Songs of the Days Passed

日々の出来事、心に思うことをつれづれなるままに・・・

思い馳せる夜

2007-04-27 23:12:34 | 音楽
ロストロポーヴィチのレコードは、休日になると父が必ずかける一枚だった。
そのうち掃除機を持ち出して、部屋の掃除を始めるので、
せっかくの音楽がかききえてしまうのだが、
掃除が終わってさっぱりした部屋、全開の窓からさっと入る風の中に
ロストロのチェロが響くあの感じを忘れることができない。
あの頃はその後自分がチェロを弾くようになるとは思ってもいなかったのだ。
今、こうして彼のいなくなった日にこうしてレコードを再び取り出すことになるとも。
そしてロストロも、日本の片隅にいる女の子が
自分のことを思いながら古い録音を聴いているなんて思いもよらず、
静かな眠りについたことだろう。

脱稿。

2007-04-25 19:32:01 | 雑記
10月に迫った朗読劇の脚本、超難産の末に何とか生まれた。
ここ10日間はほとんど生きた心地でなかったが、とにかくもよかった。
脱稿と言っても、今回書いた脚本では、舞台のベース、コンセプトを示したにすぎないから、これが声と音楽とのかかわりの中でこれからどんな風に変わっていくのか、楽しみでもある。

「歌ひたひことが決つてゐないと、色んな事象が書入れたくなる。簿記と芸術が一緒になつてしまふ」
執筆の監督役は、他ならぬ中也さんであった。

備忘録中断・・・

2007-04-20 03:03:33 | 雑記
始めた途端にかつてない多忙生活に入りました。
4本も5本も同時に進めなきゃいけない重要な事柄が山積みに!
とりあえず春の備忘録はしばらくお預けです。
ああ無念なり。

ともかくも、これから数年間の私の人生、舵をとる方向を見定めることができた、重大な春だったことを、ここに書き付けておこう。
詳細は、また機会のあるときに。

備忘録①~美術展~

2007-04-06 06:24:14 | 雑記

この春行った美術展。

「世界の絵本がやってきた―ブラティスラヴァ世界絵本原画展」三鷹市美術ギャラリー
「動物絵画の100年」府中市美術館
「桜さくらサクラ・2007―花ひらく春―」山種美術館
「じっと見る 印象派から現代まで」ブリヂストン美術館
「オルセー美術館展(19世紀 芸術家たちの楽園)」東京都美術館

好きな作品、作家がまた増えた。それぞれに味わい深い美術展の数々でした。
まだやっているものもあるので、機会があったら足を運んでみてください。
現代の抽象絵画から古代の陶器まで、いろんな時代の美術品を前に、作品と、それを作った人へ思いを馳せる、鑑賞の静かなコミュニケーションを楽しみました。