Apu の All That I Am

公開備忘録のような投稿です。もしご興味をお持ち頂けましたら、PC版でご覧下さいますと嬉しいです!

乗鞍・大黒岳からの眺望 ~ お気に入りの一枚 ~



   

 以前に家族で乗鞍に出かけたときに撮った写真です。太平洋沿いに台風が通過していった翌朝に登りました。大変素晴らしい雲海も見ることが出来て家族で感動しました。マイカー規制があって、鈴蘭でバス待ちをしていた時に娘とUFO?を見たのも良い思い出です。その後、野生の熊が観光客を襲ったことがあり、うちの家族はもう行きたくないと言っています(涙)まぁ、そう言いつつもまた連れて行くつもりですが!この時の写真をスライドショーにしました。やっぱり雲海が素晴らしかったです。是非 「 乗鞍と大黒岳からの眺望 」 のリンクから見て行ってください。

もし記事にご興味がございましたら、カテゴリー毎にご覧くださると読み易いかと思います。
ページ最下部は「あぷ日記 Photo アルバム」です。過去投稿した写真のスライドショーです。
ちなみにニックネームの「あぷ」ですが、かれこれ十数年前のこと、言葉を覚えたての下の娘が「パパちゃん」と言えずに「あぷちゃん」と喋っていたのが由来です。しかし、こんな腰砕けなニックネームいつまで使うのだろうかと、そろそろ疑問と限界を感じております…(^^;)

慈しみ 蛇の章 08

2016年01月05日 | スッタニパータ
143
究極の理想に通じた人が、
この平安の境地に達してなすべきことは、
次のとおりである。

能力あり、直く、正しく、ことばやさしく、
柔和で、思い上がることのない者であらねばならぬ。

144
足ることを知り、
わずかの食物で暮し、雑務少く、生活もまた簡素であり、
諸々の感官が静まり、聡明で、高ぶることなく、
諸々の(ひとの)家で貪ることがない。

145
他の識者の非難を受けるような
下劣な行いを、決してしてはならない。
一切の生きとし生けるものは、
幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。

146
いかなる生物生類であっても、
怯えているものでも強剛なものでも、悉く、長いものでも、
大きいものでも、中ぐらいのものでも、短いものでも、
微細なものでも、粗大なものでも、

147
目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、
近くに住むものでもすでに生まれたものでも、
これから生まれようと欲するものでも、
一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。

148
何びとも他人を欺いてはならない。
たといどこにあっても他人を軽んじてはならない。
悩まそうとして怒りの想いをいだいて
互いに他人に苦痛を与えることを望んではならない。

149
あたかも、
母が已が独り子を命を賭けて護るように、
そのように一切の生きとし生れるものどもに対しても、
無量の(慈しみの)意を起すべし。

150
また全世界に対して
無量の慈しみの意を起こすべし。
上に、下に、また横に、
障害なく怨みなく敵意なき(慈しみを行うべし)。

151
立ちつつも、歩みつつも、
坐しつつも、臥つつも、眠らないでいる限りは、
この(慈しみの)心づかいをしっかりとたもて。
この世では、この状態を崇高な境地と呼ぶ。

152
諸々の邪まな見解にとらわけず、
戒を保ち、見るはたらきを具えて、
諸々の欲望に関する貪りを除いた人は、
決して再び母胎に宿ることがないであろう。






ブッダのことば―スッタニパータ(岩波文庫)
中村元
岩波書店





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船(法経) 小なる章 08

2015年08月17日 | スッタニパータ
316
ひとがもしも他人から習って理解を知るならば、
あたかも神々が インドラ神 《 帝釈天 》 を敬うがごとくになすべきである。
学識の深いその師は、尊敬されれば、
その人に対して心からよろこんで、真理を顕示する。

317
思慮ある人は、
そのことを理解し傾聴して、理法にしたがった教えを順次に実践し、
このような人に親しんで怠ることがないならば、
識者・弁え(わきまえ)知る者・聡明なる者となる。

318
未だことがらを理解せず、
嫉妬心のある、くだらぬ人・愚者に親しみつかえるならば、
ここで 真理 《 理法 》 を弁え知ることなく、
疑いを超えないで、死に至る。

319
あたかも人が水かさが多く流れの疾い河に入ったならば、
かれは流れにはこばれ、流れに沿って過ぎ去るようなものである。
かれはどうして他人を渡すことができるであろうか。

320
それと同じく、
真理 《 理法 》 を弁え知らず、
学識の深い人にことがらの意義を聞かないならば、
みずから知らず、
疑いを超えていない人が、
どうして他人の心を動かすことができるであろうか。

321
堅牢な船に乗って、橈(かい)と舵(かじ)とを具えているならば、
操縦法を知った巧みな経験者は、
他の多くの人々をそれに乗せて渡すように、

322
それと同じく、
ヴェーダ 《 真理の知識 》 に通じ、
自己を修養し、多く学び、動揺しない師は、
実にみずから知っているので、
傾聴し侍坐しようという気持をお越した他の人々の心を動かす。

323
それ故に、
実に聡明にして学識の深い立派な人に親しめ。
ものごとを知って実践しつつ、
真理を理解した人は、安楽を得るであろう。






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ことばで警告されたとき 八つの詩句の章 16

2015年01月31日 | スッタニパータ
973
他人からことばで警告されたときには、心を落ちつけて感謝せよ。
ともに修行する人々に対する荒んだ心を断て。
善いことばを発せよ。
その時にふさわしくないことばを発してはならない。
人々をそしることを思ってはならぬ。





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こよなき幸せ 小なる章 04

2014年12月03日 | スッタニパータ

 わたしが聞いたところによると、あるとき尊き師(ブッダ)はサーヴァッティー市のジェータ林 ~孤独な人々に食を給する長者~ の園におられた。そのとき一人の容色麗しい神が、夜半を過ぎたころジェータ林を隈なく照らして、師のもとに近づいた。そうして師に礼して傍らに立った。そうしてその神は、師に詩を以て呼びかけた。

258
多くの神々と人間とは、
幸福を望み、幸せを思っています。
最上の幸福を説いて下さい。

259
諸々の愚者に親しまないで、
諸々の賢者に親しみ、
尊敬すべき人々を尊敬すること、 … これがこよなき幸せである。

260
適当な場所に住み、
あらかじめ功徳を積んでいて、
みずからは正しい誓願を起こしていること、 … これがこよなき幸せである。

261
深い学識あり、技術を身につけ、
身をつつしむことをよく学び、
ことばがみごとであること、 … これがこよなき幸せである。

262
父母につかえること、
妻子を愛し護ること、
仕事に秩序あり混乱せぬこと、 … これがこよなき幸せである。

263
施与と、理法にかなった行いと、
親族を愛し護ることと、
非難を受けない行為、 … これがこよなき幸せである。

264
悪をやめ、悪を離れ、
飲酒をつつしみ、
徳行をゆるがせにしないこと、 … これがこよなき幸せである。

265
尊敬と謙遜と満足と感謝と
適当な時に教えを聞くこと、 … これがこよなき幸せである。

266
耐え忍ぶこと、
ことばのやさしいこと、
諸々の道の人に会うこと、
適当な時に理法について聞くこと、 … これがこよなき幸せである。

267
修養と、清らかな行いと、
聖なる真理を見ること、
安らぎ(ニルヴァーナ)を体得すること、 … これがこよなき幸せである。

268
世俗のことがらに触れても、
その人の心が動揺せず、
憂いなく、汚れを離れ、安穏であること、 … これがこよなき幸せである。

269
これらのことを行うならば、
いかなることに関しても敗れることがない。
あらゆることについて幸福に達する。 … これがこよなき幸せである。


 

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)
中村元
岩波書店

 


 

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 中村元先生の「ブッダの言葉」を聴いています。中身はスッタニパータについてのお話です。原始仏教の経典ならではで、まるでお釈迦様の生の声を身近に感じているようです。中村先生の話し方も心地良く、つい繰り返し聴いてしまいます。先生は「こよなき幸せ」を「ブッダの幸福論」と言っています。人生も折り返し地点を過ぎると、いろいろ考えされられますね。お釈迦様って凄いです。ありがたい教えです。



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