマイチつかめないので、一周道路を全部走りきって、未だ時間があるようだったら、今度は午後のニシ浜を見物しようと決めていた。



ら。

あっというまに、ニシ浜到着(笑)

午前中と違って、何人か泳いでいる人たちがいる。

もう浜へは下りずに、屋根のある場所でとにかくゆっくりすることにした。
屋根があるというのに、サングラスを外すとまぶしくていられない。




泳いでる人たちを見ると、やっぱ水着も持ってくりゃよかったかな、とか、ダイビングとまでは言わないから、せめてシュノーケリングでも出来ればな、と思わなくもないけど、一人でそんなことやってるのもねぇ…f(^ー^;
スキューバとか、興味は昔からあるんですよ。
でも残念なことに、そういう友達には恵まれないんだな。
大学時代からの友達も、どういう訳かつきあいが続いている人に限って、物凄く非アクティブなのだ(笑)
だからといって、一人ででもやるんだ!というほどまでやる気があるわけじゃなし。

でも、こういうところに来ると、もったいない気がする。

どうせなら、これを機会に始めたらどうか。
ちょうどまだ、今年の夏休みはどこに行くか、全く思いついてもいないんだし。
で、ライセンスでも取って、来年からは沖縄でダイビング…。


いやいやいや、来年はお金掛かるから!!
うまくいって、来年のちょうど今頃ツアーだとかいったら、それこそ行ける限りドイツ(&スイス・オーストリア)を回らなきゃならないし!
6月には南アでW杯見なきゃならないし!!←行くつもりらしい(笑)
その上さらにダイビングだなんていったら、いくらお金があっても足りないよf(^ー^;
しかも、優先順位は、まずドイツだし。

つーか、ドイツそのものの優先順位が高い訳じゃない。
しかもドイツまでライブを見に行く、というところまではお金さえ出せば誰でも出来ること。
重要なのは、Sportfreunde Stillerの3人とか、その周りの人たちとか、ファンクラブの仲間とか、もちろんそれ以外にも、元々知り合いの人たちとか、そういう人たちとのつきあいは、もちろん会いに行くならそれなりにお金は掛かるけれど、人とのつながりはお金では買えない。

大体において、すべてのものが実現できるほど時間が有り余ってるわけでもないし、すべてを実現しようだなんて所詮無理な話だ。
むしろ、何もかも実現できる訳じゃない方が、実は幸せなのかもよ?





帰りの船が16:45なので16:15までに自転車を返すべく、レンタル屋に向かう。
この登りが意外とキツイんだ(笑)
それでも何とか登り切るかな、というあたりで、その前の16:30の船に乗る人たちを送っていくバンとすれ違う。

レンタル屋の店先に入っていくと、左手のガレージの方におじさんがいて、涼しいからこっちへおいで、と言ってくれる。
確かにここは日陰になっている上に、風が通って気持ちがいい。
昨日、坂口憲二のドラマは見たか?と訊かれて、へ?ってな感じ。
ちょうど昨日の放送で、波照間島が出たらしい。
う~む、ちょうどその時間はまだ、食事に出ていて、帰ってくるぐらいの頃だったし、そもそもそのドラマ見てないし(笑)
でも、おじさん曰く、波照間が出たのはほんのちょっとで、それ以外は別のところで撮ってるらしい。
昼食の時、背後のテーブルにいた女性2人組が、坂口憲二がどうのこうのと言ってたのはドラマのせいか。

おじさんの話では、2月にこんなに暑いのは異常気象だとのこと。
私たちにとっては、いかにも沖縄に来た!という感じだけど。

おなじ船に乗るもう一組が戻ってきたので、港へ向かう。
途中パトカーとすれ違って、検問の話に。
この島で車の免許がないと生活できないので、それこそ飲酒運転で捕まったら大変なことだけど、一応、普段はいつやるかという情報がちゃんと流れるらしい(笑)

港について車を降りるときに、「今度は彼氏と一緒においで」といわれた(笑)
う~ん、それだともう二度と波照間島に来られないかもしれないf(^ー^;


船が来るまでまだしばらくあるので、土産物売り場を覗いてみると、幻の泡盛・泡波が!!
ちなみに泡波とは、波照間島に一軒しかない酒造所で造られている泡盛で、生産量自体がごく限られているので、酒造所へ行っても直販すらしていないという、入手が難しい泡盛。
なので、ここでも奥の棚にある一升瓶なんかには「非売品」と書いてるけれど、ミニチュア瓶がある!!

つっても、なんか、グッズとセットなんですけど~。
よくよく見ると「泡波の単品販売はありません」なんぞと書いてある。
まじかよ~。
しかも一緒になってるのは、よく訳がわからない山羊のキャラクターグッズf(^ー^;
さらにご丁寧なことに、この泡波セット2000円也の内訳が書いてあって、その中に「泡波×2 640円」って…。

すみません。これって抱き合わせ販売ですよね?
や、別に公取にちくったりはしないけど(笑)
でも、いくらなんでも、100ml瓶2本のために、3倍の値段を払って、いりもしない山羊柄の手ぬぐいなんかが付いてきても、邪魔なだけ。
これだったら、今晩、泡波が飲めるような居酒屋に行って飲んだ方が、ひょっとするとお得じゃん?
昨夜、店の外に「泡波あります」って書いてる店、何軒か見たし。

ということで、ここでは波照間産の黒糖のみを買う。


帰りの高速船は、来たときほどの混雑ではなかったのでゆっくり座れる。
ちょうど座った方の窓側に、途中で西表島が現れた。
といっても、雲に覆われていて、岸辺くらいしか見えない。
まるで私が行ったから、波照間が晴れてたみたいじゃん(笑)


またもや豪勢に白いしぶきを上げつつ、1時間ほどの船旅を経て、石垣島に帰着。
うぉ~、石垣島って都会!!(笑)

ホテルに戻る前に、泡波が飲める店を探しつつ、あやぱにモールで土産物を物色。
それから、今朝、ホテルの朝食にフルーツ類がほとんどなかったんで、部屋で食べるべく島バナナを購入。
昨夜通りかかったときにも気にはなっていた、モールの途中にあるジェラートのスタンド。
普段だったらともかく、さすがに暑いんで…。
泡盛ジェラートを(笑)(もりながさんはシークワーサーヨーグルト)
においも味も、ま、確かに泡盛かな?という感じだと私は思ったんだけど、もりながさん曰く、結構泡盛のにおいがするらしい。
つーか、モールの東の方で海産物の屋台を出しているおばちゃんも、そう言ってるし(笑)
もしや私の味覚はおかしい?!


結局、泡波を出している店は1軒しか見つけられず、そこのドリンク1杯無料券をもらっていったんホテルに帰る。
鏡を見ると、今日は顔だけではなく、首から鎖骨にかけて真っ赤。
特に左側だけ真っ赤になってるのは、バッグもカメラも斜めがけにしているからだろう。
しかし、それより何より、船を下りた頃に痛くて気づいた右のふくらはぎ!!
なんで右だけかな?!


7時半過ぎくらいにホテルを出て、泡波を飲める居酒屋へ。
さっきの無料券はまずビールを頼むとして、一応、万が一のために、本当に泡波があるかどうか訊いておく(笑)
島豆腐もソーキのオーブン焼きも美味しかったけれど、島野菜と鶏のニンニク炒めで、初めて「オオタニワタリ」と遭遇。味にこれと言った特徴はないけれど、しゃきしゃきとした歯ごたえの葉っぱ。

そして泡波。美味かった!!
幻、って言われてるから余計にそう感じるのかもしれないけど、かなり飲みやすくて、いくらでも飲めそうですよ(笑)
グラスで900円もするんで、1杯しか飲まなかったけど…f(^ー^;
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