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根絶やし…酒は滅亡するやもしれぬ。条約…Freemasonとは如何なる集団の子孫か知らぬ輩が不知火の餌食...

2012-09-13 23:20:31 | 日記








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根絶やし(ねだやし)

意義素・用例 類語・縁語

草木などを根絶やし
絶滅(に瀕した希少種) ・ 根こぎ ・ 絶やす ・ 根こそぎにする ・ (~を)取り尽す

害虫・害悪などを根絶やし
撲滅 ・ 根絶 ・ 皆殺し ・ 全滅させる ・ ほろぼす ・ やっつける ・ 一掃する ・ (菌を)死滅させる ・ 滅菌する ・ 殺菌(消毒)

悪党・集団などを根絶やし (オニ)退治 ・ (暴力団の)息の根をとめる ・ (組織を)壊滅させる ・ 解散に追い込む ・ 殲滅(せんめつ)する ・ 抹殺する ・ (密売グループを)一網打尽にする
・ (町の)大掃除(をする) ・ (ゲリラ)掃討(作戦)



根絶やしの同義語 - 類語辞典(シソーラス)
http://www.google.co.jp/gwt/x?oe=Shift_JIS&sky=eeui&inlang=ja&q=%E6%A0%B9%E7%B5%B6%E3%82%84%E3%81%97&hl=ja&ei=nOhRUOjIFMK2kgXTVw&ved=0CAoQFjAB&source=m&rd=1&u=http://thesaurus.weblio.jp/content/%25E6%25A0%25B9%25E7%25B5%25B6%25E3%2582%2584%25E3%2581%2597

Rmy Martin…コニャック (Cognac) は、フランスのコニャック周辺で産出されるブランデーであり、原料...

2012-09-13 22:52:16 | 日記




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コニャック - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF



コニャック

この項目では、ブランデーについて記述しています。フランスのコミューンについては「コニャック (コミューン)」をご覧ください。


コニャック (Cognac) は、フランスのコニャック周辺で産出されるブランデーであり、原料葡萄には主にユニブランが用いられる。伝統的な銅製のポットスチルを用いた単式蒸留を2回行って得られたアルコール度数70%程度の精留分を、フランス国内産のオークの樽で2年以上熟成し、水で度数40%に希釈して製品とする。色付けに少量のカラメルを添加することもある。品質が良いことで知られ、同国のアルマニャックとともに高級ブランデーとされる。


コニャック蒸留用のポットスチル


樽による熟成の度合いによって、

V.O.

V.S.O.

V.S.O.P


等級に分類される。但し等級は公的なものではないため、製造者によって差異がある。また、V.S.O.Pを超える等級に関しては、呼称自体統一されておらず、V.V.S.O.P.、X.O.、EXTRA、NAPOLEONなど、各メーカーが様々な呼称を付けている。かつて日本では、高級ブランデー=「ナポレオン」という認識が一般的だったが、上記のように公的な格付けではないので、「ナポレオン」もピンからキリまであり、大手メーカーのV.Oクラスよりも安価な「ナポレオン」も珍しくない。


主な銘柄


レミー・マルタン Rmy Martin

カミュ Camus

ヘネシー Hennessy

マーテル Martell


など

関連項目


アルマニャック

アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ


外部リンク


国立コニャック生産協会(BNIC)

レミー マルタン コニャック 58°<フィーヌ・シャンパーニュ> ドーバー洋酒貿易内記事(名酒紀行)


この項目「コニャック」は、酒に関連した書きかけの項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています(Portal:食/プロジェクト:酒)。


表・話・編・歴
アルコール飲料

アルコール
エタノール - 人体に対する影響 - 酔い - 二日酔い - アルコール依存症 - 醸造 - 密造酒


醸造酒
ビール - ラガー - 生ビール - スタウト - 第三のビール - その他の醸造酒 - 発泡酒 - ワイン - 純米酒 - 米酒 - シードル - 蜂蜜酒 - ペリー - マッコリ - 黄酒 - 紹興酒


蒸留酒
アクアビット - アルヒ - ホワイトリカー - ウイスキー - バーボン・ウイスキー -ライ・ウイスキー -アイリッシュ・ウイスキー - ウェルシュ・ウイスキー - カナディアン・ウイスキー - ジャパニーズ・ウイスキー - スコッチ・ウイスキー - テネシー・ウイスキー - コーン・ウイスキー - アメリカン・ウイスキー - ウォッカ - スピリタス - カシャッサ - キルシュヴァッサー - コルン - 焼酎 - 泡盛 - ジン - 白酒 - 茅台酒 - ブランデー - コニャック - アルマニャック - カルバドス - グラッパ - シンガニ - ピスコ - メスカル - テキーラ - ラキヤ - ラク - ラム酒 - ワラギ - 中性スピリッツ


リキュール
香草・薬草系 - 果実系 - ナッツ・種子系 - その他のリキュール


カクテル
ウォッカベース - ジンベース - ラムベース - ウイスキーベース - ブランデーベース - テキーラベース - ビールベース - リキュールベース - ワインベース - ノンアルコール - カクテルの一覧 - 50音順のカクテル一覧


その他
混成酒 - 果実酒 - 甘味果実酒 - 梅酒 - みりん - 本直し - 料理酒 - どぶろく - 養命酒 - 保命酒 - 陶陶酒 - 馬乳酒 - 猿酒 - 日本酒 - 合成清酒 - 灰持酒 - 練酒


関連法規
未成年者飲酒禁止法 - 酒税法 - 飲酒運転(危険運転致死傷罪)


関連項目
水 - 大麦 - ライ麦 - 麦芽 - コメ - サトウキビ - ブドウ - 酵母 - 醗酵 - 蒸留 - 樽 - 濾過




A(E)rena Lancasta Oda Medici VintevecomVallantine Brown Yokohama Zaoh Toyama Rminmartin

ブランデー(ブランディ、 Brandy )は、果実酒からつくった蒸留酒の総称。語源は焼いたワイン(ヴァ...

2012-09-13 22:49:58 | 日記
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ブランデー - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC



ブランデー


ブランデー(ブランディ、 Brandy )は、果実酒からつくった蒸留酒の総称。語源は焼いたワイン(ヴァン・ブリュレ)から。

主に白ブドウのワインを蒸留して樽に入れ、熟成して製造する。単にブランデーと言った場合は通常ブドウが原料のワインを蒸留して作られたものを指すが、リンゴから作ったアップル・ブランデーやサクランボから作ったチェリー・ブランデーも存在する。アルコール度数は40度弱から50度程度である。


語源

フランス語でヴァン・ブリュレvin brl(「焼いたワイン」の意)と呼ばれていたものが、オランダを経由してイギリスに持ち込まれる際、オランダ語に直訳してブランデヴェインbrandewijnと呼ばれた。これが英語「brandywine(ブランディワイン)」に変わり、いつしかwineが取れ「brandy(ブランディ)」となって広まったものである。

なお現代のフランスでは、ブランデーをeau-de-vie(オー・ド・ヴィー)と呼ぶ。これは英語whiskyなどと同じく、「命の水」の意味である。


歴史

7、8世紀ころより、スペインでワインを蒸留していたと言われる。15世紀には、フランスのアルマニャック地方やコニャック地方で生産が始まり、この地方のブランデーは現代では世界的に知られている。1713年にはルイ14世がフランスのブランデーを保護する法律を作った。それ以後、ヨーロッパ各国の宮廷に取り入れられ、「王侯の酒」の地位を得ていった。

ワイン王国でもあるフランスがブランデーの生産国として有名であるが、ワインの生産国はいずれもブランデーを生産している。なお、フランスでは「コニャック」、「アルマニャック」という名称の使用は1909年以降は法律で厳しく制限されている(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)。それ以外のブランデーは、たとえフランス産であってもコニャックやアルマニャックとは名乗れないため、フレンチブランデーとしか名乗ることはできない。[1]

主なブランドとしてはカミュ、レミーマルタン、ヘネシー、マーテル、オタールなどが有名である。日本国内で製造している主要企業としては、サントリーやニッカウヰスキー[2]などがある。


飲み方

飲み方として最も知られているのは、ストレートである。ブランデーグラス[3]に、室温のブランデーを少量入れて、香りとともに味わう。適度に温度が上がると香りが立つので、グラスの底を手のひらで包み込むようにして揺らし、手の体温で温めながら飲むのが一般的な飲み方である[4]。

また、最初にごく少量のブランデーを注いでグラスの内側を薄く濡らすようにしてからマッチの火でアルコールを飛ばし、そこにあらためて少量のブランデーを注いで飲む方法があるが、これはあくまで目を楽しませる演出の一種と考えてよい。

オン・ザ・ロックなど、冷やして飲むのは香りを立たなくしてしまうため推奨されない。特に、上質のブランデーに氷を入れる行為は味の分からない人と取られることがある。水割りは、アメリカでは一般的に行われるが(特に、酒に弱い女性などが水割りで飲む傾向があり、ウイスキーの水割りより、上品な飲み物とされる)、フランスを始めとするヨーロッパやロシアなどでは基本的に水で薄めて飲むと言う事が無いため奇異に映る。また、ソーダ割りで飲まれることもあるが、これはあくまで安物に限っての行為である(欧米、特にヨーロッパでは、ブランデーに限らず、上質の蒸留酒はストレートで、安物の蒸留酒はソーダ割り、もしくはカクテルに使うのが一般的である)。英国ではソーダ割りでブランデーを楽しむことも、王侯貴族の、後には知識人のステイタスだった。

なお、ブランデーはステーキなど肉料理のフランベにも使われるほか、洋菓子材料として香り付けに用いられることもある。


熟成年数を表す符号

ブランデーでは、ブレンドした原酒中で最も古いものの熟成年数を表す符号が一般に用いられている。ただし、これは製造国や製造元、コニャック・アルマニャック等の特定名称によって異なる。


1つ星

3つ星

コニャック・アルマニャックの場合は、蒸留後最低でも3年を経た原酒を使用したものだけが表示可能。

VO

very old (とても古いブランデー)

VSO

very superior old (とても優れた古いブランデー)

VSOP

very superior old pale (とても優れた古い澄んだブランデー)

コニャック・アルマニャックの場合は、蒸留後最低でも5年を経た原酒を使用したものだけが表示可能。

それ以上のグレードになると、通常は下記の称号が与えられており、等級別に価格がさらに上がっていく。


ナポレオンクラス - XOクラス - エクストラクラス

コニャック・アルマニャックの場合、蒸留後最低でも7年を経た原酒を使用したもののみ表示可能。


コニャックやアルマニャックの場合、これらの称号は原酒が一定時間熟成されていなければ名乗ることは出来ないよう全国コニャック事務局 (BNIC) や全国アルマニャック事務局 (BNIA) において厳しく規制されているが、それ以外のブランデーについてはラベル表示に関して何ら規制はないため、同じナポレオンと名乗っていてもメーカーによっては価格に10倍以上の開きがあり、品質も雲泥の差がある。たいてい無名のブランドのナポレオン等は2000円前後で箱無しや粗末な瓶に入って売られている場合が多いが、これらの多くは上記の規制のないフレンチブランデーであり、必ずしも長期熟成を経たものではないので注意が必要である。総じて高級品ほど瓶や箱が贅沢にできており、味もスムーズである。プレミアムコニャックの場合5万円以上し数十年熟成されたものもある。


種類

葡萄を主原料とするもの


コニャック

アルマニャック

ピスコ

マール(ワイン用ブドウの搾りかすが原料、フランス産)

グラッパ(原料は上に同じ、イタリア産。樽熟成をしないのが多い)

オルーホスペイン産。樽熟をするものもある。


 フィーヌAOC基準を満たさなかったワインを蒸留して造ったブランデーをフィーヌという。

葡萄以外を主原料とするもの


カルヴァドス(リンゴが原料)

キルシュヴァッサー(サクランボが原料 製菓用の風味付けにも良く使われる)

スリボビッツ(プラムが原料)

フランボワーズ(木イチゴが原料)

オープストラー(リンゴと西洋ナシが原料)


脚注


^ ロシアでは「コニャック (КОНЯК)」がブランデー全てを指す単語であるが、フランスはロシアに「ブランデー (БРАНДИ)」を用いるよう求めている。

^ ニッカウヰスキー製の販売は、親会社のアサヒビールが行っている。

^ チューリップ型のグラス。グラスの下の部分を手のひらに載せるようにして持つ様に作られている。これは、手のひらの温度でブランデーを温め、香りを立たせるためである。また、口がすぼまっているのは香りを中に閉じ込め、拡散するのを防ぐためである。足の付いた物が一般的だが、足のないものもある

^ 但し、この飲み方はブランデーの品質が低く香りが弱かった時代の名残で現在のブランデーは手で温める必要はなくなっている


関連項目




蒸留酒


表・話・編・歴
アルコール飲料

アルコール
エタノール - 人体に対する影響 - 酔い - 二日酔い - アルコール依存症 - 醸造 - 密造酒


醸造酒
ビール - ラガー - 生ビール - スタウト - 第三のビール - その他の醸造酒 - 発泡酒 - ワイン - 純米酒 - 米酒 - シードル - 蜂蜜酒 - ペリー - マッコリ - 黄酒 - 紹興酒


蒸留酒
アクアビット - アルヒ - ホワイトリカー - ウイスキー - バーボン・ウイスキー -ライ・ウイスキー -アイリッシュ・ウイスキー - ウェルシュ・ウイスキー - カナディアン・ウイスキー - ジャパニーズ・ウイスキー - スコッチ・ウイスキー - テネシー・ウイスキー - コーン・ウイスキー - アメリカン・ウイスキー - ウォッカ - スピリタス - カシャッサ - キルシュヴァッサー - コルン - 焼酎 - 泡盛 - ジン - 白酒 - 茅台酒 - ブランデー - コニャック - アルマニャック - カルバドス - グラッパ - シンガニ - ピスコ - メスカル - テキーラ - ラキヤ - ラク - ラム酒 - ワラギ - 中性スピリッツ


リキュール
香草・薬草系 - 果実系 - ナッツ・種子系 - その他のリキュール


カクテル
ウォッカベース - ジンベース - ラムベース - ウイスキーベース - ブランデーベース - テキーラベース - ビールベース - リキュールベース - ワインベース - ノンアルコール - カクテルの一覧 - 50音順のカクテル一覧


その他
混成酒 - 果実酒 - 甘味果実酒 - 梅酒 - みりん - 本直し - 料理酒 - どぶろく - 養命酒 - 保命酒 - 陶陶酒 - 馬乳酒 - 猿酒 - 日本酒 - 合成清酒 - 灰持酒 - 練酒


関連法規
未成年者飲酒禁止法 - 酒税法 - 飲酒運転(危険運転致死傷罪)


関連項目
水 - 大麦 - ライ麦 - 麦芽 - コメ - サトウキビ - ブドウ - 酵母 - 醗酵 - 蒸留 - 樽 - 濾過

《宮廷画家ゴヤは見た "Goya's Ghost"》 (2006年,アメリカ/スペイン)

2012-09-13 13:54:49 | 日記





ζ

新しい創傷治療:宮廷画家ゴヤは見た
http://www.google.co.jp/gwt/x?wsc=tb&source=m&u=http://www.wound-treatment.jp/next/eiga/896.htm&sky=eeui&ei=22NRUL7bGo_jkAXOqYDYDQ&ct=pg1&whp=30



《宮廷画家ゴヤは見た "Goya's Ghost"》 (2006年,アメリカ/スペイン)★★★★★

 私はゴヤ・フリークである。絵画の素養はほとんどなく,絵画の知識についてもお寒い限りなのだが,なぜかゴヤの絵は昔から好きだった。そして,堀田善衛の『ゴヤ』4部作(朝日文芸文庫)は何度繰り返して読んだかわからない(今でも時々引っ張り出しては読んでいる)。ゴヤの画集も何冊か持っていた。それくらい,ゴヤが好きだった。

 そんな私にとって,この映画は夢のような作品である。映画の中のあらゆるシーンがゴヤの絵画や銅版画に重なるように撮影されていて,『1808年5月2日』,『1808年5月3日』,『気まぐれ』のあの一枚,『戦争の惨禍』のあの一枚,大聖堂の天井画の一部分という具合に,元となったゴヤの作品と完全に重ねあわされていたからだ。この監督,なんてゴヤのことを知り尽くしているんだろうと感動してしまった。



 原題は《ゴヤの亡霊 "Goya's Ghost"》であり,邦題の《宮廷画家ゴヤは見た》を問題視する評論も多いが,私はこの邦題はすばらしいと思う。ゴヤの銅版画集《戦争の惨禍》には「私はそれを見た」というタイトルの作品があり,それを明らかに意識したタイトルになっているからだ(私の考え過ぎでなければ)。

 ゴヤは徹頭徹尾,観察者であり記録者だった。王侯貴族を,庶民を,物乞いを,闘牛士を,兵士を,ゲリラを,聖職者を,異端者を,死刑囚を,死刑執行人を,老人を,赤ん坊を,英明な友人を,愚鈍な王を,迷信に操られる人々を,皆が信じる魔女を,若くて恐れを知らない頃の自分を,突然聴覚を失ってしまった自分を,そして,歩くことすらおぼつかなくない老人になってしまった自分を・・・見て,描いた。それどころか,病気で瀕死の状態にある自分の姿まで病室に鏡を持ち込ませて必死に自分の姿を眼に焼き付け,病から回復した後にその姿をキャンバスに描いた。
 つまり,ゴヤにとって「見ること,そして描くこと」は生きることと同義だった。それがこの邦題の意味なのである。むしろ,原題より優れていると思えるくらいだ。

 なお,この論評を書く上で無為庵乃書窓というサイトに掲載されているゴヤの作品を参考にさせていただいた。非常に素晴らしいサイトである。

 舞台は18世紀末から19世紀初頭のスペインはマドリード。40台半ばのゴヤはようやく宮廷画家の地位を得,王のカルロス4世,王妃マリア・ルイーサの寵愛を受け,飛ぶ鳥を落とす勢いだった。そして1792年,異端審問官の修道士ロレンゾに依頼され,
彼の肖像画を描いている最中だった。

 当時,ヨーロッパの先進地フランスではボルテール(1694年生まれ)やルソー(1712年生まれ)の啓蒙思想が次第に社会に広まっていて,それを受けてスペインでも次第に自由な思想が広まり,逆に教会の権威は下降線をたどっていた。そういう風潮に対しロレンゾは,異端審問を強化して教会の権威を取り戻すべきだと進言する。

 そして,裕福な商人ビルバトゥアの美しい娘イネスが異端審問にかけられる。食堂で豚肉を食べなかったのは異端のユダヤ教の信者のだからだろうと疑いがかけられたのだ。もちろんそれは言いがかり,冤罪だが,激しい拷問を受けたイネスは自分がユダヤ教徒だと自白してしまう。「キリストを信じるものはどんなに苦痛を与えられても,それを乗り越える力をキリストが与えてくれるはずだ。苦痛を与えられて自白するのはキリストを信じていないからだ」と異端審問官は言う。

 ビルバトゥアは友人であるゴヤを訪ねる。彼がかつてイネスをモデルにした絵を描き,現在ロレンゾの肖像画を書いているからだ。そしてロレンゾを自宅の晩餐に招待し,無実の娘を返して欲しいと訴えるが,ロレンゾはそれはできないと言う。それに対し,ビルバトゥアはロレンゾを監禁して捏造文書に強引にサインさせる。ビルバトゥアはその文書を国王に見せ,娘を釈放して欲しいと迫るが,しかしその時,国王カルロス4世に「フランスで暴動が起こり,ルイ16世がギロチンで首を落とされた」という知らせが入る。そしてスペインは混乱し,ロレンゾは混乱に乗じてスペインを脱出する。

 15年後,ナポレオン軍がマドリードを制圧する。スペインを逃れたロレンゾはナポレオン軍に入って出世し,ナポレオンの兄ジョセフがスペイン王となったことから,ロレンゾはマドリードの支配者として舞い戻る。そして,ゴヤとロレンゾは旧交を温めるが,既にその時,ゴヤは聴覚を失っていた。異端審問官たちは捕らえられて監獄送りとなる。

 異端審問所の獄中に15年間つながれていたイネスは釈放されるが,既に両親兄弟は死んでいて天涯孤独の身となっていた。そんなイネスの唯一の心のよりどころは異端審問所の獄中で出産し,その直後引き離された子供の存在だったが,実はその子はロレンゾとの間にできた子供だった。

 頼る者がないイネスはゴヤを頼り,子供を捜して欲しいと懇願する。マドリードの街を奔走するゴヤはついに若き頃のイネスに酷似した少女を見つけるが,彼女は娼婦だった。

 ゴヤはイネスと娘を引き合わせようとする。だがちょうどその時,ロレンゾの耳に「イギリス軍がポルトガル経由でスペインに侵入した。スペインの民衆はイギリス兵を熱狂的に歓迎している」という知らせが入る。行過ぎた市民革命を是正しようとする保守勢力とイギリスの利害が結びついたのだ。そして今度はフランス軍はスペインから逃げ出す番だ。ロレンゾは家族を伴ってフランスに逃れようとするが,その途中で彼は捕らえられてしまう。

 そしてスペインでは王政が復活しフェルディナンド4世が王位につく。そして反革命の嵐が吹き荒れる。獄中に幽閉されていたかつての異端審問官が歓呼で迎えられ,異端審問所まで復活してしまう。そして,異端審問所はフランス軍将校のロレンゾを「神を冒涜する教えを広めようとした」罪で,裁判にかける。異端審問官はロレンゾに死刑を宣告するが,神への許しを乞えば命は助けてやろうと申し出る。そして処刑当日,ロレンゾは・・・という映画だ。

 恐らくこの映画は予備知識なしに見るより,画家ゴヤについて,そして当時のスペインの特殊な社会情勢について知ってから見た方がはるかに面白いと思う。その意味では,堀田善衛の『ゴヤ』4部作を読破してから見ることをお薦めする。ゴヤが肖像画を描いたカルロス4世がどういう人物だったのか,その妻のマリア・ルイーサがどういう人物だったのかがわかると,映画の中のゴヤと王夫妻の何気ないやり取りが実にスリリングで面白くなるからだ。

 例えば,カルロス4世がどういう人間だったか,マリア・ルイーサがどんな人物だったかは,ゴヤの肖像画を見れば判る。王は性格はいいが頭が空っぽで中身がなく,一方の王妃は強欲で邪まな人間に描かれている

(ちなみにこの王妃マリア・ルイーサの衣装はベラスケスが幼い王女マリガリータを描いた名画と同じ構図であり,若作りする年増女の救いようのない下品さより強調されている)



 実際,この王は父親のカルロス3世から「どうしてお前はこんなに馬鹿なんだ」と匙を投げられていたほど愚公だったらしい。何しろ,政治や国の運営には全く興味がなく,朝から晩まで狩をするのが王様の仕事と思っていたのだ

(この様子は映画の中でも見事に描かれている・・・というか,こういう背景がわかっていないとあのシーンの意味がわからない)



 このカルロス4世は「夜のおつとめ」にはまるで関心がなく,頭の中は狩猟だけだった。暇をもてあましている女盛りのマリア・ルイーサは若い強壮な男を必要とする。それが一回り若いハンサムな近衛兵,

マヌエル・ゴドイだった。ゴドイに夢中になったマリア・ルイーサは彼を側近として抜擢し,ついに彼は総理大臣にまで出世する。しかしその時になっても,カルロス4世は二人の関係には気がつかず,「妻は貞女の鑑」と触れ回っていたというから天然記念物級のおめでたさである。

 ちなみに,このような愚王と馬鹿妻がトップにいたのにスペインの政治・経済が曲がりなりにも運営されていたのは,このマヌエル・ゴドイの辣腕のおかげとされていて,彼は単なる「王女の慰み者」ではなかったようだ。

 ちなみに,カルロス4世とルイーサの間に生まれた子供は,実はゴドイの子供ではないのかと当時から噂されていたそうだ。これもゴヤの有名な

王家の肖像画をみると一目瞭然。子供たちは誰一人としてカルロス4世には似ていない。

 そして,ジョゼフ・ナポレオンが撤退したあとにスペインの王座についたフェルディナンド4世だが,陰険で腹黒い男だったらしく,これまた

ゴヤの描いた肖像画では,猜疑心を煮詰めてニコゴリにしたような男として描かれている。豪華絢爛たる衣服は精緻に描かれ,しかも10本の手指を描いているが

(両手の指が書かれる意味は映画を見た人ならわかると思う),これは最高度に不愉快な肖像画である。前述のマリア・ルイーサの肖像画でもいえるが,よくもまぁ,ここまで「見たまま」に描き,それを買い取らせたものだと逆に驚いてしまう。このような背景がわかっていると,最後のロレンゾの処刑のシーンでフェルディナンド4世

(ゴヤの絵に酷似しているので,多分そうだと思う)が登場するシーンがさらに意味深くなる。

 そしてこの映画は,そのようなゴヤの製作過程を見事に再現しているようだ。最初「顔なし」として描いていたロレンゾ修道士に顔を描いていく過程も面白いし,馬上のマリア・ルイーサにポーズを取らせる方法も面白い。そして何より,当時の銅版画を作る過程を最初から見られたのも収穫だった。なるほど,こうやって「気まぐれ」「戦争の惨禍」「妄想」「闘牛士」が作られたのか。

 俳優陣では,イネス役のナタリー・ポートマンが凄い。拷問と15年間の獄中生活ですっかり変わり果てているのだが,顔が歪み,肌はぼろぼろで,あごが歪んでいるためうまく言葉でも話せない。まさに正視に耐えない凄惨な姿である。いくら特殊メイクとはいえ,良くぞここまで演じたものだと思う。

 逆に,彼女にイネスと彼女の娘アリシアの一人二役をやらせたのは無理がありすぎだったと思う。もちろん,アリシアがイネスの若い頃に瓜二つだったからゴヤが彼女に気がついたという設定が可能になるわけだが,アリシアはこの時15歳,あるいは14歳であるはずだが,映像で見る限り,どう贔屓目に見ても20歳にしか見えないのだ。ポートマンは1981年生まれだから撮影当時25歳だったが,さすがに15歳を演じるのは無理があったと思う。この傑作映画で唯一の計算違いがこの一人二役だったと思う。

 今回はゴヤの絵画を中心にこの映画を論じてみたが,もちろん,異端審問所を巡るカトリックとプロテスタントの関係という点から見直しても面白いし,18世紀末から19世紀初めの啓蒙思想と狂的宗教思想のせめぎ合いという点からヨーロッパの政治情勢,歴史の変転を見ても非常に興味深いと思う。その意味でも非常に懐が深い映画である。

 なお,ゴヤはベートーヴェンとほぼ同時代人であり,二人とも偶然,病気で聴力を失っている(ゴヤは1892年に耳が聞こえなくなった)。この時,ゴヤは自画像を残しているが,なんと

ベートーヴェンとそっくりであることは堀田善衛の本でも指摘されていた。偶然とはいえ,ほとんど同時代を生きた不世出の大天才同士の不思議な因縁を感じる。

 ちなみに,私の好きなゴヤの作品を紹介しておく。と言っても,多すぎて困ってしまうが・・・。

カサランス神父の最後の聖体拝領・・・神々しいばかりの宗教画。それなのに全く宗教臭くない。

聖ペテロ・・・まさに「岩(Petro)」。これも宗教臭さは微塵もなく,生きた人間としてペテロが描かれている。

チンチョン夫人・・・マヌエル・ゴドイ夫人。マリア・ルイーサが独身のゴドイと無理矢理結婚させたことは有名。要するに人身御供である。ゴヤは彼女が5歳の頃にも肖像画を描いているが,この不幸な結婚を受け入れるしかなかった彼女の美しくも悲痛な表情を見事に書きとめている。おそらくゴヤの肖像画の最高傑作。

ポンセール夫人・・・絵の向こう側から生命力が溢れてくる名画。美しく強い眼差しに強い意思が感じられる。私が一番好きな肖像画。

Francisca Sabasa y Garcia・・・ゴヤの描いた男性はどれもこれも,頭が空っぽだったり,頭の中が邪悪だったり,偽善者っぽかったりするが,女性の肖像画はどれも素晴らしい。これもそういった一枚。

我が子を喰らうサトゥルヌス・・・「黒い絵」で最も恐ろしく凄惨な一枚。頭部は既に食いちぎられ,左腕もいままさに食いちぎられんとしている。胴体を引きちぎらんばかりに食い込んだ両手の指が恐ろしい。原画では股間には屹立したペニスが描かれていたらしいが,その後の修復で塗りつぶされたと言われている。

ミルク売りの少女・・・ゴヤの最後の油絵。80歳を過ぎてまだなお新しい表現に挑戦するゴヤの執念に圧倒される。なお,彼の最後の銅版画は「わしはまだ学ぶぞ」と題されている。努力を忘れず,あらゆることを学ぼうとする天才はには勝てないな,と思う。

理性の眠りが怪物を生む・・・版画集「気まぐれ」の一枚。

何者かの予感・・・版画集「戦争の惨禍」はこの1枚から幕を開ける。

戦争の悲劇・・・大量無差別殺戮戦争はこの時始まった。

奇妙な妄・・・版画集「妄」で最も美しい一枚。細い枯れ枝に安心しきって座る一家。

飛翔・・・これも美しく,そして力強い一枚。ゴヤは語りかけてくる,これが自由と言うものだ,と。

巨人・・・巨人の孤独感がひしひしと伝わってくる見事な一枚。

 ちなみに,堀田善衛の『ゴヤ』4部作ではこの映画は第2巻,第3巻が相当する。興味を持った方は是非読んで欲しい。これぞ歴史に残る名著であり名文である。

(2009/08/26)



宮廷画家ゴヤは見た [DVD]
ミロス・フォア...


ゴヤ〈1〉スペイン・光と影
堀田 善衛


ゴヤ〈2〉マドリード・砂漠と緑
堀田 善衛


ゴヤ〈3〉―巨人の影に
堀田 善衛


ゴヤ〈4〉運命・黒い絵
堀田 善衛

麒麟(きりん、普通話でチーリン:qln)とは中国神話の伝説上の動物。鳥類の長である鳳凰と並んで、獣...

2012-09-13 09:22:41 | 日記


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麒麟 - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%92%E9%BA%9F


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麒麟

この項目では、中国の伝説上の動物である麒麟(きりん)について記述しています。これ以外の意味で用いられる麒麟(きりん、キリン)については「きりん」をご覧ください。



頤和園にある麒麟像



麒麟(きりん、普通話でチーリン:qln)とは中国神話の伝説上の動物。鳥類の長である鳳凰と並んで、獣類の長とされる。 日本と韓国ではこの想像上の動物に似た偶蹄目キリン科の動物の名前になっている。

概要

形は鹿に似て大きく背丈は5mあり、顔は龍に似て、牛の尾と馬の蹄をもち、雄は頭に角をもつとも言われる。背毛は五色に彩られ、毛は黄色い。頭に角があり、本来は1本角であることから、西洋のユニコーンと比較されることもある。ただし2本角で描かれる例もある。

普段の性質は非常に穏やかで優しく、足元の虫や植物を踏むことさえ恐れるほど殺生を嫌う。

神聖な幻の動物と考えられており、1000年を生き、その鳴声は音階に一致し、歩いた跡は正確な円になり、曲がる時は直角に曲がるという。また、動物を捕らえるための罠にかけることはできない。麒麟を傷つけたり、死骸に出くわしたりするのは、不吉なこととされる。

また、『礼記』によれば、王が仁のある政治を行うときに現れる神聖な生き物(=瑞獣)であるとされ、鳳凰、亀、龍と共に「四霊」と総称されている。このことから、幼少から秀でた才を示す子どものことを、「麒麟児」「天上の石麒麟」などと称する。

孔子によって纏められたとされる古代中国の歴史書『春秋』では、誤って麒麟が捕えられ、恐れおののいた人々によって捨てられてしまうという、いわゆる「獲麟」の記事をもって記述が打ち切られている。

鳳凰と同じく名称に雌雄の区別がありオスの麒麟を「麒(き)」、メスを「麟(りん)」とするが、この雌雄を逆にしている資料もある。また、上記「獲麟」のように「麟」一字で雌雄の別なく麒麟を表すことも多い。

麒麟にはいくつか種類があると言われ、青い物を聳弧(ショウコ)、赤い物を炎駒(えんく)、白い物を索冥(さくめい)、黒い物を角端(かくたん)、黄色い物を麒麟と言う。

麒麟とキリン



鄭和艦隊が持ち帰ったキリン



明の鄭和による南海遠征の際、分遣隊が到達したアフリカ東岸諸国から実在の動物のキリンが永楽帝に献上された。現地のソマリ語で「首の長い草食動物」を意味する「ゲリ」[要検証 ノート]が、伝説上の動物「麒麟」の音に似ていたことから、“実在の麒麟”として珍重され、これがキリンの和名の起源となった。また韓国でもキリンのことを「(麒麟)」という。しかし伝説発祥の中国で現在は「長頸鹿(鹿)」と呼ばれている。

また、麒麟のように足の速い馬のこともキリンというが、この場合、漢字で書くときは偏(へん)を鹿から馬に変えて『騏〓』と書く。

関連項目
ウィキメディア・コモンズには、麒麟に関連するメディアがあります。


伝説の生物一覧

春秋

獲麟

麒麟児

麒麟麦酒(キリンビール)のマークは、この麒麟の姿を描いたものである。

麒麟獅子舞 - 鳥取県などに伝わる麒麟の獅子頭を使った獅子舞。


さまざまな麒麟








佛教之王堂念佛宗(念仏宗)無量寿寺(兵庫県加東市 )










佛教之王堂念佛宗(念仏宗)無量寿寺(兵庫県加東市 )





表・話・編・歴
東アジアの伝説の生物

四神(五獣)
青竜 | 朱雀 |(黄麟)| 白虎 | 玄武


四竜(五竜)
青竜 | 赤竜 |(黄竜)| 白竜 | 黒竜


四霊
麒麟 | 鳳凰 | 霊亀 | 竜


四凶
渾沌 | 窮奇 | 饕餮 | 檮



表・話・編・歴
竜生九子

『升庵外集』の説
1. 囚牛 - 2. 睚眦 - 3. 嘲風 - 4. 蒲牢 - 5. 猊 - 6. 贔屓 - 7. - 8. 負屓 - 9. 吻


『懐麓堂集』の説
1. 贔屓 - 2. 吻 - 3. 蒲牢 - 4. - 5. 饕餮 - 6. 蚣蝮 - 7. 睚眦 - 8. 猊 - 9. 椒図


その他の説
首 - 麒麟 - 望天吼 - 貔貅