(つづき)
あれから3時間はたつ。携帯は静かだった。
これほど時間を長く感じた事があっただろうか。
両手を組み、キッチンテーブルに肘をついたまま、
じっとテーブルの上の携帯を見つめてた。
『神様…彼を助けて…』
それからちょっとして、携帯の着信が鳴った。
隆のメール着信音。
隆『美奈子。肺気腫だって。入院になった。
今は落ち着いてる。2日後手術になった。』
私『そうだったの。凄く心配したよ。どこの病院?』
隆『福岡の○○病院だよ。』
私『会えそうなら行くからね。』
隆『美奈子。会いたいよ。』
夜遅く、彼からメールがきた。
隆『美奈子。怖いよ。会いたいよ…』
私『分かった。今からすぐ行くから。』
私はバタバタ支度し、家を出て、車のキーを回し車を走らせた。
福岡の彼のもとへ。車で一時間走り、彼の入院する病院に着いた。
病院は、消灯時間をとうに過ぎていて薄暗い。
エレベーターに乗り、彼のいる病棟に着いた。
三人部屋の奥の窓際。
カーテンをくぐると、横たわる彼がいた。
私「隆、きたよ。」
隆「美奈子。本当にきてくれたんだ。美奈子…」
私「無事で良かった。大丈夫?まだ痛む?」
私は彼の手を握り、髪を撫でながら言った。
私「眠っていいよ。隆が寝るまでいるからね。」
彼は、目を潤ませて、私を見ていた。
隆「眠らない。眠ったら美奈子帰るから。」
私「大丈夫。まだ帰らない。そばにいるから。」
隆「美奈子ぉ。」
私「しーっ(人差し指を口の前に立てて)目をつぶって。」
私は彼の頬にキスした。
私「子守歌歌ってあげるから、ねんねして。(笑)」
隆「僕は子供か。(笑)」
私「僕いい子ねーっ。(笑)」
隆「はははっ、ゴホンゴホン!ダメッ。
笑ったら肺が痛い…ゴホン!ゴホン!」
私「ごめんねっ。(焦り)本当にもう眠らないと。」
私は、彼の咳が収まるまで、背中をさすり続けた。
『隆、心はいつもあなたのそばにいるからね。』
To be continued…
あれから3時間はたつ。携帯は静かだった。
これほど時間を長く感じた事があっただろうか。
両手を組み、キッチンテーブルに肘をついたまま、
じっとテーブルの上の携帯を見つめてた。
『神様…彼を助けて…』
それからちょっとして、携帯の着信が鳴った。
隆のメール着信音。
隆『美奈子。肺気腫だって。入院になった。
今は落ち着いてる。2日後手術になった。』
私『そうだったの。凄く心配したよ。どこの病院?』
隆『福岡の○○病院だよ。』
私『会えそうなら行くからね。』
隆『美奈子。会いたいよ。』
夜遅く、彼からメールがきた。
隆『美奈子。怖いよ。会いたいよ…』
私『分かった。今からすぐ行くから。』
私はバタバタ支度し、家を出て、車のキーを回し車を走らせた。
福岡の彼のもとへ。車で一時間走り、彼の入院する病院に着いた。
病院は、消灯時間をとうに過ぎていて薄暗い。
エレベーターに乗り、彼のいる病棟に着いた。
三人部屋の奥の窓際。
カーテンをくぐると、横たわる彼がいた。
私「隆、きたよ。」
隆「美奈子。本当にきてくれたんだ。美奈子…」
私「無事で良かった。大丈夫?まだ痛む?」
私は彼の手を握り、髪を撫でながら言った。
私「眠っていいよ。隆が寝るまでいるからね。」
彼は、目を潤ませて、私を見ていた。
隆「眠らない。眠ったら美奈子帰るから。」
私「大丈夫。まだ帰らない。そばにいるから。」
隆「美奈子ぉ。」
私「しーっ(人差し指を口の前に立てて)目をつぶって。」
私は彼の頬にキスした。
私「子守歌歌ってあげるから、ねんねして。(笑)」
隆「僕は子供か。(笑)」
私「僕いい子ねーっ。(笑)」
隆「はははっ、ゴホンゴホン!ダメッ。
笑ったら肺が痛い…ゴホン!ゴホン!」
私「ごめんねっ。(焦り)本当にもう眠らないと。」
私は、彼の咳が収まるまで、背中をさすり続けた。
『隆、心はいつもあなたのそばにいるからね。』
To be continued…
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