確か前回は災害で中止になってそのままだったような。
今回「んん?」と思っていたのが、朝日新聞社の記者の方が講師になっていたこと。
朝日のことをどう言われるおつもりか?
お題は「日本のミサイル防衛が抱える諸問題」でした。
防大でも学ばれたそうです。社内では右より(そらそうやな)だそうですが、やはり中和されて記事がでるころには、ああいう結果になるそうです。
経が岬に取材に行かれたとのことですが、米軍反対の集会には700人集まったそうです。
もちろん、現地の人はごくごく一部で、ほとんどが他の地域からの参加だそうです。
沖縄と一緒ですね。
以前地元で見たすごーく左よりな展示の中にも経が岬の米軍反対デモの展示があったなあ。
質疑も活発でした。
二人目の講師は同志社大学の教授で、イスラエル・パレスチナ紛争と国際人道法というお題でした。
今までじっくり知ろうとしなかったイスラエル建国、パレスチナとの関係など、ちゃんと聞けて良かったです。
とっても勉強になりました。
三人目は福知山駐屯地から小野田一等陸佐。
「常住死身武道に自由を得」
なんとも難しいお題です。
まさに哲学的なお話でした。そしてとっても感動しました。
自衛隊での経験を通して、私的に感じたことをまとめられたのですが、すべての日本人に聞いていただきたいお話でした。
限界がきたときにどうするか?諦めるか、諦めないか。それを決めるのは自分であること。
生きるためにすべきこと、水陸機動団の訓練で水中での脱出訓練をするそうですが、数人はやはり溺れるそうです。息をすることを捨て、ただ手順通りに脱出手続きを冷静にこなすことで生きる選択をする。究極です。
レンジャー訓練などの過酷な訓練で倒れて動けなくなった隊員(航空救難団という特殊部隊の訓練中の隊員だったそうです)に、
「立てるか?」と聞くと「立てません」と。
「なぜ立てないんだ」「誰かに押さえつけられているのか」「地面に縛り付けられているのか」などの問いかけをし、そこに物理的抑制があるのではなく、自身が立てないと決めていることに気づいたというお話。一切唯心造。
いっさいの苦しみは自分の心が作り出したものであると。
限界を超える方法はただ「任務遂行」
「無功徳」「山川草木悉有仏性」
この方、何者?!
ただただすごい人でした。
心理学の先生がご質問をされ、「今後どのように活躍されるか、目標は?」
ときかれたら、
「ただ7普連が強くなるようにがんばるだけです」と。
かっこいい!
もっともっと多く人に聞いてほしいですね。
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