オフ展望 オフェンス

去年の中盤以降めっきり更新が減ったＡＳＦＮだけど、最近のコラムをベースにオフの展望。まずはオフェンス編。

今年のアリゾナの１巡は全体１０番目ということで指名予想するには非常に微妙な（逆に言えば面白い）位置なのでモックも意見が分かれています。いまのところ一番有力なのがＲＢで、残っていればレンデール・ホワイト（ＵＳＣ）、残っていなければローレンス・マローニー（ミネソタ大）という感じ。去年２巡でスピード系のＪ．Ｊ．アリントンを指名しているから似たタイプのデアンジェロ・ウィリアムズ（メンフィス大）はまずないです。

ＱＢに関しては現在の２番手マカウンはＦＡ移籍の可能性が高いけどバックアップにはＦＡでベテラン（ジョン・キトナなど）を連れてくるというのが有力で、ジェイ・カトラー（バンダービルト大）が２巡に残っているようなことでもない限りドラフト初日（１～３巡）の指名はないだろうといわれています。ただしＴＳＮの最新モックではアリゾナの１巡がビンス・ヤング（テキサス大）になってます。そんなことが実際に起こるならアリですよ。マカウンすら比べ物にならないくらいの走力があるしバス能力は劣ってしまうけど「ショーン・キングの３段階バージョンアップ」と考えれば気にならない（笑）。

ＲＢでＦＡとなるとショーン・アレクサンダー（シーホークス）の獲得に動くことはないだろうけどキャップが約３０ミリオン空いているからエジャリン・ジェームズ（コルツ）と契約する余裕はあるという意見があります。全体１０位にホワイトが残っているかどうかとの兼ね合いにもなってくるでしょうね。

ＷＲは去年の７巡マッコイが出てきて４番手までいるからあとはリターナー。３～５巡で指名するのではないかとのこと。ＴＥについてはコーチ陣がバーゲンとエドワーズをどう評価しているのかわからないのでＦＡやドラフト上位で獲得するのか不透明です。

ＯＬについてはＡＳＦＮではＬＴデービスと２年目ＲＧブラウンだけがスターター確定、ＲＴロスはＯＧの方が向いているからＬＧにすべき、ＬＧウェルズをＣにコンバートしてＲＴをドラフトかＦＡで補強してはどうかと言っています。ＯＴはまれに見る豊作といわれていたけど最近評価が下がりぎみでトップ１５候補が１巡下位、１巡下位候補が２巡予想になっているので２巡でも好素材が獲れそうです。ドブリッカーショー・ファーガソン（バージニア大）以外のＯＴを指名するならトレードダウンという選択肢も出てきますし、その場合はＯＧのマックス・ジーン＝ジャイルズ（ジョージア大）も候補になってきます。

１つ注目なのがスティーブ・ハッチンソン（シーホークスＬＧ）の契約が切れること。シーホークスも当然再契約に動くけどＲＢアレクサンダー残留が優先みたいなのでもしＦＡになれば獲りに行くべきです。ＦＡでハッチンソン、ドラフト１巡でホワイトを獲れればもうそれだけでオフの補強は９５点以上。