ブログ“愛里跨の部屋(ありかのへや)”

本ブログでは、毎月の占いと癒し記事をお届けしております。

幻のクリスマス

2009-12-06 09:40:09 | Weblog
「そばにいるだけで温かいね」
白い息の向こうに  クリスマスイルミネーション
「来年のクリスマスもこうやって  一緒にツリーを見てるかな」
君は赤い顔で語りかけるけどね
お互いのハートを大切に
一歩ずつゆっくり思い出を刻めたら
二人  幸せな気持ちのまま居られたら
きっと来年のクリスマスは  もっとホットだよ
冷たい風に踊る電飾が  まるでホタルのようで
ほのぼのとしたリズムを奏でてる
君の手の温もりは  いつまでも安心をくれるのかな…


親友とのいつものダベリ。
「来年のクリスマスは何をしているかな。は~っ、虚しいなぁ」
次の恋に巡り会うまで、繰り返される会話。
親友「彼も考えてくれてるかな。私のこと…思い出してくれてるかな…」
私「きっと思い出してくれてるよ。私達だってこうやって話してるんだから」
親友「そうかなぁ…そうならいいな。あの時の私のあの言葉がいけなかったから、彼が考えるって言ったのかな…」
私「何か理由はあると思うけど、相手の気持ちに変化があって、彼との間でズレができたんだろうね」
親友「私の喋り方、接し方…またムダな恋愛時間を過ごしたな」
私「んーっ、ムダじゃないと思うよ。
私はね、元カレ達から、その時その時に抱えてた自分の辛い心を救われて、今の自分が居ると思ってるから」
親友「でもさ、今いないもん。別れたんだもん。素直にそう思えないよね…」
と、彼女の自問自答は続く。
私『彼を好きだから、凄く辛いんだよね…』

私もそうだったな。何百回も何千回も、自分を責めて言い聞かせた。
『自分なりに精一杯やったのになぜこうなったの…私の何かが悪かった…』
表向きはそう思いながらも、自分を傷つけない都合のいい理由で、動揺する心を納得させようとしたけど、
現実は、次のクリスマスは幻になったのだから。
だから彼女の気持ちは痛いほど分かる。
心の底に居る、本来の自分がしたこと。
『私が悪いからこうなった。だから、次の恋が来たら改めればいい。
同じ繰り返しにならないように、いい女すればそれでいい』
誰にも言わず、相手を責めず、心の中のもう一人の自分に言い聞かせて、次の恋にいける準備をした。
私の恋はどの恋でも、問題が発生して悩んだり、
修羅場になった人もいたりして、辛く悲しい『別れ』という結果だったものでも、
彼と会えて良かったと思えるように『思い出深い恋』にしてきたんだよね。

親友との恋愛談義は、彼女の気持ちが落ち着くまで続いた。
吐き出さなきゃ、心に住みついて離れなくなる。
けじめつけなくちゃ次にも進めないし、進んでも同じ事を繰り返す。
だから恋が終わる時は、無言で去っちゃいけない。うやむやにしちゃいけないの。
相手の為にも、自分の為にも、お互いに思う自分の気持ちを話さなきゃ。
話したら、「え?そんなことじゃなかったのに」って、勘違いや気づきもあって、
もしかしたら、次のクリスマスイルミネーションも、一緒に見れるかもしれないよ。
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