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愛知県歴史教育者協議会

愛知県歴史教育者協議会の研究集会、フィールドワーク等の予告と活動報告

学習例会

2025-01-28 12:32:09 | 日記
3月15日(土)13時30分から16時30分
南山女子部にて学習例会を行います。
報告者:竹内佐和子さん(千種高校)
内容:歴史総合に関して

また、総会は
4月5日(土)総会10時~12時(12時30分)
      記念講演13時30分~16時30分
南山女子部にて
記念講演の講師は久保田貢氏(愛知県立大)
の予定です。

ゼミナール2024報告追加

2024-12-23 14:37:38 | 日記
午後のみの学習会にもかかわらず、紙の報告資料もたくさんあり書き忘れてしまいましたので補足します。
宮城報告はタイトル「元兵士・近藤一から学んだこと -高校生が戦場体験証言を映像化する活動を通じて、「戦場体験をどう受け継ぐか」の追求」で、
さらに『さようなら!福沢諭吉』の抜き刷り冊子、安川寿之輔さんの「差別と戦争責任意識を踏まえた貴重な近藤一の戦争体験証言」が配られました。
また、加藤さんから「こうして終わった地理学習」の報告、
現在の名古屋の最大のセーフティーネット公教育機関ともいうべき「市立中央高校」のご紹介、
さらに、紙上のみの参加、
竹内さん「歴史総合『フランス革命』市民社会の成立へ」
井上さん「ニュージーランド体験報告」
をいただきました。
さらに詳細なこの会の報告は
愛知県歴教協のニュースに掲載予定です。
ぜひ、未会員の方は、ご入会ご検討よろしくお願いします。

ゼミナール2024報告

2024-12-23 13:43:16 | 日記
去る12月21日(土)南山高等学校・中学校・女子部にて
愛知歴教協ゼミナール2024
が開催されました。
ながねん愛知県歴史教育者協議会がつづけてきた
合宿研究会を発展的に解消して
できるだけおおくの方からミニレポートを弾丸列車的に展開しようというこの企画
2008年ごろから開催し、中断していたものを昨年から復活させました。
今回は、21名の参加
前半第1部は、この間発刊された書籍の執筆者による紹介と全国大会レポートの報告、として
1.伊藤さん『感染症で学ぶ日本と世界の歴史』清水書店
2.根本さん『80テーマで学ぶ世界と日本の近現代史』大月書店
3.大見さん「中学生の歴史認識についての一考察Ⅱ ―中世民衆の戦いの評価をめぐってー」
4.山田さん「地理のグループワーク~タブレットを操る子どもたち」
5.宮城さん「私学シンポジウム特別報告」
後半第2部はミニ実践報告として
6.県立高校若手Oさん「ジグソー法をつかったイスラーム導入」
7.市立高校若手Kさん「第1次大戦後の日中親善」
8.市立高校Hさん「世界史と英語、数学‥‥教科横断で生徒を動かす」
9.三重県歴教協委員長新田さん「『キューバ危機と核兵器の管理』単元からあらためて核を問う」
と、どの報告も20分では議論し尽くせない興味尽きない報告でした。また、その後恒例の望年会は街道一の居酒屋『千寿庵』にて12名の参加、おいちいお魚の肴とおちゃけで、さらに大盛り上がりとなりました。なにより今回は20代の若者5名の参加が大成果といえましょう。これを次につなげたいと思います。よろしくお願いします。はんざわ記

『あいち歴史教育』第27号 原稿募集

2024-11-12 10:43:33 | 日記
〇 体 裁 :B5 判、横組み、100 頁程度
〇発行予定:2025 年 4 月
〇原稿締切 : 2024 年 12 月末日
〇原稿内容 : 実践記録、論文、研究報告、研究ノートのほか、児童・生徒の詩・作文・感想文など作品、フィールド・ワーク報告、書評、随筆や随想、その他。
*全国大会でレポートされた方や『歴史地理教育』に原稿を書かれた方は、記録の意味でも、積極的に原稿をお寄せください。
〇原稿様式:横書き。1 行目にタイトル、2 行目に名前。末尾に名前の読みがな(所属)
*ワープロソフトの設定(ベタうちデータも可)
字数=1 行 40 字(10.5P)、1 頁 36 行(17.05P)
文字=原則として、MS 明朝 10.5 ポイント、タイトル 18 ポイント
余白=前後左右とも 20mm、ヘッダー15mm、フッダー17.5mm
*手書き原稿でも結構ですが、Word 原稿でお願いします(一太郎原稿は不可)。
電子メール添付での入稿を歓迎します。
*字体の多用も避けてください。変更等すべて編集部にご一任いただきます。
*お一人 10 頁(1 頁 1,300 字程度)程度を目安に。枚数が超過した場合、本旨をそこなわない範囲で削除、編集させていただくことがあります。
*画像、写真は 1 ページ 1 枚のみ、別ファイルにして、印字した紙原稿とともにお送りください。
*むずかしい地名、人名、専門用語、歴史用語等にはルビをおふりください。
*プライバシー保護の観点から以下の点にご注意願います。
①子どもの実名は出さないでください。
②写真については、被写体の了解を必ず得てください。
☆パソコンで原稿を書かれる方は、事前に半沢まで一度メールをください。  書式設定をした「ひな形」を送りますので、 それにあわせて送り返していただくとたいへん助かります。よろしくお願いします。
〇原稿送付先: 半沢 里史 宛て  E-mail mipolin@rhythm.ocn.ne.jp または arekkyo@gmail.com

第75回歴教協全国大会 参加記 その4

2024-11-12 10:32:41 | 日記
第 75 回 東京大会に参加(K)
会場入り口にはドラマのポスター(写真?パネル?)が。ああそうかモデルになったのはここだった。
例年になく暑い(と毎年言っている)今夏、でも名古屋の方が暑い。だからって別に偉いわけではないが、つい言いたくる。でも分科会場も全大会場も冷房はしっかり効いてい、隅っこに席を確保した私は寒かった。冷気が直撃だった。
さて、例年通り中学校公民分野の分科会に参加した。うれしかったのは、「死刑問題」をとり上げたレポートに出会えたことだった。かつて自分でも細やかな報告をしたが、まあ内容が拙かったこともあっただろうが、正直止めといた方がよかったかな?と感じることもあった。それでもしつこく 3 回もやったけど。日弁連も死刑廃止に向けて動きはじめたこともあり、この問題が授業実践でも社会でも、もっと議論されるといいのにと思う。刑事司法のあまりの不均衡を指摘された発言もあった。
先進国で死刑を存置しているのはアメリカ(それでも廃止の州は 23,執行停止は 3―2022・アムネスティインターナショナル日本)と日本ぐらい。すでに死刑が執行されてしまったが、冤罪の可能性が言われる飯塚事件、再審の結果が待たれる袴田事件、他にも多くの冤罪があった(ある)なか、今一度死刑を存置することでどんな社会がつくられるのか、考えたい。
大学生にガザへの攻撃を授業した実践も報告された。残念ながら、「パレスチナ」問題についてあまり知らない学生もいる。中学校でも高校でももっときちんと教えたい(今日の世界を理解するには必須)テーマだろう。


2024 歴教協東京大会報告(S)
2024 年 8 月 3 日(土)、4 日(日)、東京の明治大学和泉校舎で行われた歴教協全国大会に参加しました。以下、大会の感想を述べます。
3 日の午前中は全体会。山田委員長の基調提案の中でとくに印象に残っていることを 2つ。「地域の中の戦後史の掘り起こしが重要」「混迷の時だからこそ憲法の平和的生存権を軸にした活動が必要。来年は戦後 80 年。歴史を伝え歴史をつくりましょう」。
記念講演は「日韓のモヤモヤから出会った新たな世界」というテーマで一橋大学加藤ゼミの皆さんが登場。印象に残った話をいくつかあげます。「私たちが感じる『モヤモヤ』とは何か。政治や歴史について話しにくい冷笑的な雰囲気。歴史の事実を知って感じる自分は何ができるのかという自問」「国際交流をしていけばいつかわかりあえると思っていたがそれは違う。交流万能論への違和感」「歴史の授業は歴史を学ぶことによって歴史の主体としての自分を考えることができる授業がのぞましい」など。恐れ入りました。と同時に、若い人たちと一緒に考え活動したいと思いました。
午後は分科会。日本前近代分科会に参加しました。実践報告のレベルが高すぎて、ついていくのがやっとでした。若い先生方の報告が多く、ほとんどが千葉県歴教協にからんでいる先生方でした。どう若い先生方を歴教協の活動へ参加してもらったらいいのか、やはり授業実践の交流が一番だと確信しました。
地域に学ぶ集いは一橋大学の学生ゼミの皆さんの話がもう少し聞きたかったので、そちらに参加しました。モヤモヤに向き合っていくための歴史教育について。「人権が基礎」「ありのままの在日韓国朝鮮人の姿を」「歴史的事実を知ることは本当に大切」「モヤモヤはモヤモヤとして、その問題意識をていねいに取り上げる」など。ある女子の学生さんはほかの学生さんから、「どうしてあなたはそんなに意識が高いの?」と聞かれたら、「18 年も生きてきて、あなたはどうしてそんなに意識が低いの」と切り返したとのこと。恐れ入りました。事実を知れば人は変わる。その事実を教えたり伝えたりしていないということは、その人が変わる可能性を奪うことになる。「あなたの授業はそんな授業でいいのですか」と指摘されているように感じました。大会に参加して良かったと思いました。
翌日は午前中のみ日本前近代分科会に参加して、午後早退しました。
最後に久しぶりの東京の印象を。とにかく人が多く、電車が長く、おまけに電車の行き先がバラバラなのでどの電車に乗っていいかわからず(東急)、皆さん歩くのが早く、名古屋の癖がついてエスカレーターで立ち止まっていたら次々に抜かされ、とくに渋谷の駅は案内板から目が離せ
ず、案内板ばかり見ていたら人にぶつかり…という感じでした。しかし暑いにも関わらず、下町の公園では(私は蒲田に宿泊しました)ミンミンゼミが鳴いており、そして商店街ではふと懐かしさを覚える雰囲気があったり、地域の皆さんの団結力のようなものも感じました。
大会参加の皆さん、とくにレポーターの皆さん、世話人の皆さん、お疲れさまでした。
そして大会実行委員と要員の皆さん、暑い中本当にお疲れさまでした。参加して良かったと心から思える大会をありがとうございました。
最後に県大の久保田さんの副委員長就任。その重責大変だと思いますが、これからも愛知の顔として、憲法を軸とした民主的教育の理論的支柱として、ご活躍を期待します。