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交換技術…伝送技術と多対多通信を支える基盤技術 2

2013-03-27 17:16:51 | 日記


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(4)伝送路の開放

通話が終了すると、次の通話ができるように伝送路を空きの状態にしておかなければなりません。

そのためには、通話の終了を検出して通話路を切断し復旧する機能が必要になります。

前者を終話検出機能、後者を通話路切断機能と呼んでいます。


(a) 終話検出機能

通話中も交換機は加入者線を監視しており、通話が終了すると終話信号を検出します。

終話信号は受話器を端末機器にかけることにより、加入者線に電流がなくなることで検出されます。


(b) 通話路切断機能

通話の終了を検出した交換機は通話路を切断し、復旧します。

交換機が必要とするこれらの基本機能と交換動作との関連は図4のようになります。

また、図4の交換動作に必要な機能を見ると、本質的に同じまたは密接な関係にある機能が繰り返されて交換動作が行われていることがわかります。

これらの機能をまとめると次のように3つに大別できます。

・ 端末機器や他交換機との信号の送受を行う機能

・ 交換動作に必要な情報を識別して動作指示する機能

・ 通話路を形成する機能


図4 交換動作と基本機能

図5に交換機の機能ブロック図を示します。


図5 交換機の機能ブロック

2.2 付加機能


(1)ネットワーク制御機能

(a) 迂回制御機能

通信システムの信頼性を確保するために、伝送路が切断されても通信の確保ができるよう、大規模なネットワークでは発信交換機と着信交換機の間には複数のルートが設定されています。

図6に示すように、①ルートと②ルートの2つのルートがあると、それらのルート選択方法を決める機能が必要になります。

例えば、①ルートのトラヒックが多い場合は、②ルートを選択する必要があります。

このように①ルートから②ルートに迂回する機能を迂回制御機能といいます。

通信ネットワークにおいて、幾つかのルートの中からどのルートを選択していくかは、回線の使用効率や信頼性の向上に深く係わる重要な問題です。


図6 迂回制御機能

(b) 輻輳制御機能

社会的事件、災害、電話リクエストなどで非常に多くの呼が集中発生した場合や、中継用の伝送路が切断された場合などに交換機が処理できる限界を大幅に超えるトラヒックが発生し、輻輳が生じることがあります。

また、1つの交換機が輻輳すると、対向している周辺の交換機にも影響を与えることがあります。

これは輻輳している交換機向けの呼の待ち合わせ時間が長くなり呼の渋滞が起こり、周辺の交換機自体も輻輳に陥るためです。

次々と周辺の交換機に波及すると輻輳が雪だるま的に大きくなり、ネットワーク全体を麻痺させる危険が生じる場合もあります。

このような輻輳状態を回避するために予測を上回るトラヒックが発生すると、これを制御し、ネットワーク全体への影響を抑えるようにします。

これを輻輳制御といい、表1に示すように主に3つの機能があります。

表1 輻輳制御

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