Der König Hat Eselsohren

Wien (2)

Nicoはフルコースだった割に、さっさと食べ終え、Peterと話がすむと席を立っていった。

入れ替わるように、さっきIngoと一緒にいた女性と、さらに何者?!というような格好の男の子。
どうやらこの人達は、今日のゲスト=前座のバンドの人たち(Clara Luzia)らしい。
わざわざ日本から来てるんだって、と説明してくれている。


しばらく話してから、Peterは、また後で、と席を立っていった。
もちろん、取り残されて(取り残される以前からも)会話に参加できるわけがないが、他に行くアテもない。
大体において、席を立つときに、Peterは上着を着込んだ上に、ご丁寧にニットキャップまで被っていったので、ほぼ間違いなく、外にタバコを吸いに行ってるのだろう(笑)

室内が全面禁煙になっているのは、ありがたいことではあるが、残念なことでもあるな。
なにぶんここは、喫煙者が圧倒的に多い。
前回のRüdeみたいに、いちいちつきあわせるヤツもいるけど(笑)

そして、徐々にケータリングルームからも人が減っていっている。
全くいないということはないものの、こっちとしても、何かしら話しかけやすいのは、どうしてもSportfreundeの3人か、Ingoか、メガネNicoか、といったところなので、どこの会話にも加われない。

しかもコレ、たぶんドイツ語力だけの問題じゃなく、もしドイツ語が完璧にわかったところで、話の内容がわかるわけじゃないと思う。
だって、冷静に考えても、接点なさ過ぎじゃんf(^_^;


ケータリングルームにいたところで話し相手もいるわけじゃなく、相変わらずWifiも切れっぱなしなので、廊下へ。

ちらっと外の喫煙場所も覗いてみたけれど、誰もいない。

かといって、廊下の途中のドアは全部閉まっていて、物音も聞こえない。

なんというか、最初の頃はまさに訳もわからない状態だったんで、こういうときでも、中に入って行ってみたりしたと思うんだが、なまじ色々と見聞きしてわかってきているだけに、あんまり図々しいことができない。

や、もちろん、昨日だって直前練習に入り込めたわけで、全く問題なかったんだけど、扉一枚向こうだとわかっている場合に比べて、今日はさらにハードルが高い。

しかし、いくら廊下ではWifiが繋がるとはいえ、これ以上スマホで見るものがない。
ここはちょうど入場も始まっていることだし、思い切ってステージの方に行ってみようか。


なんかやたらとセキュリティの人数がいて、なかなかいい気分ではないのだが、いざ行ってみると、当然のことながらあっさりと通れる。
そりゃそうだな、おもいっきりパス持ってんだがらf(^_^;

セキュリティを通ってすぐに、ステージの左端。
客席側から見たら右側に出る。
ここは客席と同じ高さから階段でステージに上がる形だ。

階段の途中まで上がって客席の方を眺めてみると、今日もやっぱりKristinとDanielaのコンビが1列目にいる(笑)

いつもと同じく、柵とステージの開いだに入り込み、二人に挨拶しにいく。
客席の前の方はすでに埋まってきているが、後ろの方はまだあまり人が入っていない。
「Hallo!!」
「今日はまだあんまり人が入ってないねぇ」
「この後どんどん来るよ」
まあ、そうだろうけど、1月にウィーンでやってるのに、5月にまた、ってどういうペースやねん?!f(^_^;
普通はこういう日程の組み方しないと思うんだが…。

「昨夜は早く帰っちゃった?」
「うん」
「あのあとバックステージに入れて貰えて、探したんだよ」
なんと、結局二人(とたぶんEva)もバックステージに呼んでもらったらしい。
Marc、そういうことは先に言えよ!!(笑)
おそらくちょうど入れ違いくらいだったんだろう。
Aiko, wo bist du~???と言いながら探して回ったらしいf(^_^;
「ミュンヘンに泊まってたから、早めに帰ったんだよね~。」

「今日もここ来るよね?」
「うん。後で来るね」
「私らの上着、バックステージに置いといてくれる?」
今日は最初からバックステージに入れてくれる約束になっているらしい。
「OK!じゃ、後で!」

そして今日も1列目決定(笑)

ふたたびケータリングルームに戻ってみると、もうほとんど人影がない。
すっかり食事終了モードだ。
別段、心配も何も全くないのだが、荷物をここに置いておくのもどうかと思うので、廊下に移動。

や、廊下に移動したところで、ライブ中ここに放置するとしたら、尚更人目に触れるところに財布から何から置きっぱなし、ってことなんだけど(笑)

それにしても、ホントにみんなどこにいるのやら?
いちばんステージに近い辺りのドアだけ開けっ放しなので、そこに入ってみたりはするものの、そこに並んでるのはスタッフ用の部屋だったり。
しかも、そこにもそんなに人がいなかったり。

と、ケータリングルームに近い辺りのドアから、Floのお姉さん一家が出てくるのが見える。
おそらくあそこが3人の楽屋とか練習部屋とかになってるんだろう。

が、彼女らも、出てきてそのまま、家族三人で廊下のところに腰掛けて喋っている。
そう、廊下の、ドアとは向かい側の方はずっと腰の高さの台状になっていて、色んな荷物なんかも置いてあったり、ちょうど腰掛けたり、と結構便利。
で、そこでそのまま過ごしている。

となると、よりいっそう、3人の部屋の様子を探りに行く、なんてのはハードルが高いわけで…f(^_^;

でも、一家三人すっかりそこに腰を落ち着けてる様子。
もしかして今日の直前練習は部外者完全シャットアウトか?とも思える。

仕方ないので、Wifiの繋がる辺りに居着くとして、もう東京新聞も読んじゃったし、あとはNew York Timesくらいしか読むものないか?f(^_^;と思っていたら、Ingoがカメラを手に廊下の向こうからぐぉ~!と歩いてきた。
何かこっちに向かって言ったのだが、聞き取れなかったので聞き返すと、今日のゲストの演奏が始まるんだと。
「すっごくいいバンドだよ」
というのでついていく。

そ~っと、途中まで階段を上ると、ちょうど始まるところだ。





と、あとからビール片手にPeterもやってきた。
うわっ。
そうだ、ビール持って来りゃよかった。
とはいえ、取りに戻るのも面倒だ。

少し遅れてMarcもやってくる。
Ingoは、MarcやPeterと喋ったりしつつも、ステージの後方に回り込んで、写真も撮っている。





演奏が始まると、もはやみんなが何を喋ってるんだか全く聞こえないf(^_^;
が、どうやら今日のこのバンドは、Ingoが推薦したようなのだ。
普段も結構みんなゲストバンドの演奏を聴きに来たりはしているけれど、Ingoはいつも以上に熱心に写真を撮って回っている。









しばらくしてふと気づくと、Peterの姿がない。
さっきまでIngoと話してたのに。

いったん廊下に戻ると、今度はFloがやってくる。
またステージか(笑)
さっきはスマホしか持って行かなかったので、今度はカメラも持って行く。





とはいえ、時間的にはそろそろ終わりなので、Floは再びバックステージへ。
さっき、スタッフルームが並んでいる中に練習用の機材が置かれていたが、そこで練習用のドラムを叩いている。





ステージでは演奏が終わったっぽい。
そろそろ行かねば。
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